タイトルコード |
1000100108498 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
宮廷御神楽芸能史 |
書名ヨミ |
キュウテイ ミカグラ ゲイノウシ |
叢書名 |
新典社研究叢書
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叢書番号 |
245 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中本 真人/著
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著者名ヨミ |
ナカモト マサト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新典社
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出版年月 |
2013.10 |
本体価格 |
¥12200 |
ISBN |
978-4-7879-4245-6 |
ISBN |
4-7879-4245-6 |
数量 |
422p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
768.22
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件名 |
神楽-歴史
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内容紹介 |
賀茂臨時祭の還立の御神楽に先行する儀礼や、成立以後の御神楽の展開とそれに奉仕した人長・楽人を考察。八幡信仰と御神楽の関係や中世の縁起・説話・楽書などにみられる御神楽や楽人についても検討する。 |
著者紹介 |
1981年奈良県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻後期博士課程単位取得退学。博士(文学)(慶應義塾大学)。日本学術振興会特別研究員・恵泉女学園大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序論 |
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宮廷の御神楽の世界 宮廷の御神楽の研究 本書の構成 |
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第一部 宮廷の御神楽の先行儀礼 |
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第一章 平安前期の公祭における神祇官・雅楽寮と衞府 |
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はじめに 一、東遊・御神楽と衞府 二、鎮魂祭・春日祭の奏楽 三、園韓神祭・平野祭の奏楽 おわりに |
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第二章 競馬負方献物と神楽 |
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はじめに 一、競馬負方献物の成立と展開 二、仁和元年十月二十三日の競馬負方献物 三、悠紀国・主基国の献物と辰・巳日節会 四、九世紀における多氏の活動 おわりに |
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第二部 宮廷の御神楽と人長・楽人 |
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第一章 臨時祭の御神楽 |
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はじめに 一、賀茂臨時祭と石清水臨時祭における御神楽の位置 二、賀茂臨時祭の展開 三、石清水臨時祭の展開 四、摂関の神社参詣における東遊・御神楽 五、神社行幸における東遊・御神楽 おわりに |
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第二章 内侍所御神楽成立の前後 |
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はじめに 一、尾張氏について 二、尾張兼時の諸活動 三、賀茂臨時祭の還立の御神楽の次第 四、内侍所御神楽の成立 おわりに |
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第三章 宮廷の御神楽の人長作法と召人 |
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はじめに 一、内侍所御神楽の人長作法 二、石清水臨時祭の社頭の御神楽の人長作法 三、賀茂臨時祭の還立の御神楽の人長作法 四、鍋島家本『神楽歌』の「才仕うまつるべき男」 おわりに |
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第四章 御神楽の伝習 |
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はじめに 一、清暑堂御神楽の伝習 二、地下楽人による芸道の伝授 三、清暑堂御神楽習礼 おわりに |
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第三部 八幡信仰と御神楽 |
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第一章 石清水八幡宮寺の御神楽と楽人 |
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第一節 石清水八幡宮寺の御神楽と惣官 はじめに 一、鍋島家本『神楽歌』の人長の身分 二、「男古山乃惣検校」の性格 三、御神楽における惣官の位置と機能 おわりに 第二節 石清水八幡宮寺の初卯の御神楽 はじめに 一、初卯の御神楽の成立時期 二、初卯の御神楽の次第 三、初卯の御神楽の楽人と惣官 四、初卯の御神楽の料所経営 おわりに 第三節 摂関期の石清水行幸と御神楽 はじめに 一、天元二年三月二十七日の石清水行幸 二、道長・頼通時代の石清水行幸 三、石清水行幸における御神楽の開始 四、石清水行幸の御神楽の内容 おわりに |
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第二章 鶴岡人幡宮寺の御神楽と楽人 |
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第一節 鶴岡八幡宮寺遷宮と神楽歌「宮人」 はじめに 一、建久二年の鶴岡八幡宮寺遷宮 二、石清水八幡宮寺の遷宮 三、石清水八幡宮寺の「宮人」の位置 四、弘安四年の鶴岡八幡宮寺遷宮 おわりに 第二節 鶴岡八幡宮寺の初卯の御神楽 はじめに 一、鶴岡八幡宮寺の祭祀 二、初卯の御神楽の伝授 三、石清水八幡宮寺の初卯の御神楽との関係 四、鶴岡八幡宮寺の初卯の御神楽の展開 おわりに 第三節 鶴岡八幡宮寺の御神楽の展開 はじめに 一、北条泰時の祗候人派遣 二、北条泰時の芸能に対する姿勢 三、在京楽人の関東移住 四、鶴岡八幡宮寺の御神楽の展開 おわりに |
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第四部 宮廷の御神楽と楽人の説話及び伝承 |
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第一章 堀河天皇の御神楽親授譚 |
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はじめに 一、『続古事談』の御神楽親授譚 二、堀河天皇と多資忠 三、多資忠・節方殺害とその影響 四、御神楽の秘曲の伝授 五、「弓立」・「宮人」の相伝 おわりに |
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第二章 今様示現譚と石清水御幸 |
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はじめに 一、『梁塵秘抄口伝集』巻十の今様示現譚 二、石清水行幸の宝前の儀 三、白河院・鳥羽院の石清水御幸 四、石清水御幸の声技 おわりに |
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第三章 延慶本『平家物語』「内侍所温明殿入セ給事」をめぐって |
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はじめに 一、元暦二年の三ケ夜の臨時の御神楽 二、長久元年の三ケ夜の内侍所御神楽 三、内侍所御神楽の恒例化 四、三ケ夜の内侍所御神楽の奉仕者 おわりに |
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第四章 『教訓抄』における多好方の記事をめぐって |
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一、『教訓抄』にみられる多好方 二、多氏の家系 三、多好方の生涯 四、多好方と狛近真 |
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第五章 『八幡愚童訓』における御神楽 |
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はじめに 一、『八幡愚童訓』における御神楽の言説 二、初卯の御神楽の構成 三、初卯の御神楽の奉仕者 おわりに |