タイトルコード |
1000100181797 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
朝鮮半島の倭系遺物からみた日朝関係 |
書名ヨミ |
チョウセン ハントウ ノ ワケイ イブツ カラ ミタ ニッチョウ カンケイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
井上 主税/著
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著者名ヨミ |
イノウエ チカラ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
学生社
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出版年月 |
2014.5 |
本体価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-311-30502-3 |
ISBN |
4-311-30502-3 |
数量 |
339p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
221.03
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件名 |
遺跡・遺物-朝鮮
日本-対外関係-朝鮮-歴史
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内容紹介 |
韓国考古学における初期鉄器時代から三国時代前半まで、日本考古学における弥生時代前期末から古墳時代中期前半までの、朝鮮半島南部から出土した日本列島系の遺物を通して、約600年間にわたる日朝関係の実像を追究する。 |
著者紹介 |
1972年大阪府生まれ。大韓民国慶北大学校大学院考古人類学科博士課程修了。文学博士。専攻は韓国考古学。奈良県立橿原考古学研究所主任研究員。 |
目次タイトル |
序章 本研究の目的と課題 |
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1 倭系遺物に関する研究史 2 研究方法と研究対象 3 本書の構成 |
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第Ⅰ部 朝鮮半島南部出土の弥生時代の遺物 |
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第一章 北部九州との交渉の開始 |
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1 はじめに-従前の研究のまとめと問題の所在- 2 前三世紀〜前一世紀までの朝鮮半島南部出土の弥生系土器 3 北部九州の弥生土器編年および無文土器との併行関係 4 朝鮮半島南部出土の弥生系土器の諸特徴 5 朝鮮半島南部出土の弥生系土器からみた日朝関係 |
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第二章 辰・弁韓と「奴国」の交渉 |
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1 はじめに-従前の研究のまとめと辰韓・弁韓の位置- 2 前一世紀後半から後三世紀前半までの朝鮮半島南部出土の倭系青銅器 3 朝鮮半島南部における倭系青銅器の展開過程 4 朝鮮半島南部出土の倭系青銅器の諸特徴 5 朝鮮半島南部出土の倭系青銅器の流入背景 |
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第三章 勒島遺跡衰退の歴史的背景 |
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1 はじめに 2 遺跡の盛期と衰退 3 問題点の抽出-遺跡の終焉に関する議論- 4 外来系遺物の出土状況と鉄素材の流通 5 金海勢力の台頭とその性格 6 勒島遺跡の盛行から衰退まで-交易形態の変遷- |
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第四章 まとめ |
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第Ⅱ部 朝鮮半島南部出土の古墳時代の遺物 |
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第一章 狗邪国(狗邪韓国)から金官加耶の成立 |
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1 はじめに 2 狗邪国(狗邪韓国)の成立と展開過程 3 まとめにかえて-良洞里集団と大成洞集団- |
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第二章 金海および釜山地域古墳出土の倭系遺物 |
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1 はじめに 2 従前の研究のまとめと問題の所在 3 日本列島および朝鮮半島南部における筒形銅器と巴形銅器の出土様相 4 筒形銅器と巴形銅器の製作地 5 四世紀から五世紀初頭における畿内政権と金官加耶の政治的動向 |
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第三章 朝鮮半島南部出土の土師器系土器 |
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1 はじめに-従前の研究のまとめと問題点- 2 対象資料の検討 3 総合考察 4 研究意義 5 おわりに |
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第四章 倭系遺物からみた金官加耶勢力の動向 |
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1 はじめに-問題の所在- 2 各古墳群出土の倭系遺物の検討 3 その他の遺物からみた各古墳群の動向 4 各古墳群の動向 5 おわりに |
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第五章 まとめ |
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第Ⅲ部 朝鮮半島南部における倭系遺物を副葬する古墳被葬者像 |
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第一章 加耶古墳の被葬者像 |
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1 はじめに-問題の所在- 2 倭系遺物を副葬する古墳の検討 3 まとめ |
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第二章 新羅古墳の被葬者像 |
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1 はじめに-問題の所在- 2 対象古墳の分布および倭系遺物の時期について 3 各地域における倭系遺物の副葬状況について-新羅の中央と地方- 4 各遺物の様相について 5 倭系遺物を副葬する被葬者の階層について 6 おわりに |
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第三章 まとめ |
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1 加耶諸国 2 新羅 |
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終章 前三世紀から後五世紀までの倭系遺物からみた日朝関係 |
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1 北部九州との交渉-地域集団間の相互交渉の開始と政治的社会(「国」)間の交渉- 2 辰・弁韓と「奴国」の交渉-政治的社会(「国」)間の交渉と連盟体間の交渉- 3 金官加耶と畿内政権の交渉-北部九州を窓口とする政権間の交渉- 4 まとめ |