タイトルコード |
1000100227167 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
曽我物語の史的研究 |
書名ヨミ |
ソガ モノガタリ ノ シテキ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
坂井 孝一/著
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著者名ヨミ |
サカイ コウイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2014.12 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-642-02921-6 |
ISBN |
4-642-02921-6 |
数量 |
7,342,10p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.42
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件名 |
日本-歴史-鎌倉時代
曽我物語
吾妻鏡
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内容紹介 |
鎌倉初期の幕府を震撼させた曽我兄弟の敵討ち事件を描く「曽我物語」。日本人を魅了し、戦後GHQによりタブー視された軍記物語を歴史学の視点から再評価。文学的意図・虚構の意義を解明し、人物像、事件の史実に迫る。 |
著者紹介 |
1958年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。創価大学文学部教授。著書に「曽我物語の史実と虚構」「曽我物語」「源実朝」など。 |
目次タイトル |
序章 研究史 |
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はじめに 一 『曽我物語』諸本 二 文学・民俗学の立場からの研究 三 歴史学の立場からの研究 おわりに |
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第一部 『曽我物語』と曽我事件 |
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第一章 真名本『曽我物語』の構想と特徴 |
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はじめに 一 頼朝の物語と伊東の物語 二 年代記的な非年代記 三 貧しく不遇な若者の物語 四 狩庭の物語 五 敵討ちの物語 おわりに |
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第二章 『吾妻鏡』における曽我事件の記事 |
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はじめに 一 『吾妻鏡』建久四年五月二十八日条の位置付けと構成 二 記事の性格と編纂方法 おわりに |
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第三章 『吾妻鏡』の曽我関係記事の原史料 |
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はじめに 一 <曽我の雨>から見る原史料 二 「将軍」という表現から見る原史料 三 「山神」と「曽我記」 おわりに |
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第四章 建久四年の狩りの前提 |
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はじめに 一 建久三年の頼朝政権 二 御家人たちの反応 三 建久四年前半の情勢 おわりに |
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第五章 『吾妻鏡』の曽我事件の描き方 |
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はじめに 一 『吾妻鏡』の曽我事件関係記事 二 記事の異同から見た『吾妻鏡』の曽我事件の描き方 おわりに |
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第六章 源頼朝政権における曽我事件 |
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はじめに 一 《北条時政黒幕説》と《クーデター説》 二 曽我事件前後の記事の意味 三 曽我事件の歴史像 おわりに |
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第二部 『曽我物語』の人物論 |
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第一章 所領相論から見る『曽我物語』人物論 |
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はじめに 一 「真名本」に見る所領相論 二 古代末期の伊東の歴史像 おわりに |
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第二章 婚姻政策から見る伊東祐親 |
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はじめに 一 伊東祐親の婚姻ネットワーク 二 曽我兄弟の母の婚姻 おわりに |
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補論 生年推定 |
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はじめに 一 曽我兄弟とその実父母河津三郎・曽我の母 二 工藤祐経とその父伊東祐継 三 伊東祐親とその長女 おわりに |
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第三章 流人時代の源頼朝 |
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はじめに 一 平安末期の伊東氏 二 伊東における流人頼朝 おわりに |
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第四章 御家人としての工藤祐経 |
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はじめに 一 特異な御家人 二 幕府内の位置付け おわりに |
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第五章 曽我兄弟の継父曽我祐信 |
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はじめに 一 『吾妻鏡』と「真名本」に見える記事の概観 二 『吾妻鏡』治承四年の曽我祐信 三 「真名本」の曽我祐信 おわりに |
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第六章 曽我兄弟の置かれた歴史的環境 |
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はじめに 一 「真名本」が描く筥王の筥根入山 二 中世の寺入り 三 文治元年の歴史的環境 四 筥王の置かれた歴史的環境 おわりに |
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第三部 『曽我物語』の中世的展開 |
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第一章 軍記物語の比較文化論的考察 |
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はじめに 一 考察の素材 二 戦闘場面の叙述の比較 三 叙述の伝統と文化的背景 おわりに |
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第二章 能「曽我物」の成立 |
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はじめに 一 能「曽我物」概観 二 「真名本」が描く筥王元服 三 最初期の「曽我物」の能『元服曽我』 おわりに |