タイトルコード |
1000100598206 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
舟橋聖一の大東亜文学共栄圏 |
書名ヨミ |
フナバシ セイイチ ノ ダイトウア ブンガク キョウエイケン |
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「抵抗の文学」を問い直す |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
石川 肇/著
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著者名ヨミ |
イシカワ ハジメ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2018.3 |
本体価格 |
¥4900 |
ISBN |
978-4-7710-2971-2 |
ISBN |
4-7710-2971-2 |
数量 |
9,178,4p 図版5枚 |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.268
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件名 |
悉皆屋康吉
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個人件名 |
舟橋 聖一 |
注記 |
文献:p113〜117 舟橋聖一作品発表年表:p120〜165 『悉皆屋康吉』書誌目録:p166〜167 舟橋聖一年譜:p168〜176 |
内容紹介 |
昭和の花形作家・舟橋聖一は、なぜ終戦3ケ月前に「抵抗の文学」と評される「悉皆屋康吉」を刊行できたのか。遺族から得た貴重な新資料を分析し、舟橋の評伝と作品論を組み合わせつつ、その謎に迫る。舟橋の遺書も収録。 |
著者紹介 |
1970年生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻単位取得退学。博士(学術)。国際日本文化研究センター助教。第11回Gallopエッセー大賞受賞。 |
目次タイトル |
序章 なぜ「抵抗の文学」が戦時下に刊行できたのか |
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1 本書の主題と意義 2 『悉皆屋康吉』の位置と評価 3 戦前・戦中期における舟橋聖一の人と作品 4 本書の構成 |
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第一章 舟橋聖一の境涯と「芸術至上主義」の源 |
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1 舟橋聖一の出発 2 関東大震災と秋田雨雀 3 遺書「心を鬼にして」と舟橋の自伝的作品 4 足尾銅山鉱毒事件と外祖父 5 舟橋における美の基準 6 外祖母ひろ子の影響 |
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第二章 心座時代 |
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1 新劇史における心座の位置 2 心座の結成 3 心座の分裂と舟橋の退団 4 蝙蝠座の位置 5 近代劇運動としての新劇 |
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第三章 「外地」体験 |
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1 大連星ケ浦を描いた作品 2 境界地域の情報を描いた作品 3 「満鮮」行きの謎 4 二泊三日の大連航路 5 旅の表象 |
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第四章 行動主義から国策文学へ |
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1 文学史における行動主義 2 戦時下に連続する行動主義 3 文芸春秋『Japan To‐day』 4 ありのままの日本人像の発信 5 国策文学『男』 |
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第五章 『悉皆屋康吉』 |
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1 焼け残った『悉皆屋康吉』 2 作品の梗概と時代相の変遷 3 表現の特徴 4 『悉皆屋康吉』が実現したもの |
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第六章 「抵抗の文学」を問い直す |
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1 舟橋聖一の芸術至上主義 2 舟橋の民族優強思想 3 戦時下「抵抗の文学」の意味 4 同時代文学史の再検討 |
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補論 舟橋聖一と「大東亜文学共栄圏」 |
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1 中国語訳された日本文学 2 『現代日本小説選集』第一集(昭和十八年八月) 3 『現代日本小説選集』第二集(昭和十九年四月) 4 『現代日本小説選集』の担う役割と意味 |
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資料編 |
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1 舟橋聖一作品発表年表 2 『悉皆屋康吉』書誌目録 3 舟橋聖一年譜 |