タイトルコード |
1000100260200 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
アフリカの内戦と武装勢力 |
書名ヨミ |
アフリカ ノ ナイセン ト ブソウ セイリョク |
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シエラレオネにみる人脈ネットワークの生成と変容 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
岡野 英之/著
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著者名ヨミ |
オカノ ヒデユキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
昭和堂
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出版年月 |
2015.2 |
本体価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-8122-1429-9 |
ISBN |
4-8122-1429-9 |
数量 |
16,427p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
312.4424
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件名 |
シエラレオネ-政治・行政-歴史
内乱
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注記 |
文献:p385〜403 |
内容紹介 |
シエラレオネ内戦(1991〜2002年)で、住民たちによる自警団はいかに統合と拡大を繰り返し国内最大の武装勢力に育っていったのか。元戦闘員たちの語りをもとに、そのプロセスを描き出す。 |
著者紹介 |
1980年三重県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。日本学術振興会特別研究員PD。途上国の国家・政治・武力紛争をテーマに研究。 |
目次タイトル |
序論 シエラレオネ内戦を学際的に考察する |
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1 問題の所在 2 本研究の位置づけ(1) 3 本研究の位置づけ(2) 4 本研究の主張 |
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第1章 シエラレオネ内戦とカマジョー/CDFの概要 |
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1 シエラレオネおよびメンデ人について 2 定義 3 シエラレオネ内戦の展開 4 カマジョーの特徴 5 CDFの特徴 |
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第2章 仮説の構築と分析枠組みの設定 |
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1 アフリカ国家論,現代アフリカの紛争についての先行研究 2 本研究の仮説 3 3つの着眼点 4 シエラレオネという事例 5 仮説の検証の方法 6 議論の進め方 |
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第3章 調査・研究の手法 |
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1 現地調査の概要 2 聞取調査の方法 3 「語り」に対する2つの位置づけと本研究の記述方法 4 筆者の調査協力者スパロー 5 本研究が依拠する文献・資料 |
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第4章 歴史的背景 |
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1 カマジョー動員の基盤となったチーフダム 2 土着信仰とイスラムの混交 3 内戦への突入直前のシエラレオネの状況 |
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第5章 内戦勃発とカマジョー形成以前の展開 |
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1 シエラレオネ政府による反乱への対応 2 リベリア人難民の動員 3 国軍による地域住民の動員 |
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第6章 小さなネットワークの誕生 |
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1 狩人民兵形成の背景 2 狩人民兵の形成 3 ボンス地域における加入儀礼の考案 |
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第7章 統合を重ねるPCネットワーク |
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1 狩人民兵のチーフダムを越えた連携 2 加入儀礼の拡大とイニシエーターの拡散 3 カマジョーの増加と,定式化された動員パターン 4 部隊を持ち始めるイニシエーター 5 チーフダムを越えたカマジョーの組織化 |
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第8章 優位なPCネットワークの台頭(ジェンデマ・カマジョー) |
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1 「525事件」の背景とその発生の経緯 2 リベリア国境に集結するカマジョー 3 モンロビアの地下組織とECOMOG 4 ジェンデマでの軍事活動 5 スパローとCDF特別部隊 |
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第9章 入れ替わった優位なPCネットワーク |
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1 ジェンデマ・カマジョーを離れたノーマン 2 ベース・ゼロの活動 3 カマジョー/ECOMOGの蜂起 |
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第10章 政府系勢力CDFというPCネットワークの確立と解体 |
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1 カバー政権の復帰 2 CDFの組織化 3 CDF内の権力闘争 4 後期カバー政権にあった大きな戦闘 5 CDFの解体 |
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第11章 内戦を生きる人々 |
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1 CDF特別部隊から見るPCネットワークの機能 2 3人のライフヒストリー |
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終章 人脈ネットワークとしての武装勢力 |
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1 仮説の検証 2 政治科学でのアフリカ紛争研究に対する貢献 3 文化/社会人類学に対する貢献 4 シエラレオネ内戦研究への貢献 5 本研究の問題点 6 本研究の展望 7 本研究が投げかける倫理上の問題 おわりに |