タイトルコード |
1000100286086 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
EUの規範政治 |
書名ヨミ |
イーユー ノ キハン セイジ |
|
グローバルヨーロッパの理想と現実 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
臼井 陽一郎/編
|
著者名ヨミ |
ウスイ ヨウイチロウ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ナカニシヤ出版
|
出版年月 |
2015.6 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-7795-0926-1 |
ISBN |
4-7795-0926-1 |
数量 |
321p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
319.3
|
件名 |
ヨーロッパ共同体-対外関係
|
内容紹介 |
環境、人権、移民、安全保障。EUの対外的な規範パワーはいかにして形成されるのか。国際規範を構築するEUのメカニズムと対外行動を考察する。ウクライナ危機などを取り上げたコラムも収録。 |
目次タイトル |
序章 規範のための政治、政治のための規範 |
|
1.本書のねらい 2.規範政治 3.EUの規範志向性、その源泉 4.EUの対外行動 5.本書の構成 |
|
第Ⅰ部 規範政治の基礎論 |
|
第1章 コンストラクティヴィズムのヨーロッパ統合研究 |
|
1.ヨーロッパ統合研究におけるコンストラクティヴィズム 2.統合と規範-コンストラクティヴィズムからの知見 3.コンストラクティヴィズムの可能性-歴史研究との協働可能性? |
|
第2章 EUは『規範パワー』か? |
|
1.マナーズの『規範パワー論』 2.NPEの衝撃-受容、浸透、批判 3.「新たな規範的転回」か? |
|
第3章 域外からみた規範パワーとしてのEU |
|
1.規範パワーの再検討 2.研究方法の考察 |
|
第Ⅱ部 規範政治の域内基盤 |
|
第4章 初代EU<大統領>ファンロンパイの合意型リーダーシップとその変容 |
|
1.リスボン条約における“顔”の創設 2.ベルギー時代のファンロンパイ 3.EU時代のファンロンパイ 4.結論-多様性の中の強いリーダーへ? |
|
第5章 ユーロ政党とEUの価値規範 |
|
1.ふたつの政治イベント 2.規範の意義について 3.主流派ユーロ政党 4.ユーロ政党の拡大 5.2014年欧州議会選挙 6.ユーロ政党研究の意義 |
|
第6章 規範政治とEU市民社会 |
|
1.市民社会と規範 2.EUの複合的ガバナンスと市民社会 3.トップダウン-規範政治から市民社会へ 4.ボトムアップ-市民社会から規範政治へ 5.トランスナショナルなベクトル-EU規範政治とグローバル市民社会との共鳴 |
|
第Ⅲ部 対外関係の規範政治 |
|
第7章 EUによる対外的な規範普及のための手段と成功条件 |
|
1.非強制的な手段による規範受容の働きかけ方 2.EUへの新規加盟 3.欧州近隣政策 4.EUの規範普及活動の未来 |
|
第8章 グローバリゼーションを管理せよ |
|
1.EUの通商政策と規範 2.グローバル貿易ガバナンスにおける規範の修正 3.バイラテラルなFTAを通じた規範の拡散 4.規範志向の通商政策の罠 |
|
第9章 EUの通商政策を通じた動物福祉の普及 |
|
1.EUにおける動物福祉の概念の展開 2.多数国間関係における動物福祉の限界 3.二国間・複数国間関係での克服の可能性 4.二国間・複数国間アプローチの限界と問題点 |
|
第10章 石炭を諦めない |
|
1.国際気候変動交渉におけるEU 2.EUの気候変動規範 3.EU気候変動規範への挑戦 4.COP19と石炭気候サミット 5.EU気候変動親範の強さと脆さ |
|
第11章 非EU市民の受け入れ方 |
|
1.共通移民政策の対象としての第三国国民の権利 2.ソフトローによる第三国国民の統合アプローチ 3.義務化される第三国国民の統合政策 4.欧州アジェンダにみる第三国国民の統合の行方 |
|
第12章 コカイン、ヘロインを撲滅せよ |
|
1.脅威としての麻薬密輸 2.EUの麻薬規制政策 3.麻薬規制プロジェクト |
|
第13章 アメリカの譲歩とEUの妥協 |
|
1.国際刑事裁判規範の歴史 2.ICC規範の形成とEU 3.ICC規範をめぐる政治 |
|
第14章 EUの文民的危機管理政策 |
|
1.文民的危機管理とはなにか 2.EU安全保障政策の規範志向性の現在 3.EU文民的危機管理政策構築の政治力学 4.文民的危機管理政策の(非)規範性-まとめにかえて |