タイトルコード |
1000100342630 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近代中国における知識人・メディア・ナショナリズム |
書名ヨミ |
キンダイ チュウゴク ニ オケル チシキジン メディア ナショナリズム |
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鄒韜奮と生活書店をめぐって |
叢書名 |
汲古叢書
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叢書番号 |
130 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
楊 韜/著
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著者名ヨミ |
ヨウ トウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2015.11 |
本体価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-7629-6029-1 |
ISBN |
4-7629-6029-1 |
数量 |
5,330p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
023.067
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件名 |
生活書店
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個人件名 |
鄒 韜奮 |
注記 |
関連略年表:p287〜288 文献:p289〜312 |
内容紹介 |
近代中国における知識人・メディア・ナショナリズムの三者の相互関係について、活字メディアを通して自らの主張を発信した知識人・鄒韜奮と、彼が経営に関わった言論出版機構・生活書店を通して、多角的に実証する。 |
著者紹介 |
1978年中国生まれ。名古屋大学大学院修了、博士(学術)。佛教大学文学部専任講師。専門は中国近現代史、メディア論。 |
目次タイトル |
前書き 「中国の近代性」にかかわるいくつかの問題 |
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1 はじめに 2 中国の近代性について 3 近代中国の知識人について 4 メディアと近代性について 5 ナショナリズムについて |
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第一部 導入篇 |
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序章 生活書店及び鄒韜奮研究 |
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1 はじめに 2 一次資料の概要 3 先行研究の検討 4 本書の視座と全体構成 |
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第一章 近代中国(上海)のジャーナリズム環境 |
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1 はじめに 2 近代上海のメディア地図 3 近代上海メディア空間の形成における外国の影響 4 望平街-上海のFleet Street 5 上海の外国語メディア 6 小括 |
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第二部 人物篇:生活書店の知識人たち |
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第二章 ジャーナリスト鄒韜奮の発展 |
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1 はじめに 2 鄒韜奮の経歴 3 鄒韜奮の欧米体験 4 鄒韜奮とジョン・デューイ 5 看過された鄒韜奮の翻訳活動 6 小括 |
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第三章 戦時中国における鄒韜奮の政治活動 |
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1 はじめに 2 国共両党に対する態度:1936年の声明文から読み解く 3 言論出版自由のための戦い:国民参政会での提案について 4 国民党による破壊と共産党による浸透 5 小括 |
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第四章 生活書店の人々:黄炎培・杜重遠・胡愈之・徐伯昕を中心に |
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1 はじめに 2 生活書店の組織と人員について 3 黄炎培について 4 杜重遠について 5 胡愈之について 6 徐伯昕について 7 小括 |
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第三部 書店篇:近代出版メディアの一つのあり方 |
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第五章 生活書店の募金活動 |
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1 はじめに 2 生活書店の合作社性質 3 生活書店の募金活動の全体像 4 東北義勇軍(馬占山)支援のための募金活動 5 募金活動と生活書店の経営特色との関連性 6 小括 |
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第六章 戦時下の経営管理 |
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1 はじめに 2 戦時下における生活書店の組織 3 戦時下における経営管理:その状況と対応 4 小括 |
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第四部 言説篇:メディアとナショナリズムの交錯 |
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第七章 メディア化された共同体:生活書店出版物の投書欄 |
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1 はじめに 2 生活書店出版物の投書欄 3 投書欄における読者層とコミュニティー性 4 小括 |
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第八章 事例分析:投書欄における「恋愛と貞操」をめぐる論争 |
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1 はじめに 2 近代中国におけるセクシュアリティ言説の歴史と特徴 3 投書欄における「恋愛と貞操」をめぐる論争 4 若干の考察 5 小括 |
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第九章 新生事件から見る日中メディア間の対抗 |
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1 はじめに 2 新生事件の経緯 3 新生事件をめぐる日中両国の報道とその分祈 4 新生事件の発生原因と歴史背景 5 小括 |
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第十章 「国貨」をめぐる言説の浸透性検証 |
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1 はじめに 2 「国貨」研究について 3 「国貨」はどのように語られたか 4 「国貨」広告の表象 5 『生活』における「国貨」言説の浸透性検証 6 小括 |
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終章 生活書店から三聯書店、そして再び生活書店へ |
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1 全体のまとめ 2 生活書店から三聯書店へ 3 生活書店・読書出版社・新知書店の合併前の連携 4 「重慶三聯分店」の設立及び経営状況 5 「香港三聯書店」の設立及びその後 6 そして再び生活書店へ |