タイトルコード |
1000100493350 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
金工品から読む古代朝鮮と倭 |
書名ヨミ |
キンコウヒン カラ ヨム コダイ チョウセン ト ワ |
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新しい地域関係史へ |
叢書名 |
プリミエ・コレクション
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叢書番号 |
79 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
金 宇大/著
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著者名ヨミ |
キン ウタイ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2017.3 |
本体価格 |
¥4900 |
ISBN |
978-4-8140-0081-4 |
ISBN |
4-8140-0081-4 |
数量 |
4,411p 図版16p |
大きさ |
23cm |
分類記号 |
221.035
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件名 |
朝鮮-歴史-三国時代
朝鮮-対外関係-日本-歴史
遺跡・遺物-朝鮮
金工芸
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注記 |
文献:p351〜374 |
内容紹介 |
4〜6世紀の朝鮮諸国と倭の謎に満ちた関係に迫る。両地域の古墳に副葬された金銀の耳飾や大刀の精査を通じて、複雑に交錯する諸国の利害と意図を読み解き、交流の実態を明らかにする。 |
著者紹介 |
京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学博士(文学)。京都大学白眉センター・文学研究科特定助教。 |
目次タイトル |
序章 古代日朝関係史の課題と金工品研究の可能性 |
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第1節 金工品研究の目的 第2節 半島文化流入の要因をめぐる認識 第3節 「日朝関係史」という二元的認識の問題点 第4節 研究の方法と分析対象としての金工品 第5節 具体的な検討対象 第6節 本書の構成 |
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第Ⅰ部 垂飾付耳飾の型式学的検討 |
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第1章 新羅における垂飾付耳飾の系統と変遷 |
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第1節 新羅の垂飾付耳飾をめぐる研究 第2節 耳飾各部の分析 第3節 系統の設定と編年 第4節 新羅における垂飾付耳飾の変遷と製作体制 小結 |
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第2章 昌寧地域出土金工品にみられる特異性の評価 |
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第1節 金工品の製作地に関する議論 第2節 昌寧地域出土金工品の検討 第3節 昌寧における金工品製作の可能性 小結 |
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第3章 大加耶における垂飾付耳飾製作 |
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第1節 大加耶の垂飾付耳飾をめぐる研究 第2節 耳飾各部の分析 第3節 系統の設定と編年 第4節 大加耶における垂飾付耳飾の変遷と技術系譜 小結 |
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第4章 日本列島出土垂飾付耳飾の製作主体 |
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第1節 日本列島出土垂飾付耳飾をめぐる研究 第2節 個別資料の系譜的検討 第3節 長鎖式耳飾の製作主体 第4節 垂飾付耳飾の時期別様相 小結 Column 1 考古学にやさしい国 |
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第Ⅱ部 装飾付大刀の流通と製作技術伝播 |
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第5章 洛東江以東地域における装飾付環頭大刀の変遷 |
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第1節 「新羅」大刀をめぐる研究 第2節 大刀各部の分析 第3節 大刀群の設定 第4節 新羅における装飾付大刀の変遷 第5節 大刀製作体制の変化とその意義 小結 |
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第6章 百済・加耶における装飾付環頭大刀の製作技法と系譜 |
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第1節 百済・加耶の装飾付大刀をめぐる研究 第2節 装飾付環頭大刀の基礎的検討 第3節 百済・大加耶の大刀製作技術 第4節 大加耶圏出土装飾付環頭大刀の系譜 小結 |
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第7章 朝鮮半島出土円頭・圭頭刀の系譜 |
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第1節 円頭・圭頭刀をめぐる研究現況と課題 第2節 円頭・圭頭の定義と用語の設定 第3節 朝鮮半島出土円頭・圭頭刀の基礎的検討 第4節 円頭・圭頭刀の技術系譜とその意義 小結 |
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第8章 日本列島出土初期装飾付環頭大刀の系譜 |
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第1節 既往の研究における初期装飾付環頭大刀の評価 第2節 個別資料の系譜的検討 第3節 初期装飾付環頭大刀の時期別様相 小結 |
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第9章 単龍・単鳳環頭大刀製作の展開 |
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第1節 単龍・単鳳環頭大刀をめぐる研究 第2節 環頭部製作技法と外装の相関性 第3節 半島製品の抽出と列島内製作の開始時期 第4節 単龍・単鳳環頭大刀製作の展開 小結 Column 2 製作方法を推定する |
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終章 金工品からみた地域関係史 |
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第1節 統合編年区分の設定 第2節 古代朝鮮諸国と倭の相互交渉 第3節 今後の論点 おわりに |