タイトルコード |
1000100597605 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世日本の世界像 |
書名ヨミ |
チュウセイ ニホン ノ セカイゾウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
阿部 泰郎/著
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著者名ヨミ |
アベ ヤスロウ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2018.2 |
本体価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-8158-0902-7 |
ISBN |
4-8158-0902-7 |
数量 |
8,573,20p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.4
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件名 |
日本-歴史-中世
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内容紹介 |
絵巻や曼荼羅、物語や儀礼のなかで生動する男女・仏神・異類たち。それらの存在を支えた中世日本の世界像とは。説話や音楽から、性や童子、聖地まで、時代とともに揺れ動く文化の諸相を一望し、中世的世界を多面的にとらえる。 |
著者紹介 |
1953年横浜生まれ。大谷大学大学院文学研究科博士課程満期退学。名古屋大学大学院文学研究科教授。人類文化遺産テクスト学研究センター長。著書に「湯屋の皇后」「聖者の推参」など。 |
目次タイトル |
序章 はじまりのテクスト |
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総説Ⅰ 中世日本の世界像 |
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はじめに 一 行基日本図から聖徳太子絵伝の世界像へ 二 三国伝来の生身仏縁起 三 三国世界観の言説化と図像化 四 曼荼羅縁起と天神縁起の世界像 五 巡礼/回国する聖たち 六 勧進により建立される中世世界 |
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総説Ⅱ 中世的世界の形成 |
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はじめに 一 法勝寺をめぐって 二 宝蔵と知の類聚 三 祝祭と霊地参詣および勧進 |
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第Ⅰ部 芸能の世界像 |
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第一章 中世の音声と音楽 |
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一 神々の声 二 仏法の声 三 今様の声 四 融けあう神と仏の声 五 神/仏を歌う聖 |
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第二章 中世の童子と芸能 |
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一 遊ぶこどもの声 二 天神と童子 三 観音と童子 四 童行者 五 逸脱する童子 |
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第三章 中世の性と異性装 |
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一 神と英雄の異性装 二 結界破りの女 三 芸能における性の越境 四 性を越境する物語 |
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第四章 中世の王権と物語 |
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一 日本紀という運動 二 中世注釈の重層性 三 「日本紀」と「日本国大将軍」 |
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第Ⅱ部 知の世界像 |
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第五章 中世的知の形態 |
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一 何ものかをもたらす“説話” 二 “説話”という枠組 三 物話の“説話”化 四 媒介としての“説話”と中世説話集の成立 五 潜在する枠組 |
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第六章 中世的知の様式 |
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一 対話様式テクスト論 二 宗教テクストの方法としての対話様式 三 語られたテクストと語りを書くテクスト |
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第七章 中世的知の集成 |
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一 次第を読む 二 中世寺院における知的体系の展開 |
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第八章 中世的知の統合 |
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一 承久の乱まで 二 『六道釈』解題 三 承久の乱の後 四 二十五三昧と和歌 三千院円融蔵『六道釈』翻刻 |
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第Ⅲ部 仏神の世界像 |
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第九章 中世の仏神と曼荼羅 |
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一 霊地の図像学 二 神道曼荼羅の構造と象徴体系 |
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第十章 中世の霊地と緑起 |
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一 元興寺の縁起と伝承 二 長谷寺の縁起と霊験記 |
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第十一章 中世の浄土と往生伝 |
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一 浄土願生者の夢と冥界巡り 二 山中他界の夢 三 霊地の宗教空間とその運動 四 霊験所に顕われる像 五 往生を妨げるもの 六 往生する西行というテクスト |
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第十二章 中世の魔界と絵巻 |
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一 釼阿写本と絵巻 二 『七天狗絵』を読む 三 抗争するテクスト 四 『七天狗絵』の亀裂 |
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終章 中世世界像の鏡 |