タイトルコード |
1000100608399 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ギリシア悲劇と「美しい死」 |
書名ヨミ |
ギリシア ヒゲキ ト ウツクシイ シ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
吉武 純夫/著
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著者名ヨミ |
ヨシタケ スミオ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2018.3 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-8158-0906-5 |
ISBN |
4-8158-0906-5 |
数量 |
11,266,104p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
991.2
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件名 |
戯曲(ギリシア)
悲劇
生と死
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注記 |
文献:巻末p11〜22 |
内容紹介 |
「カロスなる死=美しい死」とは何か。ホメロス、プラトン、葬礼演説など遺されたテクストを踏まえつつ、戦死を称える詩人の言葉が悲劇作品においてたどった運命を丹念に読み解き、その実像を明らかにする。 |
著者紹介 |
1959年北海道生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程認定退学。同大学博士(文学)。名古屋大学大学院人文学研究科准教授。 |
目次タイトル |
序章 ギリシア悲劇における「美しい死」という問題 |
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第Ⅰ部 カロスなる死 |
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第1章 よき死の中のカロスなる死 |
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1 カロスと修飾された死の全事例 2 よき死の五つのタイプ 3 タイプ別に見るカロスなる死 4 カロスなる死のメインストリームとしての戦死 |
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第2章 ホメロスにおける戦死評価とカロス |
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1 ホメロスにおけるカロスの意味 2 戦死一般をよしとした二つの箇所 3 『イリアス』第二二巻七一-七三行の分析 4 魅力・卓越の光景? 5 まとめ |
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第3章 <カロス・タナトス>の誕生 |
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1 カロスとされているもの 2 カロスなるイメージの中に示唆されているもの 3 歴史的事情 4 まとめ |
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第4章 前五世紀の戦死評価 |
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1 カロスと修飾された死 2 戦いながらの死 3 カロス・タナトスという概念によらない戦死評価 4 アテナイ葬礼演説における戦死者と戦死の評価 5 まとめ |
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第5章 もう一つのカロスなる死 |
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1 問題なき生の終わり 2 問題ない死 3 二つのカロスなる死 4 まとめ |
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第Ⅱ部 悲劇におけるカロスなる死 |
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第6章 それを行いながら死ぬことは… |
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1 アンティゴネによるカロス・タナトスの申し立て 2 アンティゴネが実際に目指しているもの 3 アンティゴネの刑罰と死の実際 4 コントラストの意義 5 女であることによる受難 6 まとめ |
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第7章 生まれよき者がなすべきは… |
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1 問題 2 アイアスはどんな死を目指していたのか 3 アイアスの実際の死 4 この劇は何を伝えているのか 5 まとめ |
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第8章 カロスなる見ものを目にするならば… |
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1 カロスなる見もの 2 思いを搔き立てる光景 3 称えられるべき戦死 4 戦争批判 5 まとめ |
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第9章 誅殺できないならこの館を焼いて… |
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1 問題 2 ピュラデスの言い分 3 復讐決意に至るまでのオレステス 4 屋上のオレステス 5 意思の不確かさ 6 アポロン神の措置 7 まとめ |
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第10章 その男が正義の網にかかったのを見た私には… |
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1 死への心よせ 2 アイギストスの有頂天 3 オレステスの痛心 4 コントラスト 5 まとめ |
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終章 「美しい死」とギリシア悲劇 |
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1 「美しい死」の概念の新しさと古さ 2 三人の悲劇詩人の傾向 3 悲劇において戦死以外の「美しい死」が成就しないこと |