タイトルコード |
1000100614263 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
苦難と心性 |
書名ヨミ |
クナン ト シンセイ |
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イタリア・ルネサンス期の黒死病 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
石坂 尚武/著
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著者名ヨミ |
イシザカ ナオタケ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
刀水書房
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出版年月 |
2018.3 |
本体価格 |
¥8400 |
ISBN |
978-4-88708-441-4 |
ISBN |
4-88708-441-4 |
数量 |
20,521p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
237.04
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件名 |
イタリア-歴史-中世
ペスト
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注記 |
布装 |
注記 |
文献:p493〜521 |
内容紹介 |
容赦なく襲い来る種々様々な災難に翻弄されたとき、人はどのように考え、どのように行動に出たか。中世末から近世までの4世紀間において人びとを苦しめたペストを中心に、苦難のあり方が歴史に及ぼす影響を論じる。 |
著者紹介 |
1947年千葉県生まれ。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。同大学教授。博士(文化史学、同志社大学)。著書に「地獄と煉獄のはざまで」など。 |
目次タイトル |
まえがき-研究対象の基本的把握 |
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第一節 歴史的動因としての苦難 第二節 「苦難」とは「心性」とは 第三節 心性が及ぼした影響 第四節 「ペスト期」を中心とする三つの時代区分 第五節 本書の主張と構成について |
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序論 トレチェントの苦難 |
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第一章 トレチェントの時代と危機 |
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第一節 前史-トレチェントに先立つ時代 第二節 トレチェントにおける様相の変化-トレチェントの危機 第三節 トレチェントにおける大地震の頻発-「我々のアルプスが地震で揺れた」 |
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第二章 黒死病とは-その衝撃と原因 |
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第一節 大惨事を測定する-フォスター・スケール 第二節 名称の問題-当時「黒死病」も「ベスト」も使われていなかった 第三節 ペストの症状-同時代人の報告 第四節 ペストの発症とメカニズム-ペストの原因 |
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第二章の補足 ペスト菌をめぐる近年の細菌学的研究 |
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第一部 黒死病による苦難を都市・農村のレベルから見る |
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第三章 黒死病による苦難の実態に迫る-総論的考察 |
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はじめに 第一節 総論-ペストによる人口変動の暗部に光を当てる 第二節 「見えざる貧民」 第三節 都市の貧民-富裕市民との対比から 第四節 農村の貧民-農村での多大な疫病被害 第五節 黒死病による階層変動 |
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第四章 イタリアの都市・農村の大黒死病の死亡率-各論的研究 |
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はじめに 第一節 トスカーナ地方の共同体 第二節 ピエモンテ地方の共同体-スーザ渓谷の村落群 第三節 イタリア全体の黒死病死亡率 |
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第五章 地域研究の総括的展望-ベネディクトヴの見方に対する批判と評価 |
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第一節 批判その一 女性問題-女性はペストに弱かったか 第二節 批判その二 老人問題-老人はペストに弱かったか 第三節 批判その三 子どもの問題-子どもの高い死亡率は最終調整死亡率に反映されているか 第四節 評価と課題-共同研究と「標準想定」 第五節 評価 |
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第二部 ペストによる苦難と心性を個人のレベルから見る |
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第六章 人はペストにどのように対応したか-個人の生涯と心性から見る |
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第一節 本章のねらいと方法論-心性史的アプローチ 第二節 ダティーニ文書とダティーニの生涯 第三節 ダティーニのペスト体験とその心性への影響 第四節 第六回目のペストと心性の現れとしてのダティーニの「実行」 おわりに-時代を支配した《峻厳な神》 |
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第三部 中近世の黒死病の形態-概観 |
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第七章 イタリアの一五世紀の黒死病と中近世の黒死病 |
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第一節 ペストの周期性 第二節 イタリアのペストの形態と動き-北部から南部へ移動する 第三節 一五世紀のペストの特徴的傾向-小規模ペスト 第四節 一五世紀頃の医学理論とペスト 第五節 民間での接触感染の支配 |
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第四部 ペストによる心性を都市政府のレベルから見る-一五世紀フィレンツェの立法・政策・判決に心性を読む |
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第八章 《峻厳な神》とペスト的心性の支配-総論的考察 |
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第一節 ペストは政策に影響を与えた 第二節 ペストによる諸領域における影響-信仰・諸芸術・学問・社会への影響 第三節 キリスト教徒の「神罰の受容」 第四節 神の法の支配-神の視点からつくられた法令 第五節 ランドゥッチの『日記』に見る神への恐れの心性 |
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第九章 ペスト的心性の対応をフィレンツェの法令・制度・判決に見る-各論的考察 |
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はじめに 第一節 都市政府の中心的課題としての人口問題 第二節 嫁資公債制度-結婚の促進をめざして 第三節 奢侈禁止令の発布-結婚を阻止するものとしての奢侈 第四節 ソドミー取締令の発布(一四一八年) 第五節 神の冒瀆としての女子修道院への立ち入り 第六節 「神を冒瀆した」ユダヤ人に対する死刑判決 第七節 近親相姦をおこなった者に対する死刑判決(一四一三年)-「自然」に反するおこないを罰する 第八節 魔女の処刑(一四二七年) 第九節 全能の神の冒瀆者としての賭博者(一四三五年) 第一〇節 慈善事業、インノチェンティ捨子養育院の設立(一四二一年) 第一一節 疫病病棟の設立(一四四〇〜五〇年頃) |
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第一〇章 結語 |
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付録 |
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一 ベネディクトヴによる共同体の死亡率一覧(一三四八年の黒死病) 二 フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂の『死者台帳』による年代順死亡者リスト |