タイトルコード |
1000100647546 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
会計不正事例と監査 |
書名ヨミ |
カイケイ フセイ ジレイ ト カンサ |
叢書名 |
日本監査研究学会リサーチ・シリーズ
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叢書番号 |
16 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
吉見 宏/編著
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著者名ヨミ |
ヨシミ ヒロシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
同文舘出版
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出版年月 |
2018.8 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-495-20821-9 |
ISBN |
4-495-20821-9 |
数量 |
9,209p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
336.97
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件名 |
会計監査
会社経理不正
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内容紹介 |
会計不祥事ないし不適切事例と呼ばれる会計不正の本質は何か。それに対して監査はどのように分析姿勢を持ち得るのか。日本国内のさまざまな事例を取り上げて論じる。日本監査研究学会・課題別研究部会の研究成果。 |
著者紹介 |
九州大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。北海道大学大学院経済学研究院教授。博士(経営学)北海道大学。 |
目次タイトル |
第1章 会計不正事例と監査研究-その意義と方法- |
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1.会計監査論における事例研究の意義 2.不正 3.先行研究の検討 4.会計と監査に関わる不正事例の小史と傾向 5.本書の構成 6.本書における事例の選択 |
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第2章 監査人の民事責任を巡る訴訟の状況および諸課題 |
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1.はじめに 2.監査人に対する民事責任に関する法規制 3.監査人の民事責任に関する民事訴訟の状況 4.監査人の民事責任に関する法規制の見直しの必要性 5.ナナボシ事件について 6.ナナボシ事件の教訓 7.「不正リスク対応基準」の設定が民事事件に及ぼす影響 8.おわりに |
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第3章 免責規準としての正当な注意 |
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1.はじめに 2.虚偽証明と正当な注意に関するフレームワーク 3.正当な注意に関する監査基準と監査の基準の位置づけ 4.キムラヤ事件 5.現在から見たキムラヤ事件 6.おわりに |
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第4章 監査人の独立性に関する倫理規則の意義と限界 |
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1.はじめに 2.監査人の独立性を巡る論点整理 3.倫理規則の意義と概要 4.倫理規則の限界-自己奉仕的バイアスの問題(Bazerman et al.<2002>) 5.カネボウの粉飾決算の場合 6.おわりに |
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第5章 監査人の交代と不正事例 |
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1.はじめに 2.本章の射程と「監査人の交代」 3.近年のEUにおける議論-EU規制No.537/2014を中心として- 4.アメリカにおける議論-監査人の交代に関する報告書の公表を中心として- 5.日本における議論-監査人の交代に関する報告書の公表を中心として- 6.監査人の交代に関する論拠について 7.事例の検討 8.おわりに |
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第6章 工事契約会計-課徴金処分事例から見た会計不正事例- |
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1.はじめに 2.過去の課徴金事例の分析 3.工事契約会計における問題点 4.事例検討 5.おわりに |
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第7章 会計上の見積りの監査と監査人の説明責任 |
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1.はじめに 2.近年における見積りが絡んだ不正の手口 3.見積りの不確実性と監査の認知バイアス 4.職業的懐疑心に基づく反証的立証活動の必要性 5.公正価値等監査に求められる説明責任 6.おわりに |
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第8章 循環取引と会計士監査 |
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1.はじめに 2.循環取引の概要 3.公認会計士の対応 4.ニイウスコー事件の概要 5.粉飾発見の困難性とニイウスコーの内部統制 6.おわりに |
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第9章 海外子会社の不正と監査 |
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1.はじめに 2.監査基準におけるグループ監査 3.グループ監査と不正 4.事例分析 5.おわりに |
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第10章 地方自治体の不適正な経理処理 |
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1.はじめに 2.地方自治体の監査の実施状況 3.地方自治体の不適正な経理処理 4.大阪市の「預け」の事例 5.不適正な経理処理に見る会計不正の性質 6.地方自治体監査の充実強化の可能性 7.おわりに |
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第11章 監査論から見た会計不正事例研究の到達点 |
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1.はじめに 2.各事例研究において見いだされた知見 3.監査論から見た会計不正事例の意義 4.監査論から見た会計不正事例研究の課題 5.おわりに |