タイトルコード |
1000100651668 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
神なき国の科学思想 |
書名ヨミ |
カミ ナキ クニ ノ カガク シソウ |
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ソヴィエト連邦における物理学哲学論争 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
金山 浩司/著
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著者名ヨミ |
カナヤマ コウジ |
出版地 |
平塚 |
出版者 |
東海大学出版部
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出版年月 |
2018.9 |
本体価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-486-02174-2 |
ISBN |
4-486-02174-2 |
数量 |
12,324,24p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
401
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件名 |
科学哲学-歴史
科学-ロシア
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注記 |
文献:巻末p5〜17 |
内容紹介 |
弁証法的唯物論は、いかなる点で科学理論の発展や科学専門家のもつ世界観・科学観と合致し、あるいは齟齬をきたしたか。ソヴィエト連邦で共産党の機関誌上等においてたたかわされてきた物理学理論を巡る論争を検討する。 |
著者紹介 |
1979年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。東海大学現代教養センター講師。専門はソ連科学技術史、日本技術論論争史。 |
目次タイトル |
序論 |
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第一章 背景-マルクス主義科学論の伝統とロシア革命 |
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一、エンゲルス 二、ロシア・マルクス主義 三、十月革命以後の制度的・社会的整備 四、一九三〇年以前のロシア・ソ連における物理学 |
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第二章 弁証法を求めて-一九二〇年代 |
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一、デボーリンとその弟子たち 二、相対性理論をいかに受け入れるか 三、ニュートン力学の成果と限界 四、範疇的多元主義 五、ゲッセン対ブハーリン 六、最新の理論への弁証法の適用 |
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第三章 デボーリン派の凋落-一九三〇-三一年 |
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一、ミーチン派による攻撃 二、党の指令-雑誌『マルクス主義の旗のもとに』について 三、ゲッセン「『プリンキピア』の社会・経済的根源」の社会・思想的根源 四、批判と自己批判 五、「勝利者」同士の軋轢 |
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第四章 遠隔作用、エネルギー、還元主義-一九三〇年代前半の諸相 |
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一、遠隔作用を認めるのか?-電気工学者の問題提起 二、物質の複義性-物理学者の反応 三、力よりエネルギー-物理学者vs.哲学者 四、機械論者は相変わらず正しくない 五、電気工学者の焦燥-「味方」同士の反目 六、エネルギー保存則は保存される 七、還元主義に抗して-セルゲイ・ヴァヴィーロフ論文をめぐる論争 |
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第五章 胎動の年-一九三六年 |
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一、融和はそのまま-哲学戦線の中間総括 二、「理論と実践との乖離」-ヨッフェへの揺さぶり 三、ゲッセンの逮捕・銃殺-物理学界における粛清の開始 四、ルージン事件-ソヴィエト愛国主義の振興 五、「パトロン」の凋落-『ソレナ』誌の廃刊とブハーリンの退場 |
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第六章 過熱する論争-一九三七年 |
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一、焦燥は解消されず 二、電気工学者の「提訴」と物理学者の回答 三、「まだまだプリミティヴな唯物論」 四、転戦-物理学者への攻撃 五、物理学者たちの反撃 六、抗議への抵抗 七、対物理学者同盟の結成-電気工学者と党イデオローグ |
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第七章 論争の継続-一九三八年前半 |
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一、相補性原理は唯物論と矛盾しない 二、場についての洗練された議論を 三、「民主的」討議-『マルクス主義の旗のもとに』読者からの反応 四、指導的物理学者の弁明 五、『物理科学の成果』誌に対する攻撃 六、モスクワ大学vs.科学アカデミー |
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第八章 和解と沈静化-一九三八年後半 |
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一、イデオローグの疲れ 二、関係改善 三、「手打ち」式-指導的物理学者、電気工学者、党イデオローグ |
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第九章 オーソドックスな議論の定着-弁証法的唯物論と整合する解釈 |
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一、相対性理論、あるいは時空について 二、場と物質の問題について 三、因果律、あるいは不可知論について 四、世界は復活する-マルクス主義的宇宙論 |
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第十章 エピローグ-独ソ戦勃発以降の論争 |
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一、戦争の中の平和 二、対決回避-後期スターリン時代の論争 三、その後-健全化 |
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結論 |