タイトルコード |
1000100670771 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
現代ロシアにおける民族の再生 |
書名ヨミ |
ゲンダイ ロシア ニ オケル ミンゾク ノ サイセイ |
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ポスト・ソ連社会としてのタタルスタン共和国における「クリャシェン」のエスニシティと宗教=文化活動 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
櫻間 瑛/著
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著者名ヨミ |
サクラマ アキラ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
三元社
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出版年月 |
2018.11 |
本体価格 |
¥5093 |
ISBN |
978-4-88303-468-0 |
ISBN |
4-88303-468-0 |
数量 |
9,379p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
316.838
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件名 |
民族運動
民族問題-ロシア
タタールスタン
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注記 |
文献:p347〜373 |
内容紹介 |
受洗タタールと呼ばれた「クリャシェン」の民族的、宗教的な自己認識を、歴史的な背景や社会的・政治的な状況と関連づけながら明らかにし、この集団が「民族化」する過程とそのメカニズムを解明する。 |
著者紹介 |
1982年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員PDを経て、一般財団法人勤務。 |
目次タイトル |
序章 ポスト社会主義時代の民族、宗教の展開とタタール、クリャシェン |
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1.はじめに 2.旧ソ連・ロシア社会における民族と宗教 3.研究対象-タタール、クリャシェンとタタルスタン共和国 4.調査概要 5.本書の構成 |
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第Ⅰ部 タタールの中のクリャシェン |
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第1章 受洗タタールからクリャシェン、そしてタタールへ |
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1.1 イスラームの浸透と正教改宗政策 1.2.受洗異族人の大量棄教とイリミンスキー 1.3.クリャシェンの認定からタタールへの統合 1.4.歴史の狭間の存在としてのクリャシェン |
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第2章 『ジョレイハ』とクリャシェン |
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2.1 タタールとジョレイハの物語 2.2 映画『ジョレイハ』の制作と特徴 2.3 『ジョレイハ』の波紋 2.4 「誤ったタタール」としてのクリャシェン |
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第Ⅱ部 「クリャシェン」という運動 |
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第3章 クリャシェン運動の勃興 |
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3.1 タタール民族運動とタタルスタン共和国 3.2 現代のタタールとイスラーム 3.3 クリャシェン運動の萌芽から国勢調査を巡る論争 3.4 クリャシェンの焦点化 |
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第4章 クリャシェン運動の公認と分裂 |
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4.1.民族運動の沈静化から公認 4.2.第2回国勢調査とクリャシェン 4.3.クリャシェン運動の分裂 |
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第5章 国勢調査と論点 |
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5.1.国勢調査とロシアの諸民族 5.2.クリャシェンの語り方 5.3.民族を規定するもの |
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第Ⅲ部 クリャシェンと宗教 |
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第6章 クリャシェンの宗教復興と日常 |
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6.1.クリャシェンと宗教意識 6.2.宗教と人々の結びつき 6.3.宗教と差異の顕在化 |
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第7章 エスニック・シンボルとしての教会 |
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7.1.クリャシェンによる教会の復興 7.2.現在の教会における活動 7.3.教会への視線 7.4.クリャシェンと教会の現在 |
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第8章 儀礼の位置 |
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8.1.クリャシェンの祈願儀礼 8.2.コルマンの実践 8.3.儀礼に向けた視線 8.4.コルマンとクリャシェンの現在 |
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第Ⅳ部 クリャシェン文化を求めて |
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第9章 「クリャシェン文化」の現在 |
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9.1.ソ連とタタルスタンにおける文化の「発展」 9.2.「クリャシェン文化」の展示 9.3.クリャシェンを語る場 |
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第10章 「クリャシェン文化」のハイライト |
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10.1.タタール文化の祭典としてのサバントゥイ 10.2.クリャシェンとピトラウの展開 10.3.祝祭のポリティクス |
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結論 |
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1.クリャシェン・エスニシティの発現から民族の名乗り 2.現代ロシアにおける宗教とエスニシティ 3.民族を語る装置 4.狭間の解消と民族という拘束 |