タイトルコード |
1000100674503 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
夏目漱石を読む |
書名ヨミ |
ナツメ ソウセキ オ ヨム |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
安宗 伸郎/著
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著者名ヨミ |
ヤスムネ シンロウ |
出版地 |
広島 |
出版者 |
溪水社
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出版年月 |
2018.11 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-86327-455-6 |
ISBN |
4-86327-455-6 |
数量 |
7,429p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.268
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個人件名 |
夏目 漱石 |
内容紹介 |
著者が2004年〜2016年の間に発表した、漱石文学に関する論考をまとめた一冊。「夏目漱石の大正五年」「漱石の英国留学と子規」「「三四郎」断想」「「それから」を読む」などを収録する。 |
目次タイトル |
夏目漱石の大正五年(その一) |
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一、漱石の創作活動と病気 二、大正五年一月『点頭録』-一体二様の見解を抱いて 三、湯河原への転地療養と中村是公 四、『明暗』の執筆準備と『鼻』 |
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夏目漱石の大正五年(その二) |
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五、漱石の人生の大事な局面に常にいた菅虎雄 六、二月二四日の木曜会と中村是公 七、岩波茂雄とのつながり 八、若い禅僧との交わり 九、津田青楓との書画をとおしての交わり |
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夏目漱石の大正五年(その三) |
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一〇、「公平にして眼識ある人」内田魯庵 一一、良寛の書と森成麟造 一二、稀有の人間的つながり寺田寅彦 一三、森田草平との関係 一四、野上豊一郎について 一五、晩年の主治医真鍋嘉一郎 一六、漱石ファンの砥園の芸妓野村きみ・梅垣きぬ(金之助) |
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夏目漱石の大正五年(その四) |
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一七、安藤現慶あて書簡からうかがえる漱石の親鸞理解 一八、『二百十日』翻訳問い合わせのジョーンズ 一九、『明暗』を書きはじめる漱石の体調と、原稿の処置について 二〇、命名を依頼されて 二一、大谷繞石への書簡 二二、『明暗』の間違いの指摘を受けて 二三、厨川白村への返事 二四、『明暗』の書き方について-大石泰蔵への書簡 二五、和辻哲郎あて書簡 |
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夏目漱石の大正五年(その五) |
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二六、赤木桁平(池崎忠孝)あて最後の書簡 二七、『草枕』独訳について 二八、久保より江あて書簡 二九、久米正雄・芥川龍之介あて書簡 |
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夏目漱石の大正五年(その六) |
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三〇、中村古峡(蓊)あて書簡-原稿の芸術品としての価値は? 三一、『倫敦塔』の独訳について-小池堅治あて書簡 三二、『明暗』の原稿の訂正について-山本松之助あて 三三、木下杢太郎の奉天赴任 三四、長谷川如是閑あて入社希望の女性の紹介、如是閑の人柄 三五、岩波茂雄あて『清詩別裁』購入依頼-旺盛な読書欲 三六、明月の書について 三七、二人の禅僧と輪転機 三八、中村不折への木浦正紹介状 三九、和辻哲郎への松茸の礼状 四〇、芥川龍之介の原稿について 四一、小宮豊隆への最後の書簡 四二、漱石と禅、則天去私について 四三、ニューヨークの成瀬正一あて 四四、大谷繞石あて山鳥の礼状 四五、病状悪化と臨終 |
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お延と清子の結婚 |
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はじめに 一、お直(『行人』)からお住(『道草』)へ 二、二つの指輪-お延の場合と清子の場合- 三、まとめ |
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漱石の英国留学と子規 |
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一、出発までの準備と経済事情 二、留学する漱石・子規それぞれの思い 三、子規への長い手紙『倫敦消息』 四、『墨汁一滴』での漱石批判 五、池田菊苗との運命的出会い 六、義父への手紙「文学とは何か」と体調悪化 七、神経衰弱治療 八、「ピトロクリ」への招待 九、子規の訃報 一〇、東京帝国大学での講義 |
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『満韓ところどころ』と夏目漱石の新発見資料 |
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一、『満韓ところどころ』の「差別的な表現」について 二、旅行の出立前後の体調と日程 三、旅行に関係して発表された作品 四、漱石が韓国で感じ思ったこと-旅行中の日記から- 五、夏目漱石の新発見資料とその意義 |
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最近の漱石研究(二〇〇一〜二〇〇七年四月)とそこから見えてくるもの |
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一、夏目漱石研究文献(二〇〇一年以降)で収集できたもの 二、これまでに注目してきた漱石研究 三、最近の漱石研究についての紹介 四、まとめ-漱石研究の現状とわたくしの姿勢- |
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『三四郎』覚え書き |
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一、『三四郎』の位置 二、『三四郎』執筆前後の漱石 三、『三四郎』の構成 |
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『三四郎』断想 |
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一、美禰子と「イプセンの女」 二、広田先生の夢 三、美禰子の描いた画 四、美禰子の描かれた画 |
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『それから』を読む(その一) |
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一、『それから』の位置 二、『それから』の冒頭部分から読み取れること 三、『それから』の語り手の批判意識 |
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『それから』を読む(その二) |
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四、代助と三千代の出会い 五、父親の勧める縁談 六、代助の不安 七、代助の見合い 八、見合い後の代助 九、代助の決断 一〇、二人の今後の運命 |
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『門』研究の流れ管見(その一) |
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はじめに 一、『門』の中を流れる時間と場所 二、同時代批評「『門』を評す」とその受け止め方について 三、西垣氏の反論 四、重松氏の再反論 五、『門』の前・後半分裂論とそれへの反論 六、まとめにかえて |
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『門』研究の流れ管見(その二) |