タイトルコード |
1000100688789 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
人類と資源環境のダイナミクス 1 |
巻次(漢字) |
1 |
書名ヨミ |
ジンルイ ト シゲン カンキョウ ノ ダイナミクス |
叢書名 |
明治大学黒耀石研究センター叢書
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各巻書名 |
旧石器時代 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小野 昭/編
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著者名ヨミ |
オノ アキラ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
雄山閣
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出版年月 |
2019.2 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-639-02629-7 |
ISBN |
4-639-02629-7 |
数量 |
12,239p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
202.5
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件名 |
考古学
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各巻件名 |
石器時代 |
注記 |
文献:p210〜228 |
内容紹介 |
人類が身の回りの環境にどのように適応し、資源環境を利用してきたかを詳細に解明する。1は、日本列島における旧石器時代の人類と資源環境のダイナミクスを、中部高地黒曜石原産地の事例研究を通して具体的に探る。 |
著者紹介 |
1946年生まれ。東京都立大学名誉教授。著書に「打製骨器論」「旧石器時代の日本列島と世界」「ネアンデルタール人奇跡の再発見」など。 |
目次タイトル |
Ⅰ 自然環境と人類活動 |
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1.自然の階層構造 2.最終氷期から完新世への気候変動 3.狩猟採集社会の資源開発 column1 後期更新世の日本列島の動物資源 |
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Ⅱ 後期旧石器時代の移り変わりと黒曜石資源の開発 |
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1.明治大学黒耀石研究センターと広原湿原 2.石器時代の黒曜石 3.後期旧石器時代の編年 4.氷河期の黒曜石利用はどう変化したか 5.問題の所在と研究デザイン column2 黒曜石の原産地分析 |
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Ⅲ 中部高地の黒曜石原産地周辺における過去3万年間の景観変遷 |
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1.人類史の構築における景観復元の意義 2.広原湿原のHB-1Aコア試料と堆積年代 3.広原湿原における花粉分析と微粒炭分析 4.過去3万年間における黒曜石原産地周辺の景観復元 5.植生景観による視界と移動性の違い column3 古気候を復元する |
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Ⅳ 中部高地にヒトは何を残したか-広原遺跡群の発掘- |
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1.何のために発掘するのか 2.中部高地原産地における広原湿原と広原遺跡群 3.広原第Ⅰ遺跡-ヤリを携えた人々の作業跡-_ 4.広原第Ⅱ遺跡-局部磨製石斧を携えた黒曜石獲得集団- 5.古環境変遷史と遺跡はどのように対応するか column4 日本列島の後期旧石器時代遺跡 |
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Ⅴ 中部高地でヒトは何をしていたのか-黒曜石原産地分析の活躍- |
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1.黒曜石原産地研究のパラダイム 2.原産地分析の結果と原石分布のインデックス 3.広原第Ⅰ遺跡と黒曜石獲得の行動系 4.広原第Ⅱ遺跡と黒曜石獲得の行動系 |
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Ⅵ 気候変動のインパクトと人間適応のダイナミクス |
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1.「有効環境領域」の創出 2.3.0万年前以前 3.最終氷期最寒冷期(LGM)初頭(e‐LUP:約2.9〜2.5万年前) 4.最終氷期最寒冷期(LGM)(l-LUP:約2.5〜2.0万年前) 5.最終氷期最寒冷期(LGM)終末(f‐LUP:2.0〜1.9万年前) column5 石器研究法 |
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Ⅶ 晩氷期の温暖化と縄文文化への胎動 |
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1.北方系細石刃石器群と中部高地原産地 2.神子柴系大形尖頭器と中部高地原産地 3.晩氷期前後の環境と人類活動の変化 column6 土器の出現をめぐる最近の動向 |
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Ⅷ 中部高地からユーラシアへ |
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1.黒曜石原産地研究の課題と意義 2.比較の可能性-広原遺跡群とウラーフェルゼン遺跡- |