タイトルコード |
1000100699536 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
フラナリー・オコナーの受動性と暴力 |
書名ヨミ |
フラナリー オコナー ノ ジュドウセイ ト ボウリョク |
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文学と神学の狭間で |
叢書名 |
南山大学学術叢書
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山辺 省太/著
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著者名ヨミ |
ヤマベ ショウタ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
彩流社
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出版年月 |
2019.3 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-7791-2573-7 |
ISBN |
4-7791-2573-7 |
数量 |
284p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
930.278
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個人件名 |
O'Connor Flannery |
注記 |
文献:p267〜277 |
内容紹介 |
アメリカ南部を代表するカソリック作家、フラナリー・オコナー。彼女の文学世界は、なぜグロテスクで暴力的な光景に満ちているのか。オコナー文学が内包する倫理を捉え直す。 |
著者紹介 |
1971年愛知県生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。南山大学外国語学部准教授。共著書に「ノンフィクションの英米文学」など。 |
目次タイトル |
序章 文学と神学の狭間で |
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受動性と主体 オコナー文学と新批評 暴力、受動性、レヴィナス 日本のオコナー研究と本書の位置づけ |
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第Ⅰ部 秘義における物質と知覚 |
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第一章 彷徨の身体-『賢い血』と不安定な神の表象 |
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神聖と冒瀆 浮遊する眼差しとグロテスクな形象 故郷の喪失と不気味なもの 善としての彷徨 |
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第二章 物質と秘跡のリアリティ-「グリーンリーフ」と「川」にみられる文学の美学と創造世界の表象 |
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秘跡と受肉の芸術 リアリティと知覚 「グリーンリーフ」と「川」におけるリアリティ 人間と物質の類似 |
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第Ⅱ部 受動性という倫理-他者の歓待と神の恩寵 |
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第三章 倫理、暴力、非在-「善人はなかなかいない」と「善良な田舎者」における善と他者 |
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経験と倫理 同一性の記号としての「善」 暴力、隠蔽、顕在 |
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第四章 アクチュアリティ、グロテスク、「パーカーの背中」-行為、融合、再創造 |
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グロテスクな創造 行為と再創造 暴力、受動性、融合 |
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第Ⅲ部 オコナーの終末的光景-想像力、時間、現実性 |
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第五章 不可解な黒さと虚構の力学-「作り物の黒人」と「高く昇って一点へ」の差異と終わりの意識 |
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黒さ、原罪、人種 黒さと神の恩寵 本物の黒人と作り物の黒人 贖罪の時間、虚構、現実 |
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第六章 故郷、煉獄、飛翔-「永く続く悪寒」における神の降臨と時間の詩学 |
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煉獄という過程 境界侵犯への憧れ、あるいは煉獄からの離脱 供犠、イメージ、飛翔 アズベリー・フォックス、フラナリー・オコナー、進化の贖罪 |
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第Ⅳ部 共同体/国家における政治と宗教 |
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第七章 農園から共同体へ-「強制追放者」におけるアイデンティティの構築と崩壊 |
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戦争、死、アイデンティティ 南部の労働者からアメリカの市民へ 農園主から南部人へ 一時の共同体、無限の共同体 |
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第八章 生の政治と死の宗教-『激しく攻める者はこれを奪う』 |
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公的なアメリカと私的な南部 生の享受と死の洗礼 アメリカの市民宗教、ターウォーターのキリスト教 |
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第九章 偽善と暴力の相補-「奴隷解放宣言」と「高く昇って一点へ」 |
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奴隷解放宣言、神話的暴力、神的暴力 オコナーの曖昧な人種態度 偽善という神話的暴力が生み出すもの 計測可能な正義の危険性 |