タイトルコード |
1000100737706 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
越中おわら風の盆の空間誌 |
書名ヨミ |
エッチュウ オワラ カゼ ノ ボン ノ クウカンシ |
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<うたの町>からみた近代 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
長尾 洋子/著
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著者名ヨミ |
ナガオ ヨウコ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2019.8 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-623-08528-6 |
ISBN |
4-623-08528-6 |
数量 |
7,328,5p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
386.8142
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件名 |
郷土芸能
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注記 |
文献:p305〜322 |
内容紹介 |
富山県八尾町の民謡行事「おわら風の盆」。地域の人びとが伝えてきたうたをめぐる文化は20世紀前半の日本という文脈の中でどのような展開をみせたのか。<うたの町>八尾に足場をおいて近代の過程を空間誌として描き出す。 |
著者紹介 |
1970年生まれ。博士(学術)。和光大学表現学部教授。 |
目次タイトル |
序章 越中八尾とおわら風の盆 |
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1 <うたの町>という空間 2 ナショナル・エリートの構想としての民謡と近代 3 民間における近代的民謡の出現 4 研究の目的と方法 5 本書の構成 |
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第1章 文化政策の転換 |
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1 明治政府の文化統制 2 童話伝説俗謡等の全国調査 3 通俗教育と文芸委員会 4 うたの<方言>化 5 言語空間の再編成 |
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第2章 <豊年踊>の誕生 |
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1 おわらの古層-不定形の練り廻り習俗と二百十日 2 <豊年踊> 3 富山県主催一府八県連合共進会 4 転換装置としての共進会-裏日本からの脱却を目指して 5 臨海地域の開発と「富山踊」における海のイメージ 6 <特産品>としての地域芸能 7 博覧会的空間への親和と反発 8 手がかりとしての「かっぽれ」 9 「群れる」と「見せる」のあいだ-来たるべき時代の居場所を求めて |
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第3章 演唱空間の開拓 |
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1 八尾町のおわら、東京へ 2 ホールへの視座 3 安来節の興行路線-寄席から劇場へ 4 追分節の東京進出 5 後藤桃水による「準備工作」-追分節から民謡の普及へ 6 錦輝館 7 和強楽堂 8 神田の青年会館と全国民謡大会 9 民謡の演唱空間を拓く |
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第4章 歌詞創作と近代詩運動 |
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1 富山における近代詩運動の興隆 2 近代詩運動接触以前のおわらの文芸的側面 3 『おわらぶし』-詩の擬態としての「民謡短章」 4 小谷惠太郎-近代詩運動とおわらの接点 5 「民謡おわらの街」へ 6 美しき<辺境>の入口 |
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第5章 <新踊>の創造 |
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1 昭和に生まれた<新踊> 2 <女踊>-「すい」な情緒の実現と「見せる」身体性の前景化 3 <男踊>-郷土と青年 4 興行路線とは一線を画す 5 越中八尾民謡おわら保存会女児部 6 童謡舞踊を郷土芸術の糧に 7 空間のジェンダー的再編成 |
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第6章 おわらの総合プロデュース |
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1 保存会ことはじめ 2 創設にたずさわった人びと 3 町外の有力者や文化人の参加 4 組織構成にみる特質と構想 5 歌詞募集 6 「民謡おわらの街」のイメージ創出と空間演出 7 夢の事業計画と戦争の影 8 おわら情緒の浸透を目指して |
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第7章 戦時下のおわら |
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1 「明暗の境地」 2 歌詞創作・募集事業の変化 3 翁久允-<うたの町>と文士をとりもつ仲介者 4 おわら歌詞の選者として-「情緒」と「世界的田舎者」 5 さらなる高尚化と認知の追求 6 地方文化運動 7 <うたの町>の強靱さ |
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終章 おわら風の盆の半世紀に耳を澄ます |