タイトルコード |
1000100773549 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
薬物依存からの「回復」 |
書名ヨミ |
ヤクブツ イゾン カラ ノ カイフク |
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ダルクにおけるフィールドワークを通じた社会学的研究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
相良 翔/著
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著者名ヨミ |
サガラ ショウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
ちとせプレス
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出版年月 |
2019.12 |
本体価格 |
¥4600 |
ISBN |
978-4-908736-14-8 |
ISBN |
4-908736-14-8 |
数量 |
8,272p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
368.81
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件名 |
薬物依存
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注記 |
文献:p257〜265 |
内容紹介 |
民間リハビリテーション施設「ダルク」におけるフィールドワークを通じて、薬物依存からの「回復」のプロセスとその意味内容を記述し、社会学的に考察する。補論として、4人のライフストーリーを収録。 |
著者紹介 |
中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了。埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉子ども学科助教。 |
目次タイトル |
序章 本書の問題関心 |
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1 日本の薬物問題の現状 2 日本の薬物事犯者の現状 3 「五か年戦略」と「行助計画」 4 薬物事犯者に対する処遇の動向 5 本書の独自性 |
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第1章 ダルクとはいかなる場所なのか? |
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1 ダルクの概要 2 ダルク小史 3 ダルクの運営状況 4 ダルク運営上における現在の課題 5 まとめ |
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第2章 薬物使用における<止める-プロセス>の検討 |
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1 薬物問題の社会学の構成 2 <止める-プロセス>をどう見て取るか? 3 まとめ |
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第3章 調査概要 |
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1 XダルクとYダルク 2 インタビュー協力者 |
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第4章 「回復」に向けた契機としての「スリップ」 |
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1 「回復」における「スリップ」の意味 2 データについて 3 回避対象としてのスリップ 4 スリップを経験する 5 スリップ後の変化 6 「仲間」との関係性の構築 7 まとめ |
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第5章 「回復」と「仲間」 |
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1 「仲間」と関わり合う日常生活に焦点をおいた「回復」の分析の重要性 2 データについて 3 データの検討 4 まとめ |
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第6章 「回復」のプロットとしての「今日一日」 |
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1 「今日一日」というスローガン 2 データについて 3 「今日一日」を受け入れることの意味 4 「今日一日」のもとで生きる 5 まとめ |
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第7章 「回復」における「棚卸し」と「埋め合わせ」 |
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1 「棚卸し」と「埋め合わせ」 2 「棚卸し」「埋め合わせ」を実践するうえでの困難 3 データについて 4 分析 5 まとめ |
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第8章 ダルクベテランスタッフの「回復」 |
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1 ダルクメンバーの「回復」観 2 データについて 3 データの検討 4 「スタッフとしての自己」の位置づけ/ダルク外の居場所 |
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第9章 「回復」を巡るコンフリクト |
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1 「回復」における困難とは? 2 データについて 3 データの検討 4 薬物依存からの「回復」を巡るコンフリクト |
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終章 「回復」を支える社会のあり方 |
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1 「回復」を巡るコンフリクトへの対応 2 「回復」を物語るための「接ぎ木」 3 何かによって生かされ続けられるような社会のあり方 4 本書のまとめ |
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補論 ダルクメンバーのライフストーリー |
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1 「今日一日」を積み重ねて 2 誰も支援してくれなかったじゃないか 3 何となくダルクにたどり着いて 4 「回復」はつまらない |