タイトルコード |
1000100787280 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
幕末明治の社会変容と詩歌 |
書名ヨミ |
バクマツ メイジ ノ シャカイ ヘンヨウ ト シイカ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
青山 英正/著
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著者名ヨミ |
アオヤマ ヒデマサ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勉誠出版
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出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-585-29196-1 |
ISBN |
4-585-29196-1 |
数量 |
11,444,31p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
911.15
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件名 |
和歌-歴史
詩(日本)-歴史
日本-歴史-幕末期
日本-歴史-明治時代
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内容紹介 |
幕末明治期、詩や歌は、いかなる政治的社会的役割を担ったのか。伝統文芸としての和歌、欧米詩の模倣から始まった新体詩の展開を、前近代から近代へと続く史的展開のなかに位置づけ、社会的行為としての文芸の営みを描く。 |
著者紹介 |
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。博士(学術)。明星大学人文学部日本文化学科教授。専門は19世紀の日本文学および文化。 |
目次タイトル |
序章 |
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一 本書の目的 二 研究史の整理 三 本書の方法1 四 本書の方法2 五 本書の方法3 六 本書の構成 |
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第一部 幕末明治の政治と和歌 |
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第一章 孝明天皇と古今伝受 |
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はじめに 一 断絶した古今伝受 二 伝受の空白 三 万延元年の古今伝受 おわりに |
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第二章 近世後期の和学における和歌と教化 |
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はじめに 一 儒者による和歌の教訓的解釈 二 宣長後の和学における教化の導入 三 実用としての和歌 おわりに |
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第三章 幕末の仙台における藩政と和歌 |
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はじめに 一 光則の学問形成 二 藩の文教政策と光則の文業 三 『訓誡歌集』の概要 四 男性向け教訓歌集としての『訓誡歌集』 おわりに |
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第四章 国体と和歌 |
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はじめに 一 勅撰集の夢 二 体裁をめぐる問題 三 歌集の内容 四 『訓誡歌集』との比較 おわりに |
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第五章 教導職の万葉選歌 |
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はじめに 一 『名教百首』編纂の経緯 二 万葉選歌としての特徴 三 『明倫歌集』との相違 おわりに |
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第二部 <草莽>と和歌 |
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第六章 連鎖する志 |
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はじめに 一 幕末の水戸における<義民>の形成過程 二 安政六年の<義民> 三 <義民>の交友と詠歌 四 述志の歌の連鎖 五 <義民>のネットワーク おわりに |
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第七章 尊王攘夷歌の史的位置 |
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はじめに 一 幕末の『新葉集』受容 二 「異国船」はどう詠まれたか 三 攘夷歌としての「異国船」詠 四 攘夷歌の母体としての詠史歌と祝歌 おわりに |
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第八章 志士の歌を読む |
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はじめに 一 歌語「かばね」の系譜 二 歌語「やまとだましひ」の系譜 三 「たましひ」の行方 おわりに |
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第九章 幕末の志士はなぜ和歌を詠んだのか |
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はじめに 一 志士の詩歌における尊王攘夷表現 二 吉田松陰における天 三 心を汲み取る神 四 <想像の君臣唱和> おわりに |
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第十章 振気から教化へ |
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はじめに 一 二つの『精神一注』 二 志士詩歌集における「文人詩客」 三 国民教化との結びつき おわりに |
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第三部 新体詩と「歌」 |
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第十一章 『新体詩抄』における「歌」 |
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はじめに 一 「日本ノ詩」と「明治ノ歌」 二 自然なものとしての「俗曲」 三 「連続したる思想」の表現 おわりに |
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第十二章 『新体詩歌』の出版を支えた人々 |
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はじめに 一 竹内隆信について(その一) 二 竹内隆信について(その二) 三 坂部広貫について 四 首藤次郎および広瀬要人について おわりに |
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第十三章 近世韻文としての新体詩 |
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はじめに 一 七五調韻文の系譜 二 『新体詩抄』と教訓和讃 三 『新体詩歌』と近世七五調韻文 おわりに |
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第十四章 七五調の幕末明治 |
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はじめに 一 俗としての七五調 二 五七調の相対化とその意義 三 加藤桜老『古今今様集』の位置 おわりに |
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第十五章 与謝野晶子の星の歌 |
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はじめに 一 晶子の初期歌篇における星 二 藤村・晩翠から鉄幹・晶子へ 三 『みだれ髪』と晩翠 おわりに |
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終章 |