タイトルコード |
1000100794686 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
有島武郎をめぐる物語 |
書名ヨミ |
アリシマ タケオ オ メグル モノガタリ |
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ヨーロッパに架けた虹 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
杉淵 洋一/著
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著者名ヨミ |
スギブチ ヨウイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
青弓社
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出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7872-9253-7 |
ISBN |
4-7872-9253-7 |
数量 |
314p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
910.268
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個人件名 |
有島 武郎 |
注記 |
文献:p297〜304 |
内容紹介 |
明治・大正期に活躍した小説家・有島武郎の「或る女」は、どのような経緯によりフランスで翻訳されたのか。翻訳者の来歴や有島本人との関係性などを明らかにし、日本の近代化の一翼を担った人物として有島武郎を再評価する。 |
著者紹介 |
1977年秋田県生まれ。愛知淑徳大学初年次教育部門講師。専攻は日本近現代文学、比較文学。 |
目次タイトル |
序章 失われた書籍を求めて |
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第1部 <フランス語版>有島武郎『或る女(前篇)』フラマリオン(一九二六年)をめぐって |
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第1章 出版に至る経緯と翻訳作品の構造 |
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1 フランスを中心にした欧米圏での有島文学 2 一九二六年、パリ-『或る女(前篇)』がフランス語訳された経緯 3 フランス語版『或る女(前篇)』と原著テクストとの比較 |
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第2章 有島武郎に潜む政治性と外交性 |
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1 日本人翻訳者・好富正臣の場合 2 フランス人翻訳者アルベール・メーボンの場合 |
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第3章 フランスにおける有島武郎『或る女』の評価 |
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1 一九二〇年代のパリでの日本文学 2 一九二〇年代のフランスにおける有島武郎とその周辺の紹介について 3 出版直後のフランス語版『或る女(前篇)』のパリでの評価 |
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第4章 翻訳行為における<共同/協働>の可能性 |
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1 翻訳テクストに表出するベルクソン<生>の哲学の影 2 有島の恩師・新渡戸稲造とベルクソンの友情 |
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第5章 『或る女』に表象されるベルクソン的音楽世界 |
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1 『或る女』内部に鳴り響く「音楽」 2 有島とベルクソン哲学との接点 3 ベルクソン哲学の『或る女』への反映 |
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第6章 有島武郎はどのように西洋を翻訳したか |
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1 有島武郎による文化翻訳の試み 2 文化翻訳の限界と可能性 |
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第2部 有島武郎が形成した共同体 |
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第7章 有島武郎・草の葉会と鶴見祐輔・火曜会 |
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1 有島武郎・草の葉会 2 鶴見祐輔「火曜会(ウイルソン倶楽部)」 3 両会の軸としての新渡戸稲造 4 人材養成機関としての両サロンの役割 |
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第8章 有島武郎における文学的精神と社会的良心 |
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1 芹沢光治良が草の葉会に参加した経緯 2 芹沢光治良と有島武郎の交流 3 芹沢光治良の人脈から浮かび上がる有島武郎像 |
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第9章 受け継がれた有島武郎の「<美>を見る「眼」」 |
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1 谷川徹三が草の葉会に参加した経緯 2 草の葉会が谷川徹三に与えた影響 3 谷川徹三が有島武郎と草の葉会から学んだこと |
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第10章 有島武郎「クラヽの出家」をめぐる二つの聖地 |
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1 「クラヽの出家」執筆の地としての<軽井沢> 2 <軽井沢>に付与された<聖地>としてのイメージ 4 <聖地>と<リゾート地>、二つのイメージの共存 5 「クラヽの出家」に漂う<軽井沢>の影 |
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第3部 思想伝達の系譜 |
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第11章 有島武郎テクストと政治との関連性についての一考察 |
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1 原敬首相暗殺事件 2 原敬暗殺事件に対する有島武郎の反応 3 有島の原敬暗殺事件への無関心に潜む父・武の影 4 <和解>なき親子(父子)関係 |
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第12章 有島武郎における<学習院>からの逃避 |
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1 「負フ所無シ」とする<学習院>での教育 2 有島が理想とする子どもへの教育 3 有島における<自由主義教育>の淵源 |
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第13章 反抗する日本知識人の一系譜 |
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1 父・祐輔の<転向>と子・俊輔への影響 2 若き日の<抵抗、反逆する>父・祐輔 3 <自由主義者>、鶴見親子におけるその伝達の可能性 |
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終章 有島武郎をめぐる物語 |