タイトルコード |
1000100799036 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
桑原正雄の郷土教育 |
書名ヨミ |
クワバラ マサオ ノ キョウド キョウイク |
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<資本の環>の中の私達 |
叢書名 |
プリミエ・コレクション
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叢書番号 |
105 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
須永 哲思/著
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著者名ヨミ |
スナガ サトシ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-8140-0272-6 |
ISBN |
4-8140-0272-6 |
数量 |
10,420p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
375.3
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件名 |
郷土教育-歴史
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個人件名 |
桑原 正雄 |
注記 |
文献:p341〜361 略年表:p401〜405 |
内容紹介 |
社会科は、子どもの目に映ったチンドン屋の仕事を、どのように教えるのか。近代化で大きく変貌する郷土の現実から、社会の生きたメカニズムを伝えようとした教師の実践の記録。 |
著者紹介 |
1986年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員PD、京都外国語大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 |
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第1節 郷土が消えていく時代の郷土教育-<資本の環>の中の私たちを考えるために 第2節 「生活者」からの資本主義観 第3節 戦後郷土教育の「新しさ」-先行研究の批判的検討 第4節 本書の構成 |
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第1章 一九四五年以前における「郷土」の位置 |
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第1節 明治期・大正期の教育課程における郷土 第2節 一九三〇年代における郷土教育運動とそれへの批判的言説の隆盛 第3節 「郷土ノ観察」の実施 |
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第2章 戦後に連続する同心円的な郷土概念 |
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第1節 残された問題構図-戦後における「郷土の観察」の再開 第2節 「学習指導要領(試案)」における「郷土」と「地域」 第3節 一九四〇年代後半〜一九五〇年代における「郷土」を冠した教育関係出版物 |
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第3章 郷土全協の成立過程 |
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第1節 郷土全協創設者・桑原正雄 第2節 郷土教育全国連絡協議会の成立 第3節 「新しい民族教育」としての戦後郷土教育 第4節 生活綴方と「科学」、「問題解決学習」との論争 |
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第4章 フィールドワークを通じた「自由労働者」の教材化 |
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第1節 戦前の郷土教育・地理教育への批判の深化 第2節 第三回郷土教育研究大会での「パタヤ部落」のフィールドワーク 第3節 社会科副教材の中の「自由労働者」-関根・桑原の副教材の比較検討 |
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第5章 小学校社会科教科書『あかるい社会』の編纂 |
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第1節 第三期「学習指導要領」(一九五五年〜)-「自分の属する町や村」より広い範域として- 第2節 一九五五年度小学校社会科教科書の比較分析-『あかるい社会』を中心に 第3節 『あかるい社会』と桑原正雄 第4節 「生活綴方的教育方法」と「郷土教育的教育方法」の交錯 第5節 『あかるい社会』と『綴方風土認別巻』 第6節 「資本家」ではなく「資本」を問題にする視点 コラム1 桑原正雄『郷土をしらべる』(国土社、一九五五年) 「機械の力9 戦争のかなしみ朝鮮の人たち」 「はたらく人びと 10 わたしたちのくらし農村のくらし」 「はたらく人びと 10 わたしたちのくらし海べのくらし」 |
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第6章 戦後「郷土教育論争」再考 |
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第1節 第四期学習指導要領(一九五八年〜)-行政区画としての都道府県へ- 第2節 「郷土教育論争」の展開と背景 第3節 「郷土教育論争」における論点 第4節 論争後の副教材に見る、地域社会の「資本」をめぐる生活現実 コラム2 桑原正雄『町やむらをしらべよう』(国土社、一九六三年) 「さまざまな土地さまざまな生活 水田の村 2 コンクリート畦畔」 「さまざまな土地さまざまな生活 水田の村 5 田植え」 「さまざまな土地さまざまな生活 水田の村 6 クワとスキ」 |
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終章 桑原正雄の郷土教育の今日的可能性 |
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第1節 なぜ地域でなく「郷土」だったのか 第2節 資本主義社会のあり方を教育の問題として考えるために-事実への主体的認識と共感的理解 第3節 戦後史の中の郷土教育-桑原の試みを周縁化させたもの 第4節 今後の課題 |