タイトルコード |
1000100816943 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
倭王権と前方後円墳 |
書名ヨミ |
ワオウケン ト ゼンポウ コウエンフン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
岸本 直文/著
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著者名ヨミ |
キシモト ナオフミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
塙書房
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出版年月 |
2020.6 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-8273-1313-0 |
ISBN |
4-8273-1313-0 |
数量 |
4,341p |
大きさ |
27cm |
分類記号 |
210.32
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件名 |
古墳
遺跡・遺物-日本
日本-歴史-大和時代
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注記 |
文献:p327〜341 |
内容紹介 |
古墳時代の倭国王と地域首長の関係を示す前方後円墳共有システムを解明し、墓制に身分秩序を表す制度を提示。前方後円墳の変遷と系列を整理し、倭の王権構造の特質を論究する。 |
著者紹介 |
1964年兵庫県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程退学。奈良国立文化財研究所文部技官、文化庁文化財保護部記念物課文部技官等を経て、大阪市立大学文学部教授。 |
目次タイトル |
序章 倭王権と前方後円墳研究の課題 |
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はじめに 1.前方後円墳と古墳時代 2.倭王権成立をめぐる論点 3.前方後円墳研究の課題 4.本書の射程 |
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第1章 倭の国家形成と古墳時代開始のプロセス |
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はじめに 1.C14年代の検討 2.ヤマト国の形成 3.ヤマト国の評価 4.ヤマト国本拠としての纒向遺跡の形成 5.纒向型前方後円墳論 6.倭における国家形成論のために おわりに |
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第2章 三角縁神獣鏡製作の工人群 |
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はじめに 1.型式学的分析 2.製作工人3派 3.表現からみた倭製三角縁神獣鏡 まとめにかえて |
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第3章 三角縁神獣鏡の編年と前期古墳 |
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はじめに 1.三角縁神獣鏡は魏晋代の特鋳鏡 2.三角縁神獣鏡と前期古墳をめぐる研究史 3.三角縁神獣鏡の編年 4.三角縁神獣鏡の実年代 5.前期古墳の編年 6.箸墓古墳は卑弥呼の墓である |
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第4章 前方後円墳の系列と変遷 |
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はじめに 1.前方後円墳の形態研究と課題 2.オオヤマト古墳群の倭国王墓 3.佐紀西群の倭国王墓 4.古市・百舌鳥古墳群の倭国王墓 5.古墳時代後期の倭国王墓 6.倭国王墓の2系列 おわりに |
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第5章 前方後円墳の墳丘規模 |
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はじめに 1.墳丘規模の重要性 2.使用尺度に関する研究の現状と課題 3.身度尺ヒロ使用説批判 4.箸墓古墳における1尺23cmの漢尺使用 5.前期古墳における墳丘規模のランキング 5.四大古墳の墳丘規模 7.大型古墳の墳丘規模 8.中期後半の尺度の変化 まとめと展望 |
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第6章 箸墓古墳の墳丘と相似墳 |
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1.箸墓古墳の復元と設計 2.箸墓型の相似墳の再検討 3.箸墓型前方後円墳の意義 |
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第7章 桜井茶臼山古墳の歴史的意義 |
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1.墳丘の復元 2.桜井茶臼山古墳の墳丘はいかに成立したか 3.桜井茶臼山型の前方後円墳 4.桜井茶臼山古墳の年代 5.桜井茶臼山古墳の被葬者像 おわりに |
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第8章 メスリ山古墳と祭政分権王制 |
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1.墳丘の復元 2.メスリ山古墳の設計と相似墳 3.メスリ山古墳の年代 4.2系列6墳の築造順序と並存関係 5.王墓としての副系列墳 6.神聖王と執政王の並立 おわりに |
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第9章 行燈山型の前方後円墳 |
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1.行燈山古墳の復元 2.行燈山古墳と玉手山7号墳の比較 3.行燈山型前方後円墳の提示 4.行燈山古墳とその時代 |
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第10章 渋谷向山型の前方後円墳 |
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1.渋谷向山古墳の墳丘復元 2.最下段の理解 3.渋谷向山古墳の基本設計 4.渋谷向山型の前方後円墳の提示 おわりに |
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第11章 佐紀古墳群と半島派兵 |
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1.渋谷向山古墳と佐紀陵山古墳の関係 2.4世紀の古墳編年について 3.佐紀陵山古墳と渋谷向山古墳の年代 |
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第12章 玉手山古墳群・松岳山古墳と河内政権 |
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1.玉手山古墳群の検討 2.松岳山古墳の登場 3.河内政権の成立 |
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第13章 前方後円墳の2系列と王権構造 |
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はじめに 1.オオヤマト古墳群の王墓 2.佐紀西群の王墓 3.古市・百舌鳥古墳群の王墓 4.中期における2王並立 おわりに |
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終章 前方後円墳と古墳時代史 |
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1.ヤマト国の成立 2.倭国王誕生と古墳時代の開始 3.箸墓古墳の築造と前方後円墳共有システム 4.前方後円墳論 5.古墳時代論 6.祭政分権王制 7.本書のまとめ おわりに |