タイトルコード |
1000101174372 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
リテラシー教育はどうあるべきか |
書名ヨミ |
リテラシー キョウイク ワ ドウ アルベキカ |
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現代アメリカにおける概念の相克から読み解く |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
樋口 とみ子/著
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著者名ヨミ |
ヒグチ トミコ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2024.8 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-623-09649-7 |
ISBN |
4-623-09649-7 |
数量 |
6,279p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
371.253
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件名 |
教育学
アメリカ合衆国-教育
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注記 |
文献:p229〜266 |
内容紹介 |
機能的リテラシー論と批判的リテラシー論の対立軸を、思想的基盤の変遷と現代のアメリカ合衆国における具体的な教育実践から再検討。概念のダイナミックな展開をとらえることをとおして、対立を乗り越える新たな展望を示す。 |
著者紹介 |
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。京都教育大学教職キャリア高度化センター教授。 |
目次タイトル |
序章 リテラシーとは何か |
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第1節 問題の所在 第2節 研究の対象と方法 |
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第Ⅰ部 リテラシー概念をめぐる思想の系譜 |
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第1章 機能的リテラシー論の登場 |
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第1節 グレイによる機能性の提起 第2節 「読むことの熟達度」の指標化 第3節 経済中心主義との結びつき |
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第2章 批判的リテラシー論の源流 |
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第1節 フレイレによる「被抑圧者の教育学」の提起 第2節 「解放のリテラシー」の実践 第3節 フレイレの格闘 |
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第Ⅱ部 批判的リテラシー論の展開 |
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第3章 批判的リテラシー論の提起 |
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第1節 ジルーによる学校論の特徴 第2節 批判的リテラシーの教育方法 第3節 複数形のリテラシーズ |
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第4章 ジルーの批判的教育学の思想的基盤 |
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第1節 カルチュラル・スタディーズへの接近 第2節 「越境する」という発想 第3節 批判的教育学とカルチュラル・スタディーズとの相互関係 |
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第5章 公教育における批判的リテラシー論の具体化 |
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第1節 グレーブズによる入門期の実践 第2節 ショアによる初等教育の実践 第3節 アーレントの公共性概念からの示唆 |
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第Ⅲ部 リテラシー概念の相克 |
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第6章 文化的リテラシー論の提起 |
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第1節 アメリカ合衆国の1980年代 第2節 ハーシュによる読み書き文化の共通性の提起 第3節 「広さの教養」と「深さの教養」 |
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第7章 ハーシュの文化的リテラシー論の思想的基盤 |
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第1節 解釈の妥当性の探究 第2節 解釈学的懐疑論への批判 第3節 デリダの脱構築批評との対峙 |
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第8章 文化的リテラシー論の再構築 |
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第1節 文化的リテラシー論批判の論点 第2節 ハーシュによる反批判 第3節 中核知識財団(CKF)の創設 第4節 公共性の再編と課題 |
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第9章 ユネスコにおける「自由としてのリテラシー」の展望 |
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第1節 機能的リテラシーと批判的リテラシー 第2節 リフレクト・アプローチの模索 第3節 「自由としてのリテラシー」の可能性 |
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終章 リテラシー概念の再審 |
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第1節 機能的リテラシーと批判的リテラシーの相克を越えて 第2節 今後の課題 |