タイトルコード |
1000100879931 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
市民社会の文化社会学 |
書名ヨミ |
シミン シャカイ ノ ブンカ シャカイガク |
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アレクサンダー市民圏論の検討を中心に |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
兼子 諭/著
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著者名ヨミ |
カネコ サトシ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-7710-3455-6 |
ISBN |
4-7710-3455-6 |
数量 |
6,228p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361.5
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件名 |
文化
市民社会
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個人件名 |
Alexander Jeffrey C. |
注記 |
文献:p201〜220 |
内容紹介 |
J.アレクサンダーの「文化社会学」と「市民圏」論を検討し、市民の集合的な意思や意見がはらむ文化的な側面とその社会的作用を考察する分析モデルとなる「市民社会の文化社会学」を提唱する。 |
著者紹介 |
1976年生まれ。法政大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学。同大学社会学部兼任講師。博士(社会学)。 |
目次タイトル |
序論 問題の所在と全体の構成 |
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1 問題の所在-市民社会のより有効な社会学的アプローチとしての「市民社会の文化社会学」の提唱 2 本書の構成 3 本書における公共圏,市民圏,市民社会の用法について |
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1章 市民社会の社会学-(1)ハーバーマスの公共圏論 |
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はじめに 1 ハーバーマスの政治的公共圏と民主的な意見形成・意思決定の関係モデル 2 ハーバーマス討議モデルの問題-認知的合理性と手続主義の優越 3 理念型的市民像としての「ミニ・パブリックス」 4 ハーバーマス公共圏論の難点とアレクサンダー市民社会論の概略の提示 |
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2章 市民社会の社会学 -(2)パーソンズの社会的共同体論・影響力論 |
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はじめに 1 象徴的メディアとしての影響力 2 影響力の「流通」とその問題-政治と社会的共同体の相互交換関係に着目して 3 影響力の「信用創造」-「影響力の銀行」としての大学 4 影響力論の到達点が大学論であることの意味-認知的シンボリズムによる社会的共同体の正統化 5 ハーバーマスのパーソンズ社会的共同体論・影響力論 6 アレクサンダーによる「市民社会の社会学」の継承と離脱 |
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3章 アレクサンダー文化社会学の「基本形態」-(1)ギアーツの解釈人類学 |
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はじめに 1 「厚い記述」-意味の構造としての文化 2 文化の自律性-独立変数としての文化 3 従属変数としての文化-アレクサンダーからみたギアーツ文化理論の後退1 4 文化理論の一般化の放棄-アレクサンダーからみたギアーツ文化理論の後退2 5 アレクサンダーのギアーツ評価の妥当性の考察 |
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4章 アレクサンダー文化社会学の「基本形態」-(2)デュルケムの宗教社会学 |
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はじめに 1 デュルケムの宗教概念-聖のシンボリズムとしての宗教 2 独立変数としての宗教-デュルケムの「宗教“的”社会学」 3 信徒にとっての外発的/内発的な行為要因としての宗教 4 宗教現象の現在性への着目 5 アレクサンダーによるデュルケム宗教社会学の継承 補論 ダヤーンとカッツのメディア・イベント論について |
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5章 アレクサンダー「文化社会学」の検討-「市民社会の文化社会学」の導入として |
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はじめに 1 アレクサンダーの「文化社会学」-文化の自律性の強調と構造主義的解釈学の提唱 2 「文化の社会学」の特徴とその興隆の持つ意味 3 「文化社会学」の新たなる段階としての「文化的語用論」 4 アレクサンダー「文化社会学」の理論的特徴,課題,真価について |
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6章 市民社会のディスコース-市民社会の「言説」分析 |
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はじめに 1 「市民社会のディスコース」論の原型としてのベラーの「市民宗教」論 2 「市民社会のディスコース」の構成要素-1 二項対立的な象徴コード 3 「市民社会のディスコース」の構成要素-2 架け橋となる隠喩 4 「市民社会のディスコース」の構成要素-3 物語としてのジャンル性 5 公共圏の分化現象-「市民社会のディスコース」と公共圏の分化の対応性 6 フーコーの言説分析とアレクサンダーのディスコース分析の対比 7 「市民社会のディスコース」論から浮き彫りになるアレクサンダー市民社会論の新たな課題 |
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7章 市民社会のパフォーマンス-市民社会の「演劇」分析 |
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はじめに 1 「社会的パフォーマンス」論の概説 2 社会的パフォーマンスの「脚本」 3 社会的パフォーマンスの「演出」 4 社会的パフォーマンスの「舞台の道具と設営」 5 社会的パフォーマンスの「実演」 6 社会的パフォーマンスの障害としての「オーディエンス」と「ジャーナリスト」 7 「社会的パフォーマンス」論に基づく市民社会論の意義と残された課題-ハーバーマス(およびパーソンズ)の比較から |
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8章 市民圏の構造とその核心的な作動としての「市民的回復」 |
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はじめに 1 市民圏とは何か 2 市民圏の制度的構成要素 3 市民圏の社会的作用-「市民的回復」と「翻訳問題」 4 公民権運動論-市民圏論の事例研究 5 アレクサンダー公民権運動論の課題 6 アレクサンダー市民圏論のモデル化と,その意義と課題の明示 |
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終章 「市民社会の文化社会学」の提唱とその意義 |
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1 「市民社会の文化社会学」とは何か 2 東アジアへの応用研究からみえてくる市民圏論の可能性と新たな課題 3 「市民社会の文化社会学」の意義 |