タイトルコード |
1000100899138 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
シリーズ「日本の開発協力史を問いなおす」 7 |
巻次(漢字) |
7 |
書名ヨミ |
シリーズ ニホン ノ カイハツ キョウリョクシ オ トイナオス |
各巻書名 |
開発協力のつくられ方 |
各巻副書名 |
自立と依存の生態史 |
言語区分 |
日本語 |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2021.5 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-13-034326-8 |
ISBN |
4-13-034326-8 |
数量 |
8,334p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
333.8
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件名 |
経済協力-歴史
日本-対外関係-歴史
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注記 |
文献:p291〜324 |
内容紹介 |
戦後日本の歴史、知、国際実践を開発協力から照らしだす試み。7は、開発協力が計画されて現場に何らかの影響を及ぼすまでのプロセスを、自立と依存の視角から掘り下げる。 |
目次タイトル |
序章 開発協力を引き出す力 |
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第1節 開発協力の不思議 第2節 自立に向かう依存 第3節 本書に通底する方法 第4節 開発と進歩 第5節 本書の構成 |
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第1部 走り出す経済協力 |
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第1章 自立の夜明け |
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第1節 自立のための経済協力 第2節 開発協力の水脈 第3節 経済協力推進体制の形成 第4節 一元化の夢と挫折 第5節 民間主導の経済協力 第6節 経済協力を押し出した米国と日本企業 |
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第2章 開発の東南アジア |
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第1節 援助受け入れ体制への着目 第2節 フィリピン-米国の介入体制 第3節 インドネシア-自力更生と援助依存 第4節 タイ-西欧式開発計画の導入 第5節 「受け入れ体制」をつくらせた力-3カ国の比較 第6節 受け入れ体制の外発的な構築 |
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第3章 逆風の現場 |
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第1節 国から人へ-穂積五一の理想と挫折 第2節 専門家/技術指導者の派遣 第3節 人材の受け入れ-研修生と留学生 第4節 経済協力への夢と失望-穂積五一の目 第5節 個人の自立と国境の越え方 |
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第2部 経済協力から開発援助へ |
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第4章 後発援助国への圧力 |
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第1節 援助予算の急増を問う 第2節 DACと米国-援助の量・質に対する圧力 第3節 国内の利害構造-援助行政と民間企業 第4節 地域研究者-国策との距離 第5節 受け身の攻め 第6節 援助の拡大を促した外圧、国内利害、地域研究者 |
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第5章 権威主義体制の援助吸収 |
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第1節 東南アジアの開発主義-援助は開発国家にとって何だったのか? 第2節 マルコスのフィリピン 第3節 スハルトのインドネシア 第4節 プレーム‐タノムのタイ 第5節 援助が仲介する国家と社会の関係 第6節 国の自立と国民の孤立 |
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第6章 続出するODA批判 |
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第1節 「問題案件」を問い直す 第2節 過熱するODA批判 第3節 批判の声の具体例 第4節 批判の類型と担い手 第5節 情報の依存先と説明責任への圧力 |
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第3部 開発援助から開発協力へ |
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第7章 開発協力と「人間」の発見 |
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第1節 見えない援助理念 第2節 援助理念の源流と日本的変容 第3節 理念と実践-人間の安全保障と緒方改革 第4節 何のための「人づくり」か-個人と集団 第5節 日本式集団主義の可能性 |
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第8章 塗り替わる援助地図 |
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第1節 カンボジアの道路網は誰がつくっているか 第2節 ドナー化するアジア 第3節 インドネシア-南南協力の盟主 第4節 タイ-借款へと拡張する次世代ドナー 第5節 多様化する新興ドナーと日本 第6節 競争から依存関係へ |
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第9章 「問題案件」のその後 |
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第1節 長い学びと案件の熟成 第2節 現地調査の方法 第3節 30年後の現場を歩く-現地で驚いたこと 第4節 変化の説明-何が軌道修正の圧力となったのか 第5節 「成功」と「失敗」のはざま 第6節 依存の向きを問う |
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終章 開発協力が促す力 |
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第1節 開発協力が働き続ける条件 第2節 前提条件に何を見るか-自立を支える依存 第3節 開発協力は何を促すか 第4節 むすび-依存の肯定からはじまる新たな開発協力 |