タイトルコード |
1000100660268 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
隼人と日本書紀 |
書名ヨミ |
ハヤト ト ニホン ショキ |
叢書名 |
同成社古代史選書
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叢書番号 |
31 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
原口 耕一郎/著
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著者名ヨミ |
ハラグチ コウイチロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
同成社
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出版年月 |
2018.10 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-88621-807-0 |
ISBN |
4-88621-807-0 |
数量 |
8,229p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.3
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件名 |
隼人
日本書紀
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内容紹介 |
「日本書紀」研究の現状を振り返り、天皇制の成立とその意義を確認し、古典学/文献学的方法を用いて「古事記」などの隼人関係記事の政治思想史的側面を中心に分析。隼人の虚偽性と歴史的事実の間に存在する問題群を追求する。 |
著者紹介 |
1974年鹿児島県生まれ。名古屋市立大学大学院人間文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(人間文化)。西安交通大学外国語学院日語系外国人専任講師。 |
目次タイトル |
序章-本書の視角- |
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一 作品としての『記・紀』 二 漢字で書かれたテキストとしての『記・紀』 三 古代天皇制と「律令国家」 四 『日本書紀』出典論と史料批判 五 本書の視角 |
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第一章 隼人論の現在 |
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一 天皇制と隼人 二 隼人の時間的範囲 三 隼人の空間的範囲 四 政治的に創出された隼人 五 考古資料と隼人 六 畿内隼人をめぐって 七 隼人論の現在 |
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第二章 隼人の名義をめぐって |
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一 「隼人」名称の使用開始時期をめぐって 二 隼人の名義をめぐる諸説 三 四神思想(鳥隼)説をめぐって 四 「隼」の用字をめぐって |
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第三章 『記・紀』隼人関係記事の再検討 |
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一 『記・紀』の隼人関係記事 二 『日本書紀』出典論をめぐる近年の動向 三 『記・紀』隼人関係記事の再検討 四 『記・紀』の述作と隼人 |
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第四章 大宝令前後における隼人の位置づけをめぐって |
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一 多禰嶋人の位置づけをめぐって 二 隼人関係記事の文飾をめぐって 三 七一〇年代における対隼人政策をめぐって 四 天皇制と夷狄概念 五 大宝令前後における隼人の位置づけをめぐって |
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第五章 「日向神話」と出典論 |
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一 「日向神話」の概要 二 「日向神話」と南九州、隼人 三 神代紀と出典論 四 「日向神話」と出典論 |
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第六章 「日向神話」の隼人像 |
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一 隼人研究の概略 二 『記・紀』編纂時における南九州情勢 三 隼人の風俗歌舞奏上の開始時期について 四 隼人による王権守護の開始時期について 五 八世紀の求めた「神話」 |
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第七章 「神武東征」の成立 |
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一 アマテラスの誕生 二 神代紀と神武紀 三 神武紀と神武記 四 神武と「日向」 五 「神武東征」の成立 |
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終章-『日本書紀』を創るということ- |
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一 奈良時代の「日向神話」 二 「古典」としての『記・紀』、あるいは『記・紀』の「非読者」 三 『日本書紀』出典論のもう一つの意義 四 テキストのなかの隼人 |