タイトルコード |
1000100929460 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「格」の日本語学史的研究 |
書名ヨミ |
カク ノ ニホンゴガクシテキ ケンキュウ |
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江戸期蘭文典と国学からの影響 |
叢書名 |
日本語学会論文賞叢書
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叢書番号 |
1 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
服部 紀子/著
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著者名ヨミ |
ハットリ ノリコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
武蔵野書院
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出版年月 |
2021.9 |
本体価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-8386-0759-4 |
ISBN |
4-8386-0759-4 |
数量 |
2,189p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
815
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件名 |
日本語-文法
オランダ語-文法
国語学-歴史
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注記 |
文献:p140〜142 |
内容紹介 |
吉雄俊蔵「六格前篇」と藤林普山「和蘭語法解」におけるオランダ語の格理解について考察。両蘭文典から鶴峯戊申「語学新書」の格理解への過程を、近代文法学説に見られる格研究の前史として位置づける。 |
著者紹介 |
長崎県生まれ。聖心女子大学人文学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。学習院女子大学非常勤講師。都留文科大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 近現代における「格」研究の到達点 2 江戸時代の日本語研究における「格」-鶴峯戊申『語学新書』の「九格」- 3 蘭文典における格研究の始まり 4 『語学新書』が影響を受けた蘭文典 5 本研究の意義と構成 |
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第1章 蘭文典における格理解Ⅰ-『六格前篇』におけるオランダ語の格- |
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1 はじめに 2 『六格前篇』における「六格」の位置づけ 3 「【タ】揉」という概念と「名詞」 4 「六格」について 5 格に関わる「前詞」と「宗詞」 6 「格」を示す形式についての考察 7 おわりに |
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第2章 蘭文典における格理解Ⅱ-『和蘭語法解』におけるオランダ語の格- |
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1 はじめに 2 『和蘭語法解』について 3 格の記述内容 4 「転変」 5 「六格ニ関係スル言」 6 「標的」 7 格標示形式 8 おわりに |
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第3章 蘭文典に見る日本語の「格」-『六格前篇』と『和蘭語法解』とを比較して- |
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1 はじめに 2 『六格前篇』と『和蘭語法解』におけるオランダ語の格理解 3 『六格前篇』における日本語の格標示形式 4 『六格前篇』における「格」と「てにをは」の関係 5 『和蘭語法解』における「テニヲハ」と「格」 6 おわりに |
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第4章 『語学新書』における格理解Ⅰ-蘭文典の格をどのように取り入れたか- |
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1 はじめに 2 先行研究 3 『語学新書』における「格」の実例 4 『和蘭語法解』と『語学新書』の相違点 5 「君」「臣」「民」の「三法」 6 おわりに |
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第5章 『語学新書』における格理解Ⅱ-国学の言語研究をどのように取り入れたか- |
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1 はじめに 2 「君」「民」と『詞の玉緒』に見られる「本」「末」 3 『語学新書』と『詞の玉緒』の「かかり」 4 「省格」と『六格前篇』の「徒」 5 おわりに |
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第6章 山田孝雄『日本文法論』における「位格」 |
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1 はじめに 2 「位格」とは何か 3 山田文法における8種の「位格」と格標示形式 4 鶴峯から山田へ-学史上における『日本文法論』の「位格」- 5 おわりに |
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終章 |
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1 日本語学史上における格理解のプロセス 2 幕末から明治へ |