タイトルコード |
1000100939812 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
国際移動の教育言語人類学 |
書名ヨミ |
コクサイ イドウ ノ キョウイク ゲンゴ ジンルイガク |
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トランスナショナルな在米「日本人」高校生のアイデンティティ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小林 聡子/著
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著者名ヨミ |
コバヤシ サトコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
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出版年月 |
2021.11 |
本体価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-7503-5278-7 |
ISBN |
4-7503-5278-7 |
数量 |
231p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
371.5
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件名 |
海外子女教育
日本人(アメリカ在留)
アメリカ合衆国-教育
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注記 |
文献:p214〜226 |
内容紹介 |
教育言語人類学の立場から、アメリカで学ぶ日本人高校生を対象としたフィールド調査を実施。生徒らのやりとりや葛藤を、多角的に、詳細に描くことで、国際移動をする子ども達のアイデンティティを分析する。 |
著者紹介 |
カリフォルニア大学サンタバーバラ校大学院教育学研究博士課程修了。博士(教育学)。千葉大学国際学術研究院准教授。 |
目次タイトル |
序章 国際移動の教育言語人類学 |
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1.TransvocalityとTranslocality 2.米国における「日本人」生徒 3.先行研究 4.研究方法論 5.本書の構成 |
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第1章 <教室内をみる>「日本人は金持ちだから」 |
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1.ELD教室におけるやりとりをみる 2.教職員による仕掛けと認識 3.教室内での生徒間による「日本人」の形成 4.「日本人コミュニティ」の想像と実践 5.小結 |
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第2章 <テリトリーの表象と解釈>パール高校の「人種民族地図」 |
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1.地図からみる「日本人コミュニティ」 2.「コミュニティ」を想い描く-日本・米国 3.学内のテリトリー認識 4.学外の人種民族地図の変遷 5.小結 |
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第3章 <学校内をみる>連鎖するラベルの認識と言語行為 |
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1.ラベル付けとイデオロギー 2.内集団と外集団-名乗りと名付けのパターン 3.「アメリカナイズ」「Jap」「FOB」を語る 4.「Japs/ジャプ」という名付けと名乗り 5.小結 |
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第4章 <個の変化をみる>「not Fob」で「良いFOB」 |
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1.ナラティブを通したアイデンティティの位置取り 2.テリトリーの経年変化 3.名付けられる側から名付ける側へ 4.「アメリカナイズされた」生徒らとの関わりの中での位置取り 5.小結 |
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第5章 <学外をみる>居場所としての塾とSNS |
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1.トランスナショナルな居場所 2.塾という「日本」、「日本」へつながる塾 3.SNSでの自己表象-「マイスペース」から「Mixi」へ 4.小結 |
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第6章 <トランスナショナルな視点でみる>「ジャプ」から「帰国」へ |
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1.帰国生入試と「帰国生」の形成 2.米国にいながら「帰国子女」 3.日本で「帰国」になる、「帰国」をする 4.高校卒業から10年-「帰国」とは何か 5.小結 |
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第7章 <人種・民族・国の狭間>「おとんは侍、おかんはお嬢」 |
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1.「ハーフ」の人種化とパッシング 2.コロンビアから日本、そして米国へ-ジュンの語り 3.周囲から人種化されるジュン 4.ジュン自身による戦略的位置取り 5.小結 |
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補章 <世代・民族の狭間>「4世」「日本人」のライフストーリー |
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1.場所性から捉えるライフストーリー 2.「あの時・あの場所」のジャネット 3.研究者との対話-「今・ここ」でのジャネット 4.日常的なやりとりにおけるジャネット 5.語られる歴史と地理、語る場の歴史と地理 6.小結 |
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終章 国際移動する子ども達の新たなアイデンティティ研究に向けて |
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1.アイデンティティ研究におけるマルチからトランスへの捉え直し 2.今後の展望 |