タイトルコード |
1000100949426 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
太宰治論 |
書名ヨミ |
ダザイ オサム ロン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
安藤 宏/著
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著者名ヨミ |
アンドウ ヒロシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2021.12 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-13-080068-6 |
ISBN |
4-13-080068-6 |
数量 |
11,1184,18p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.268
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個人件名 |
太宰 治 |
内容紹介 |
太宰治の作品と生涯の全貌を、近代という時代とともに解き明かす。日本近代文学研究の第一人者・安藤宏が40年、太宰治について考えてきた足跡をまとめる。多数のコラムのほか、人名索引・太宰治作品名索引も掲載。 |
著者紹介 |
1958年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。同大学大学院人文社会系研究科教授。著書に「日本近代小説史」「「私」をつくる」など。 |
目次タイトル |
序 太宰治の時空間 |
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第Ⅰ部 揺籃期 |
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第一章 「百姓」と「貴族」 |
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コラム1 新出史料・津島家関係文書 コラム2 生い立ち コラム3 津島家の女性たち |
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第二章 <自尊心>の二重構造 |
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コラム4 回覧誌「星座」と阿部合成 コラム5 中学時代の直筆資料 コラム6 「青んぼ」の時代 |
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第三章 <放蕩の血>仮構 |
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コラム7 「細胞文芸」について コラム8 草創期の映像文化 コラム9 新派・新劇の影響 コラム10 ノートの落書き |
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第四章 「哀蚊」の系譜 |
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コラム11 浄瑠璃語りの影響 コラム12 習作期の詠草 |
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第五章 津軽と東京と |
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コラム13 津軽文壇の状況 |
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第Ⅱ部 『晩年』の世界 |
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第一章 習作から『晩年』へ |
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コラム14 非合法活動 |
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第二章 『晩年』序論 |
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第三章 山中の怪異 |
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第四章 回想という方法 |
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コラム15 文壇デビュー(1) |
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第五章 寓意とはなにか |
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第六章 自殺の季節 |
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コラム16 アンドレ・ヂイド『ドストエフスキー』 コラム17 「道化の華」四題 |
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第七章 自意識過剰と「死」の形象 |
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第八章 「小説」の小説 |
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第九章 詩と小説のあいだ |
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第一〇章 散文詩の論理 |
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第一一章 『晩年』と“津軽” |
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第一二章 転向・シェストフ・純粋小説 |
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コラム18 文壇デビュー(2) コラム19 「彼は昔の彼ならず」 コラム20 井伏鱒二との“共働” |
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第一三章 <噓>をつく芸術家 |
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第一四章 現実逃避の美学 |
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コラム21 「陰火」 コラム22 演劇との関係(昭和3-14年) コラム23 『晩年』の刊行 |
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第Ⅲ部 中期の作品世界 |
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第一章 “罪”の生成 |
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第二章 「太宰治」の演技空間 |
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コラム24 “芥川賞騒動”前後 |
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第三章 第二次“転向”の虚実 |
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コラム25 キリスト教の受容 |
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第四章 <懶惰>の論理 |
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コラム26 荻窪というトポス |
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第五章 <自己>を語り直すということ |
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コラム27 石原家 |
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第六章 「生活」と「芸術」との齟齬 |
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コラム28 美知子夫人と「太宰治文庫」 |
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第七章 「女生徒」の感性 |
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第八章 女がたり |
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コラム29 「千代女」と「生活綴方」運動 コラム30 映画とのかかわり |
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第九章 「小説」の条件 |
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コラム31 画家・版画家たちとの交流 コラム32 「善蔵を思ふ」と棟方志功 |
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第一〇章 メロスの懐疑 |
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第一一章 太宰治と“東京” |
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コラム33 「新ハムレツト」の舞台化 |
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第Ⅳ部 戦中から戦後へ |
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第一章 戦中から戦後へ |
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コラム34 戦争の影 |
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第二章 蕩児の論理 |
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コラム35 二人の女性画家 コラム36 「右大臣実朝」 |
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第三章 「津軽」の構造 |
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第四章 翻案とパロディと |
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コラム37 『惜別』執筆関連資料から コラム38 「お伽草紙」の本文 |
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第五章 「八月一五日」と疎開文学 |
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コラム39 「パンドラの匣」とGHQ |
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第六章 <桃源郷>のドラマツルギー |
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コラム40 新劇とのかかわり |
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第七章 戦後文学と「無頼派」と |
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コラム41 戦中、戦後の三鷹 |
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第八章 戦後の女性表象 |
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第九章 「斜陽」における“ホロビ”の美学 |
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コラム42 「斜陽」執筆の背景 コラム43 伊豆というトポス |
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第一〇章 「悲劇」の不成立 |
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第一一章 関係への希求 |
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コラム44 信仰と文学と |
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第一二章 「人間失格」の創作過程 |
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コラム45 草稿研究の課題 |
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第一三章 最晩年の足跡 |
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コラム46 「井伏鱒二」への想い コラム47 「志賀直哉」への抵抗 コラム48 肖像写真 |