タイトルコード |
1000101012074 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
社会をつくった経済学者たち |
書名ヨミ |
シャカイ オ ツクッタ ケイザイ ガクシャタチ |
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スウェーデン・モデルの構想から展開へ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤田 菜々子/著
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著者名ヨミ |
フジタ ナナコ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2022.9 |
本体価格 |
¥6300 |
ISBN |
978-4-8158-1097-9 |
ISBN |
4-8158-1097-9 |
数量 |
8,428p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
331.75
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件名 |
経済学-北欧学派
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注記 |
文献:p389〜412 |
内容紹介 |
福祉先進国・スウェーデンの礎を築いた経済学者たち。スウェーデン経済学の全体像を、彼らの政治・世論との深いかかわりとともに解明。福祉国家への合意を導いた決定的役割と、現代におけるその変容までを鮮やかに描き出す。 |
著者紹介 |
1977年三重県生まれ。名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。名古屋市立大学大学院経済学研究科教授。著書に「ミュルダールの経済学」で経済学史学会研究奨励賞受賞。 |
目次タイトル |
序章 スウェーデン社会をつくった経済学者たち |
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1 スウェーデン・モデルの研究 2 スウェーデン社会への経済学史的アプローチ 3 スウェーデンの経済学史 4 本書の構成と概要 |
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第Ⅰ部 黎明から「第1世代」の経済学者へ |
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第1章 「大国の時代」・「自由の時代」と重商主義 |
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1 「大国の時代」と中央銀行の設立 2 「自由の時代」における経済と学問の振興 3 スウェーデン初の経済学教授ベルチ 4 リンネ的「エコノミー」 5 1760年代の物価安定化論争 6 絶対王政の再開と崩壊 7 スウェーデンの重商主義 |
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第2章 ダヴィッドソンとスウェーデン経済学界の形成 |
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1 親フランス路線と国民経済協会の設立 2 親ドイツ路線と社会保険原理の導入 3 経済理論家ダヴィッドソンの登場 4 経済学雑誌『エコノミスク・ティドスクリフト』 |
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第3章 新マルサス主義者としてのヴィクセル |
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1 ヴィクセル1880年講演の衝撃 2 文化急進主義の1880年代 3 ヴィクセルの就職 4 『経済学講義』第1巻第1章の人口論 5 スウェーデン内外における新マルサス主義の定着 6 「奇矯過激の人」 7 社会改革と経済学 |
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第4章 ヴィクセルの貨幣理論 |
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1 『価値・資本及び地代』と『経済学講義』第1巻 2 『利子と物価』における累積過程の理論 3 定義の変更と2つの論争 4 ヴィクセル貨幣理論の革新性と保守性 5 第1次世界大戦前後のインフレ・デフレと政策提言 6 ヘクシャーによる「経済学クラブ」の創設 |
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第5章 カッセルとヘクシャーの保守主義・自由主義 |
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1 カッセルとヘクシャー 2 経済と社会政策への関心 3 国際経済への理論的関心 4 自由主義 5 経済理論と経済史 6 公共論議への貢献 7 経済学の教育者 8 スウェーデン経済学の「第1世代」 |
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第Ⅱ部 「第2世代」とストックホルム学派の成立 |
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第6章 「経済学クラブ」における世代間対立 |
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1 「中間世代」のバッジェ 2 ケインズ『自由放任の終焉』をめぐる議論 3 ミュルダール『経済学説と政治的要素』 4 1920年代終盤の「経済学クラブ」 |
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第7章 リンダールとミュルダールの動学的方法 |
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1 リンダールとミュルダール 2 ミュルダール博士論文「価格形成問題と変動要因」(1927年) 3 リンダール「資本理論からみた価格形成問題」(1929年) 4 リンダール『金融政第の手段』(1930年) 5 ミュルダール「貨幣的均衡について」(1931年) 6 ミュルダールのアメリカ滞在とリンダールの転居 |
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第8章 オリーンの経済学 |
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1 貿易理論 2 コペンハーゲン大学への就職と自由主義の変容 3 ケインズとの「トランスファー論争」 4 貨幣的経済理論と経済拡張政策への関心 5 ヘクシャー=オリーンの定理 6 「経済学クラブ」の代表者 7 自由党への入党 |
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第9章 失業委員会での協働 |
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1 失業委員会の設立 2 第1報告書「失業の程度・特徴・原因」と付録・覚書 3 第2報告書作成過程における付録・覚書 4 事務局ハマーショルドと第2報告書 5 失業委員会におけるストックホルム学派 |
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第10章 大恐慌期の金融政策と「新しい財政政策」 |
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1 リクスバンクの金融政策 2 社民党政権の始まり 3 ウィグフォシュの「新しい財政政策」とミュルダール 4 「新しい財政政策」の実行 5 金融政策・財政政策の効果 6 1934年という潮目 |
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第Ⅲ部 ケインズ革命とストックホルム学派 |
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第11章 ケインズ『一般理論』の形成とストックホルム学派 |
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1 『貨幣論』から『一般理論』へ 2 ケンブリッジ・ロンドン・ストックホルム 3 ハイエク編論集所収のミュルダール論文 4 LSEのトーマスと若手たち 5 『一般理論』の刊行 6 ケインズのストックホルム来訪 7 未完のケインズ革命 |
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第12章 「先行性論争」とストックホルム学派 |
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1 オリーン1937年論文 2 オリーン1937年論文に関するケインズの私信 3 1937年のケインズ 4 スウェーデン経済学界のケインズ『一般理論』評価 5 日本での同時代研究 6 長年にわたる「先行性論争」 7 「スウェーデンにおけるケインズ革命」か? |
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第13章 ストックホルム学派の衰退 |
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1 ストックホルム学派の形成 2 ストックホルム学派の解散 3 ストックホルム学派の衰退 4 遅れて刊行された英訳書 5 プラットフォームの変容 6 「集団」の解散と「学派」の衰退 |
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第Ⅳ部 スウェーデン・モデルと「第2世代」の経済学者 |
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第14章 スウェーデン・モデルの政策論争 |
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1 第2次世界大戦とミュルダールのアメリカ論 2 1944年の戦後経済展望 3 戦後経済とレーン=メイドナー・モデル 4 スウェーデン・モデルの成立から成熟へ 5 憲法改正と一院制の導入 |
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第15章 国際社会の平和と「福祉世界」 |
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1 国連欧州経済委員会のミュルダール 2 第2代国連事務総長ハマーショルド 3 ミュルダール『福祉国家を越えて』 4 平和国家のSIPRI 5 アメリカ社会への提言 6 1970年代の急進化 7 「福祉国家の危機」とスウェーデン・モデル |
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第16章 「ノーベル経済学賞」 |
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1 社民党とリクスバンクの対立 2 リクスバンク創立300周年とオスブリンクの企図 3 ミュルダールとハイエクの共同受賞 4 オリーンとミードの共同受賞 5 「ノーベル経済学賞」選考委員会 6 「ノーベル経済学賞」の社会的影響力 |
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終章 スウェーデンにみる経済学者の社会的影響力 |
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1 スウェーデン経済学史の伝統的特質 2 経済学史からみたスウェーデン社会の成り立ち 3 エピローグ |