タイトルコード |
1000101038529 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
バレエはアラベスク |
書名ヨミ |
バレエ ワ アラベスク |
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ロマン主義以前からみたバレエ作品 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
譲原 晶子/著
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著者名ヨミ |
ユズリハラ アキコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
せりか書房
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出版年月 |
2022.12 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7967-0396-3 |
ISBN |
4-7967-0396-3 |
数量 |
291,70p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
769.9
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件名 |
バレエ
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注記 |
文献:巻末p53〜70 |
内容紹介 |
近代バレエの作品の成り立ちについて考察。ロマン主義以前のバレエ史を掘り下げるとともに、今日私たちが舞台で観ている作品を観察することで、バレエ作品のなかに歴史の糸を感じ取る。 |
目次タイトル |
第一章 ディドロとバレエ-それとは知らずにバレエの作劇論 |
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1 アントニー・チューダの《リラの園》 2 バレエとモノドラマ-《ピグマリオン》 3 舞踊と言葉-観客の知識を前提にした作品 4 ディドロの作劇論(1)-何度でも観たくなる劇 5 ディドロの作劇論(2)-筋立てよりタブローを重視する |
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第二章 観客を巻き込む作劇法 |
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1 ドベルヴァルの《リーズの結婚》 2 ヴォードヴィル-舞台と観客をつなぐ絆 3 オペラコミックからバレエパントマイムへ 4 消えた副題 5 バレエのもうひとつの系譜 |
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第三章 演劇のタブロー史のなかの《リーズの結婚》 |
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1 ショヴォーの版画にみる舞台タブロー 2 《リーズの結婚》における舞台タブロー 3 一七、一八世紀の舞台タブロー 4 演劇における「タブロー」の四つの意味とディドロの舞台タブロー 5 幕分割としてのタブロー-イメージとしてのタブローを超えて 6 小道具とアクション |
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第四章 なぜバレエにはディヴェルティスマンが存在するのか |
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1 オペラ座初のアクションバレエはデシヴェルティスマンだった 2 バレエのなかに居座ったバレエ 3 宮廷バレエの詩学 4 アグレマン-Je ne sais pas quoi. |
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第五章 劇になりきれなかったバレエ |
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1 近代バレエ以前のバレエ作品 2 オペラバレエ 3 音楽悲劇とカユザックのバレエ史観 4 ノヴェールの矛盾 5 モリエールのコメディバレエ-近代バレエ作品の原点 6 スクリーブとプティパの《眠れる森の美女》 |
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第六章 舞台の際を描くイリ・キリアンの目論見 |
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1 作品と舞台の関係 2 キリアンの妙技-面・線・点のメカニズム 3 際を描く-作品空間の広がり 4 日本のバレエ《輝夜姫》 5 キリアンのバレエ《輝夜姫》 6 エピローグ-日本最古の文学作品としての『輝夜姫』 |
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第七章 プロセニアムから演者と観客が退いてゆく |
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1 《ロミオとジュリエット》-バレエ化しやすい劇作品 2 しかし、場面転換が多すぎる 3 プロセニアムとはオープン舞台のことだった 4 舞台から額縁へ-最高の席なのか最悪の席なのか? 5 エリザベス朝舞台の場面転換機構-ホッジズによる上演研究 6 二重舞台の工夫 |
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第八章 引き返す劇場史 |
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1 バレエ《ロミオとジュリエット》における場面転換 2 ゲーテの予想ははずれた? 3 タブローはどこに描くのか? 4 言葉の技芸と身体の技芸とどちらが美しいか? |
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第九章 アラベスクはグロテスク |
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1 ピエール・ガルデルの《舞踊狂い》 2 バレエのアラベスクの謎 3 ノヴェールはアラベスクを嫌悪した 4 ブラーシスとドベルヴァルのアラベスク 5 オードラン、ベラン、ウァトーのアラベスク |
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第一〇章 バレエはタブローかアラベスクか |
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1 デュレジェ氏を産んだ時代-バレエのアラベスク黎明期 2 プロセニアム平面に立ち上がったアラベスク画 3 バレエは「劇」でも「タブロー」でもなかった 4 Shall weダンス?-日本の舞踊狂いに拍手を! |