タイトルコード |
1000101052776 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
社会問題化する組織不祥事 |
書名ヨミ |
シャカイ モンダイカ スル ソシキ フショウジ |
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構築主義と調査可能性の行方 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中原 翔/著
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著者名ヨミ |
ナカハラ ショウ |
出版地 |
[東京] |
出版者 |
中央経済社
中央経済グループパブリッシング(発売)
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出版年月 |
2023.2 |
本体価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-502-45141-6 |
ISBN |
4-502-45141-6 |
数量 |
5,6,204p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
335.15
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件名 |
コンプライアンス
危機管理(経営)
企業と社会
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注記 |
文献:p189〜201 |
内容紹介 |
組織不祥事は組織内外の利害関係者の思惑が交差した結果であるという政治的側面を持つ。研究者の調査も政治性を伴う点を指摘し、それを踏まえた研究のあり方を探る。 |
著者紹介 |
神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。大阪産業大学経営学部准教授。 |
目次タイトル |
序章 組織不祥事を調査するために |
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第Ⅰ部 組織犯罪,組織事故,組織リスク |
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第1章 組織犯罪はなぜ生み出されるのか |
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1.緒言 2.ホワイト・カラーの犯罪が生み出される理由 3.職務上の犯罪が生み出される理由 4.組織体の犯罪が生み出される理由 |
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第2章 組織事故はなぜ生み出されるのか |
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1.緒言 2.組織事故が生み出される理由 3.組織事故を未然に防止するために 4.「組織事故」が作られるとき |
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第3章 組織リスクはなぜ生み出されるのか |
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1.緒言 2.リスクが生み出される理由 3.リスク社会は組織リスクを生み出す 4.リスクは言説と規制に揺れる |
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第Ⅱ部 組織不祥事の方法論 |
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第4章 「不祥事」はどのように報道されてきたのか |
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1.緒言 2.言葉としての「不祥事」に注目する 3.新聞記事を分析するためには 4.「不祥事」記事の分析 |
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第5章 組織不祥事はどのように研究されてきたのか |
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1.緒言 2.組織不祥事の定義 3.個人と組織はどのように発生原因を帰されるのか 4.研究者による調査アクセスの難しさ |
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第6章 組織不祥事はどのように活動として捉えられるのか |
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1.緒言 2.社会問題の構築主義 3.方法論論争と2つのスタンス 4.ポリティカル・リサーチャビリティ |
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第Ⅲ部 組織不祥事を調査する |
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第7章 運輸会社へのインフォーマル調査 |
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1.緒言 2.フォーマル・アクセスの失敗 3.外部通報を生み出す権力関係 4.外部通報をもみ消す権力関係 |
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第8章 製薬会社へのフォーマル調査 |
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1.緒言 2.フォーマル・アクセスの成功 3.外部通報を無効にする権力関係 4.再発防止策の不備に関わる権力関係 |
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第9章 組織不祥事を調査する意味とは何か |
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1.緒言 2.フォーマル・アクセスの成否と組織の政治性 3.調査の可能性と政治性 |
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第10章 結論 |
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1.緒言 2.組織不祥事研究の展望 3.組織不祥事研究の調査可能性 4.組織不祥事研究者の役割 |