タイトルコード |
1000100643484 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「混血」と「日本人」 |
書名ヨミ |
コンケツ ト ニホンジン |
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ハーフ・ダブル・ミックスの社会史 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
下地 ローレンス吉孝/著
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著者名ヨミ |
シモジ ローレンス・ヨシタカ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
青土社
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出版年月 |
2018.9 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-7917-7094-6 |
ISBN |
4-7917-7094-6 |
数量 |
450,26p |
大きさ |
19cm |
分類記号 |
361.42
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件名 |
混血児
日本-歴史-昭和時代(1945年以後)
日本-歴史-平成時代
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注記 |
文献:巻末p5〜22 |
内容紹介 |
「日本人」の境界線はどのように引かれているのか。公文書・新聞などの史資料を分析し、日本社会の人種化と「混血」「ハーフ」の歴史に迫るとともに、インタビュー調査を通じて、混血やハーフのライフヒストリーをまとめる。 |
著者紹介 |
1987年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。専門は社会学、国際社会学。港区立男女平等参画センターの事業コーディネーター。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 日本社会と「ハーフ」 2 分析枠組み 3 人種編成論の日本の文脈への援用 4 方法と対象 5 インタビューの概要 6 本書の構成 |
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第Ⅰ部 「混血」の戦後史 |
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第1章 敗戦と「混血児問題」の時代 一九四五〜一九六九年 |
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1 「日本人」の境界線の引き直し 2 旧植民地出身者をめぐって 3 「混血児問題」をめぐって 4 文部省の「混血児対策」 5 市民社会の動向 6 小括:戦後日本における「日本人」化/「外国人」化の萌芽 |
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第2章 豊かさと「ハーフ」の時代 一九七〇〜一九八九年 |
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1 「ハーフ」の誕生 2 日本人論における「混血児」の不在 3 「混血児問題」のその後 4 「ハーフ」言説の登場 5 「国際化」のなかの日本人論 6 国籍法改正運動が焦点化しなかったもの 7 小括:「ハーフ」登場のなかで |
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第3章 「多文化共生」と「ダブル」の時代 一九九〇〜二〇〇〇年 |
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1 グローバル化のなかで何が起こったのか 2 開国・鎖国論争から入管法改定へ 3 その後の「ハーフ」言説 4 「混血児」の使用禁止運動と「ダブル」言説の登場 5 「多文化共生」で繰り返される「日本人」対「外国人」 6 小括:恣意的に使い分けられる人種のロジック |
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第4章 「ハーフ」の多様化の時代 二〇一〇年〜 |
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1 「日本人/外国人」二分法の現在 2 日系定住外国人政策 3 「ハーフ」表象の新たな展開 4 消費の対象から発信する主体へ 5 コミュニティ形成とアイデンティティ・ポリティクス 6 メディア・アクティビズム 7 小括:「あたりまえ」が問い直されるとき |
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第Ⅰ部まとめ |
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第Ⅱ部 「混血」の生活史 |
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第Ⅱ部への序-戦後史から生活史へ |
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第5章 「あなたはナニジン?」-日常生活における人種経験 |
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1 日常から何が見えるか 2 日常生活での人種経験 3 ジェンダー、セクシュアリティと「ハーフ」 4 エスニシティと「ハーフ」 5 ネーションと「ハーフ」 6 小括:日常生活に偏在する人種 |
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第6章 「ハーフ」の捉えがたさ |
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1 なぜ「ハーフ」は捉えがたいのか 2 位相Ⅰのケース 3 位相Ⅱのケース 4 位相Ⅲのケース 5 小括:位相ごとの人種化 |
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第7章 「日本人」らしさがもたらす人種化の力学-家族・学校・労働・ストリートの現場から |
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1 現場で何が起こっているのか 2 家族 3 学校 4 労働 5 ストリート 6 制度間の相互作用 7 人種化がもたらす社会的帰結 |
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第8章 「日本人」と「外国人」に二分される世界を生きる |
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1 人生の軌跡をたどる 2 ライフコース分析 3 小括:移りゆくライフコースのなかで |
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第Ⅱ部まとめ |
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終章 |