タイトルコード |
1000100633601 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
簡帛文献からみる初期道家思想の新展開 |
書名ヨミ |
カンパク ブンケン カラ ミル ショキ ドウカ シソウ ノ シンテンカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
王 中江/著
吉田 薫/訳
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著者名ヨミ |
オウ チュウコウ ヨシダ カオル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京堂出版
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出版年月 |
2018.7 |
本体価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-490-20989-1 |
ISBN |
4-490-20989-1 |
数量 |
317p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
124.2
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件名 |
道家
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内容紹介 |
道家の「自然の理性」、この革命的な変化のはじまりはいつ起こったか。考古学の成果を取り入れ、新出土資料と伝世文献を関連付け、初期の道家思想を再検証する。道家の宇宙観と人間社会観についての興味深い考察が成された書。 |
著者紹介 |
1957年生まれ。中国社会科学院歴史研究所研究員、清華大学人文学院教授を経て、北京大学哲学系教授。中華孔子学会会長。哲学博士(北京大学)。 |
目次タイトル |
序論 出土文献、ならびに道家の宇宙観と人間社会観についての再検討 |
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一 出土簡帛文献の年代と自然の宇宙観 二 宇宙のはじまりと状態、および生成の過程について 三 万物の内面性と活力について-「物性」はいかに獲得できるか 四 「道」の「弱作用力」と万物の「自発性」 五 自然の連続性-宇宙から人間の世界へ |
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第一章 道と事物の自然 |
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一 「道法自然」の一般的解釈の原点と問題 二 「自然」と「万物」および「百姓」 三 「無為」と「道」および「聖王」 四 「道法自然」と老子思想の構造 |
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第二章 『太一生水』における宇宙生成モデルと天道観 |
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一 宇宙の原初状態-「太一」と「一」 二 「主輔」の生成メカニズム-「水」から「天」と「地」に至るまで 三 「相輔」の生成機能-「神明」から「歳」に至るまで 四 原理としての「太一」と「天道観」 |
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第三章 『恒先』の宇宙観、ならびに人間社会観の構造 |
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一 「恒先」-宇宙の「原初」およびその「状態」 二 「域」から「気」に至るまで-宇宙の進化と天地の生成 三 「始」と「往」-「万物」の生成、存在、および活動 四 「天下之事」と人間社会における行動の尺度 |
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第四章 『凡物流形』の生成、および自然と聖人 |
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一 生成の根源としての「一」 二 「物」としての「自然」 三 「聖人」と「執一」 |
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第五章 黄老学の法哲学の原理と公共性、および法律共同体の理想 |
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一 「道法」-「実在法」における「自然法」の基盤 二 「人情論」と「因循論」-法律による統治と人性、および合目的性 三 「法律」による統治と「公共性」、および「客観化」 四 「法律共同体」の理想、およびその「徳治」と「法治」 |