タイトルコード |
1000101166560 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
実践詳解精神分析16講 下 |
巻次(漢字) |
下 |
書名ヨミ |
ジッセン ショウカイ セイシン ブンセキ ジュウロッコウ |
各巻書名 |
欲動論と関係論の対話 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
吾妻 壮/著
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著者名ヨミ |
アガツマ ソウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩崎学術出版社
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出版年月 |
2024.6 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-7533-1242-9 |
ISBN |
4-7533-1242-9 |
数量 |
267p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
146.1
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件名 |
精神分析
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注記 |
文献:p256〜257 |
内容紹介 |
実践としての精神分析を、学派を超えて徹底講義。下は、クライン派の精神分析、独立学派の精神分析、ビオンの精神分析、米国対象関係論、自己心理学など、全8講を収録する。 |
目次タイトル |
第9講 対象関係論の始まり |
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対象関係論という言葉 対象関係とは何か なぜ対象関係論なのか 対象関係と欲動 欲動の転移、関係性の転移 対象関係論の諸学派 対象関係論学派の主な精神分析家 対象関係論の特徴 クライン派、独立学派、米国対象関係論学派の主な違い |
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第10講 クライン派の精神分析 |
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メラニー・クラインの貢献 部分対象、全体対象 部分対象関係の臨床 クラインと自己愛 死の欲動、スプリッティング、投影同一化 妄想-分裂ポジションと抑うつポジション 体験の様式としてのポジション |
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第11講 独立学派の精神分析 |
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独立学派 フェアバーンの貢献 フェアバーンの経歴 リビドーは快ではなく対象を希求する 抑圧されるものはリビドーの記憶ではない 悪い対象の抑圧 ウィニコットの貢献 ウィニコットの経歴 P-Sポジションへの疑問 現実的な関わり方の重要性 原初の母性的没頭 抱えること、抱える環境 対象関係論と精神病理 人を知るということ 解釈とDポジションへの移行 移行対象、移行現象 本当の自己、偽りの自己 「対象に関係すること」から「対象の使用」へ 分析家への迎合の問題 |
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第12講 ビオンの精神分析 |
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ビオンの経歴 ビオンと現代精神分析 こころのモデル化 フロイトのこころのモデルとの比較 考えることと思考 考えられていない思考と行為 接触障壁 α機能の逆転 奇怪な対象 もの想い、コンテイン ウィニコットとの違い 新しい精神分析モデルに向けて コンテイナー コンテインド・モデル 情緒的リンク Oにおける変形 |
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第13講 米国対象関係論 |
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アメリカにおける対象関係論の受容 カーンバーグの米国対象関係論 表象と対象関係 原始的な心 対象関係と情緒 対象関係論的自我心理学 対象関係とエス(イド) パーソナリティ障害とその治療 パーソナリティ構造論 NPO、BPO、PPO 自己愛 反社会性 「噓くささ」について |
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第14講 自己心理学 |
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自己心理学 コフートの経歴 自己とは何か 対象リビドー、自己愛リビドー 自己愛の自己心理学的理解 リビドー、攻撃性 エディプス・コンプレックス 自己愛病理と転移 理想化転移のワーキングスルー 鏡映転移の三形態 葛藤と欠損 共感の意義 自己心理学的な精神分析プロセス 自己心理学への批判 自己心理学から間主観性理論へ |
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第15講 対人関係精神分析から関係精神分析へ |
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対人関係精神分析、関係精神分析 古典的精神分析 古典的理論の残した問題 古典的精神分析に対抗する諸理論 対人関係精神分析 関係精神分析の始動 |
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第16講 エナクトメント、間主観性 |
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関係精神分析のトピック エナクトメント エナクトメント論の広がり 出会いとしての精神分析 間主観性 対人的、精神内界的 主観性の交わりの文脈 ガーダマーの解釈学 他者と共にあること ダニエル・スターンの間主観性理論 アーティキュレーション、今のモーメント ジェシカ・ベンジャミンの間主観性理論 ウィニコットからの影響 関係精神分析とこれからの精神分析 最後に |