タイトルコード |
1000101160685 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
銀行監督の歴史 |
書名ヨミ |
ギンコウ カントク ノ レキシ |
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日本の銀行業とプルーデンス |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
邉 英治/著
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著者名ヨミ |
ホトリ エイジ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2024.5 |
本体価格 |
¥6300 |
ISBN |
978-4-8158-1155-6 |
ISBN |
4-8158-1155-6 |
数量 |
7,398p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
338.33
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件名 |
金融検査-歴史
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注記 |
文献:p369〜382 |
内容紹介 |
金融業の近代化と発展を支えた、見えざる原動力とは。明治の草創期から戦後復興期まで、大蔵省検査が果たしてきた重要な役割とその変遷を明らかにする。今後の金融危機勃発を回避するためにも、示唆に富む一冊。 |
著者紹介 |
京都府生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。 |
目次タイトル |
序章 銀行監督の起源と意義 |
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1 はじめに 2 「プルーデンス」の起源について 3 プルーデンス監督はなぜ必要となったのか 4 本書の対象と定義 5 史資料について 6 本書の構成と概要 |
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第Ⅰ部 国立銀行時代の大蔵省検査 |
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第1章 プルーデンス監督のあけぼの |
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1 はじめに 2 プルーデンス監督のルーツ 3 為替会社の教訓 4 国立銀行制度の発足と銀行検査の導入 5 国立銀行監督の法的根拠と検査手順 6 第一国立銀行とシャンドの実地検査 7 シャンドとプルーデンス 8 おわりに |
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第2章 国立銀行とプルーデンス監督 |
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1 はじめに 2 改正国立銀行条例後の国立銀行 3 草創期国立銀行の増資をめぐる問題 4 国立銀行に対する大蔵省検査の実施数 5 草創期の大蔵省検査官と検査旅程 6 実地検査からみた通常検査の役割 7 国立銀行の合併検査 8 おわりに |
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第3章 有力国立銀行の大蔵省検査 |
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1 はじめに 2 第三十二国立銀行の概要 3 第三十二国立銀行と大蔵省検査の実態 4 第十六国立銀行と大蔵省検査の実態 5 おわりに |
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第4章 中堅国立銀行の大蔵省検査 |
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1 はじめに 2 第二十六国立銀行の概要 3 第二十六国立銀行と大蔵省検査の実態 4 大蔵省検査に対するリアクション 5 金融環境と大蔵省検査 6 おわりに |
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第5章 「華族銀行」の大蔵省検査 |
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1 はじめに 2 第十五国立銀行の概要 3 第十五国立銀行と大蔵省検査の実態 4 第十五国立銀行の人件費問題 5 おわりに |
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第Ⅱ部 普通銀行時代のプルーデンス監督 |
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第6章 プルーデンス監督のリバーサルとリスタート |
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1 はじめに 2 普通銀行制度の誕生 3 プルーデンス監督のリバーサル 4 日清戦後と日露戦後の金融恐慌 5 銀行規制の強化・検査再開の曙光 6 第一次世界大戦の勃発と検査再開 7 おわりに |
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第7章 普通銀行に対する銀行規制の出現 |
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1 はじめに 2 銀行規制導入・強化の背景 3 大蔵省を主体とする規制1(ミクロ系) 4 大蔵省を主体とする規制2(マクロ系) 5 大蔵省を主体とする規制3(経営系) 6 日本銀行を主体とする規制 7 1928年頃の銀行規制体系 8 おわりに |
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第8章 戦前期プルーデンス監督の確立 |
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1 はじめに 2 普通銀行のマネジメント悪化 3 改正銀行条例とプルーデンス監督強化 4 アメリカ銀行検査制度からの影響 5 日本におけるプルーデンス監督の確立 6 大蔵省検査の実施数 7 1935年銀行検査の新方針 8 おわりに |
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第9章 確立期におけるプルーデンス監督の実態 |
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1 はじめに 2 大蔵省検査旅費予算と検査日程 3 大蔵省銀行検査官の分析1(定員) 4 大蔵省銀行検査官の分析2(リスト) 5 大蔵省銀行検査官の分析3(実態) 6 大蔵省検査と不良債権問題(整理状況報告書) 7 大蔵省検査と他の銀行規制との関係 8 合併検査としての大蔵省検査 9 大蔵省検査と地元産業との関係 10 おわりに |
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第10章 銀行条例時代における普通銀行検査の実態 |
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1 はじめに 2 大正ブーム期〜1920年代不況期の川越市経済 3 経営理念の変遷 4 第八十五銀行の経営諸比率 5 有価証券投資の特徴 6 貸出の特徴 7 第八十五銀行と大蔵省検査の実態 8 リスクマネジメントの実態 9 おわりに |
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第11章 昭和恐慌期における普通銀行検査の実態 |
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1 はじめに 2 昭和恐慌と秩父地方経済 3 西武銀行の概要 4 経営問題と環境悪化 5 西武銀行と大蔵省検査の実態 6 西武銀行の不良債権処理 7 不良債権処理後の西武銀行 8 おわりに |
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第Ⅲ部 戦時から戦後へ |
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第12章 戦時期における大蔵省検査の変容 |
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1 はじめに 2 プルーデンス監督の日本的特色 3 大蔵省検査のスリム化 4 大蔵省検査と金融統制との関係 5 大蔵省検査の中断 6 おわりに |
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第13章 戦後復興期における大蔵省検査の改革 |
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1 はじめに 2 GHQ/SCAP主導の検査改革 3 大蔵省検査方式の改革 4 改革後の大蔵省検査の実態 5 護送船団行政との関係 6 おわりに |
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終章 プルーデンス監督の形成と経済史的意義 |