タイトルコード |
1000101183789 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
バークリ記号と精神の哲学 |
書名ヨミ |
バークリ キゴウ ト セイシン ノ テツガク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
竹中 真也/著
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著者名ヨミ |
タケナカ シンヤ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
知泉書館
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出版年月 |
2024.8 |
本体価格 |
¥5200 |
ISBN |
978-4-86285-415-5 |
ISBN |
4-86285-415-5 |
数量 |
14,321,5p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
133.3
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個人件名 |
Berkeley George |
注記 |
文献:p311〜321 |
内容紹介 |
経験論の哲学者・ジョージ・バークリ。その独自の「記号理論」を検討し、バークリにおける自然学と形而上学ないし神学を解明。近年の研究動向に棹さしながら、バークリの哲学的全体像を明らかにする。 |
著者紹介 |
石川県かほく市出身。中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学理工学部准教授。博士(哲学)。共著に「近代英国哲学とキリスト教神学」がある。 |
目次タイトル |
序論 |
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各章の概要 従来の研究と本書の位置づけ |
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第Ⅰ部 バークリ哲学の基礎原理「記号理論」について |
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第一章 「抽象一般観念」への批判 |
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はじめに 第一節 第七、八、九節における抽象理論 第二節 第一〇節の検討 第三節 第一三節の検討 第四節 「抽象一般観念批判」の性格とある反論への応答 むすび |
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第二章 記号における「代理する(represent)」について |
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はじめに 第一節 バークリの主張のあらまし 第二節 representは類似の関係を表す 第三節 「代理」が成り立つ条件は「内包」である 第四節 論点先取という懸念 むすび |
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第三章 記号における「示唆する(suggest)」について |
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はじめに 第一節 「示唆する」という言葉が用いられる背景 第二節 「示唆」には「代理」が前提されねばならない 第三節 「任意」は必然に転化する 第四節 「状況(circumstances)」は「示唆」にとって不可欠である 第五節 「示唆」的な知識の射程 むすび |
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第四章 観念の記号的表現性について |
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はじめに 第一節 「感官の観念」における単純観念批判 第二節 「第二のもの」と精神 第三節 「精神の観念」における「の(of)」の解釈 第四節 「想像の観念」の表現性 むすび |
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第五章 言語の「意味(signification)」について |
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はじめに 第一節 「意味の観念説」 第二節 「意味の情緒説」 第三節 「意味の思念説」 第四節 言語論の総括 むすび |
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第Ⅱ部 自然学から精神の形而上学へ |
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第一章 粒子説について |
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はじめに 第一節 バークリの物体観と自然法則 第二節 エーテル説 第三節 エーテル説の内実 むすび |
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第二章 原因について |
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はじめに 第一節 『原理』における自然学 第二節 『運動論』における自然学 第三節 形而上学における原因 第四節 原因の考察と記号との関連 むすび |
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第三章 精神の能動と受動について |
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はじめに 第一節 問題の所在 第二節 受動すなわち「受容」と能動 第三節 意識という観点における精神の能動 第四節 「受動」の意味 第五節 能動(act)と現実化(actualization) むすび |
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第四章 神の精神について |
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はじめに 第一節 問題の所在-歴史的背景から 第二節 デザイン論証 第三節 「自然の創造主の言語」説 第四節 バークリによるアナロギアの特徴 むすび |
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第五章 「思念」と「イデア」 |
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はじめに 第一節 「思念」という言葉の追記 第二節 議論の中心となる第三三五節の文脈 第三節 「混合様相」や「抽象観念」との対比 第四節 イデアは「原理」や「原因」である 第五節 知性の対象としての「照明する光」 むすび |
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第六章 「一」と「三位一体」 |
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はじめに 第一節 精神の「一」性について 第二節 ミクロコスモスとマクロコスモスの照応 第三節 自然学的「一」と形而上学的「一」 第四節 三位一体 むすび |
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第七章 バークリのキリスト教的プラトン主義 |
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はじめに 第一節 バークリはプラトン主義者と言えるのか-既存の研究の動向 第二節 神の似姿-人間の精神と神の精神の類比 第三節 原型と模造の関係について 第四節 世界という書物(liber mundi)について むすび |
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結論 |
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附論一 バークリにおける宗教と言語 |
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はじめに 第一節 自然神学における言語 第二節 啓示神学における言語 第三節 啓示神学の背景にある人間観 むすび |
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附論二 カドワースとバークリにおける「思念」について |
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はじめに 第一節 バークリにおける観念と「思念」 第二節 カドワースにおける原子論と感覚的知覚 第三節 知性的な認識 むすび-哲学史の観点から |