タイトルコード |
1000101203325 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
“技術論”の源流をたずねて |
書名ヨミ |
ギジュツロン ノ ゲンリュウ オ タズネテ |
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1930年代ソ連における“マルクス主義的技術史”の探究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
市川 浩/著
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著者名ヨミ |
イチカワ ヒロシ |
出版地 |
[東広島] |
出版者 |
広島大学出版会
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出版年月 |
2024.11 |
本体価格 |
¥2500 |
ISBN |
978-4-903068-71-8 |
ISBN |
4-903068-71-8 |
数量 |
145p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
502.38
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件名 |
技術-ロシア
共産主義-ロシア
技術哲学
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内容紹介 |
ヴォルコフ、ガルベル、ブハーリン、ダニレフスキーら、「技術とは何か?」の問いへの答えを探究した1930年代ソ連の論者たち。過酷な政治史の裏面に、彼らの正体や背景、そして歴史の闇に消えたオルタナティヴを探る。 |
目次タイトル |
序章 問題の所在と課題 |
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1.戦前わが国におけるマルクス主義技術論 2.“極度の客観主義”への不満 3.「労働手段体系説」の隆盛 4.“源流”をたずねて 5.ソ連史の過酷な激動のなかで 6.本書の課題 |
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第1章 ニコライ・ヴォルコフと高等工業教育における“マルクス主義的技術史”の探究 |
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1.全連邦共産党(ボリシェヴィキ)中央委員会11月総会 2.ニコライ・ヴォルコフとは何者で,何を問題としたのか 3.ヴォルコフ論文以前の技術史教育 4.アナトーリー・ズヴォルィキンによる“整備・統一”と論集『技術史』刊行 5.“プロレタリア専門家”=技術者養成と“マルクス主義的技術史” |
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第2章 ソ連邦科学アカデミー・科学史=技術史研究所(1932〜1938年) |
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1.知られざる研究所 2.設立の経緯と最初期の活動 3.研究活動の展開 4.技術史分野の活動 5.終焉 6.科学史=技術史研究所が残したもの |
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第3章 ハイム・ガルベルの技術論 |
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1.ハイム・ガルベルとはどのような人物であったのだろうか 2.ガルベルによる技術の把握 3.ガルベル技術論への批判-ズヴォルィキン- 4.消し去られたもうひとつの技術論 |
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第4章 “物質文化史”か“技術史”か? |
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1.国立物質文化史アカデミーとニコライ・マル 2.ヴラジスラフ・ラヴドニカスによる“物質文化史”の提唱と受容 3.イヴァン・スミルノフのラヴドニカス批判 4.袋小路に陥る“物質文化史” |
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補論<1>ニコライ・ブハーリンの技術論 |
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1.ブハーリン批判の前提 2.ブハーリンによる技術の定義 3.資本主義における技術進歩をもたらす諸矛盾 4.独占資本主義における技術進歩 5.未成熟に終わったブハーリン技術論 |
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補論<2>ヴィクトル・ダニレフスキー再考 |
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1.“ソ連を代表する技術史家”ダニレフスキー 2.その後のダニレフスキー 3.日本におけるダニレフスキーの語られ方-「軍事技術論争」に寄せて |