タイトルコード |
1000101241951 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
源氏物語女房論 |
書名ヨミ |
ゲンジ モノガタリ ニョウボウロン |
叢書名 |
新典社研究叢書
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叢書番号 |
380 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
佐藤 洋美/著
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著者名ヨミ |
サトウ ヒロミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新典社
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出版年月 |
2025.3 |
本体価格 |
¥9300 |
ISBN |
978-4-7879-4380-4 |
ISBN |
4-7879-4380-4 |
数量 |
286p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
913.36
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件名 |
源氏物語
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個人件名 |
紫式部 |
注記 |
布装 |
内容紹介 |
「源氏物語」の主要人物の周囲に必ず存在する女房。物語を構築するうえで必要不可欠なその存在に着目して読みを深化させるとともに、女房が介在することで展開する物語世界のありようをも明らかにする。 |
著者紹介 |
神奈川県小田原市生まれ。フェリス女学院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。群馬県立女子大学文学部国文学科専任講師。 |
目次タイトル |
序章 『源氏物語』における女房研究の現在と本書の構成 |
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一 『源氏物語』における女房研究の始発 二 歴史学における「女房」研究の進展 三 召人と乳母・乳母子 四 女房研究の高まり 五 本書の目的と構成 |
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Ⅰ 物語をひらく女房 |
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第一章 王命婦論 |
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一 「いとほしが」る王命婦 二 命婦の役割 三 『源氏物語』における命婦 四 王命婦の役割 五 藤壺の内面を照らし出す王命婦 |
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第二章 女三の宮の十二人の女房 |
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一 「斎院に奉りたまふ女房十二人」について 二 女三の宮の女房組織と乳母 三 当該場面における「斎院」 四 「十二人」の女房の役割 五 女三の宮の立場と密通 |
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第三章 「今参り」考 |
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一 匂宮と浮舟との邂逅場面 二 「今参り」の人々 三 「今参り」を好む匂宮 四 「今参り」としての浮舟 |
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Ⅱ 主人をかたどる女房 |
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第四章 大輔命婦の人物設定 |
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一 大輔命婦の登場場面 二 左衛門の乳母の位置 三 兵部大輔の位相 四 『源氏物語』における「兵部」 五 左衛門の乳母と兵部大輔の女としての大輔命婦 六 末摘花物語における大輔命婦 |
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第五章 侍従の誓い |
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一 侍従と末摘花の別れ 二 末摘花の女房と侍従 三 手向けの位相 四 手向けと贈り物 五 「たむけの神」への誓い 六 侍従の誓いのゆくえ |
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第六章 中納言の君の代作 |
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一 近江の君と弘徽殿女御方との歌の贈答 二 『源氏物語』における女房による歌の代作 三 近江の君と「本末あはぬ」歌 四 近江の君と地名 五 中納言の君の代作の意義 |
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Ⅲ 女房がつなぐもの |
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第七章 犬君のゆくえ |
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一 『源氏物語』における犬君 二 『源氏物語』における女童 三 家と女童 四 犬君と按察大納言家 五 「遊びがたき」としての犬君 六 犬君のゆくえ |
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第八章 渡殿の戸口の紫の上 |
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一 光源氏を見送る紫の上 二 「渡殿」の位相 三 渡殿の戸口と女房 四 光源氏を見送る人々と歌の贈答 五 催馬楽「桜人」と渡殿の戸口 六 中将の君の存在と紫の上の立場 |
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第九章 よるべなき中将の君 |
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一 中将の君と光源氏との歌の贈答 二 中将の君と光源氏 三 中将の君と紫の上 四 「よるべの水」の水草と影 五 中将の君と光源氏の紫の上追慕 六 中将の君の追慕のゆくえ |
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Ⅳ 女官が見つめるもの |
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第十章 「春宮の宣旨なる典侍」論 |
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一 御湯殿の儀に参る「春宮の宣旨なる典侍」 二 御湯殿の儀に奉仕する人々 三 「春宮の宣旨」の位相 四 「春宮の宣旨なる典侍」が示すもの |
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第十一章 藤典侍論 |
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一 藤典侍と雲居雁との関係性 二 藤典侍の物語と明石の君の物語 三 典侍の位相 四 「家夫人」と典侍 |