タイトルコード |
1000100081591 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本古代の文字と地方社会 |
書名ヨミ |
ニホン コダイ ノ モジ ト チホウ シャカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
三上 喜孝/著
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著者名ヨミ |
ミカミ ヨシタカ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2013.8 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-642-04607-7 |
ISBN |
4-642-04607-7 |
数量 |
10,335,11p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.3
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件名 |
日本-歴史-古代
木簡・竹簡
漆紙文書
墨書土器
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内容紹介 |
日本の古代社会において文字はどのように受容され、文化を形成するにいたったのか。地方社会では文書行政がいかに行われていたのか。地方で出土した木簡・漆紙文書・墨書土器を手がかりに、文字の受容と展開の様相を描き出す。 |
著者紹介 |
1969年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。山形大学人文学部准教授。博士(文学)。著書に「日本古代の貨幣と社会」など。 |
目次タイトル |
序 研究の視角と本書の構成 |
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Ⅰ 日本古代における文字文化の受容 |
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第一章 日本古代の文字と言語 |
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はじめに 一 「政治的儀礼」と文字 二 統治手段としての文字 三 文字文化の体系化 おわりに |
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第二章 習書木簡からみた文字文化受容の問題 |
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はじめに 一 朝鮮半島出土の論語木簡と古代日本の論語木簡 二 『古事記』の王仁伝承と『論語』『千字文』 三 「難波津の歌」と王仁伝承 四 初期の文字文化と百済 おわりに |
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第三章 論語木簡と古代地方社会 |
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はじめに 一 日本列島への『論語』の伝来 二 論語木簡の検討 三 習書木簡としての論語木簡 四 七世紀後半における『論語』受容の背景 おわりに |
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第四章 日本古代木簡の系譜 |
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はじめに 一 木簡の記載様式をめぐる比較検討 二 七世紀の日本古代木簡と渡来人 おわりに |
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Ⅱ 古代地方社会における文書行政の展開 |
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第一章 文書木簡と文書行政 |
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はじめに 一 官物輸納と文書木簡の作成 二 国符木簡と郡符木簡 おわりに |
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第二章 古代地方社会における公粮支給と帳簿 |
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はじめに 一 「遺米」木簡と五斗俵 二 米の支出の記録 三 支給帳簿の作成 四 帳簿論への展望 おわりに |
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第三章 古代地方社会における出挙運営と帳簿 |
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はじめに 一 個別記録としての出挙木簡 二 集計記録としての出挙木簡 三 在地における出挙業務と帳簿作成 おわりに |
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第四章 出挙の運用 |
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はじめに 一 出挙の初源形態 二 出挙の展開 三 出挙の変質 おわりに |
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付章 古代東アジア出挙制度試論 |
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はじめに 一 扶余・双北里二八〇-五番地出土の穀類貸付記録簡 二 古代日本の出挙木簡との比較 三 穀類出挙に関する文献史料の再検討 おわりに |
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Ⅲ 文書行政と「辺境」 |
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第一章 古代「辺境」の民衆把握 |
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はじめに 一 秋田城跡出土の漆紙文書(1)-死亡帳 二 死亡帳と計帳 三 秋田城跡出土の漆紙文書(2)-戸籍と計帳様文書 四 古代「辺境」と律令制支配 おわりに |
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第二章 古代地方社会における暦 |
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はじめに 一 地方官衙における具注暦の書写 二 古代地方社会における暦の活用 三 暦木簡の源流 おわりに |
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第三章 城栅と文書行政 |
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はじめに 一 城栅内機構の存在形態(1)-秋田城跡 二 城栅内機構の存在形態(2)-払田栅跡 三 陸奥国の「城栅内機構」 おわりに |
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Ⅳ 文字文化の周縁世界 |
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第一章 墨書土器研究の新視点 |
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はじめに 一 古代の農業労働力編成と墨書土器 二 墨書土器の吉祥表現の意味 おわりに |
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第二章 古代地域社会における祭祀・儀礼と人名 |
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はじめに 一 女性名の墨書土器 二 墨書土器にみえる人名の意味 三 名前の呪術性と忌避 おわりに |
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付章 「龍王」銘木簡と古代東アジア世界 |
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はじめに 一 山形県米沢市・馳上遺跡出土木簡 二 山形県山形市・梅野木前1遺跡出土木簡 三 韓国出土の「龍王」銘文字資料 おわりに |