タイトルコード |
1000100478122 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
偉人崇拝の民俗学 |
書名ヨミ |
イジン スウハイ ノ ミンゾクガク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
及川 祥平/著
|
著者名ヨミ |
オイカワ ショウヘイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勉誠出版
|
出版年月 |
2017.2 |
本体価格 |
¥6200 |
ISBN |
978-4-585-23051-9 |
ISBN |
4-585-23051-9 |
数量 |
453,25p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
387
|
件名 |
民間信仰
伝説-日本
|
注記 |
文献:p426〜447 |
内容紹介 |
歴史上の人物は、共同体の記憶の中で伝説化する。人々は彼らに何を託すのか。武田信玄、徳川家康、楠木正成らを祀る神社、史蹟、祭礼から、人神祭祀と偉人崇拝とが分かちがたく関わり合いながら表出する様態を記述する。 |
著者紹介 |
1983年北海道生まれ。成城大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。民俗学専攻。博士(文学)。川村学園女子大学文学部日本文化学科講師。成城大学民俗学研究所研究員。 |
目次タイトル |
序章 研究史の整理と本書の方法 |
|
一節 研究史の整理と問題の所在 二節 アプローチの方法と本論文の構成 |
|
第一部 近代日本の神格化と偉人化をめぐる世相 |
|
第一章 「顕彰神」論 |
|
はじめに 一節 顕彰神をどう捉えるか 二節 太平記享受史からみる楠木正成の表象化 三節 楠木正成の勤皇化と湊川神社の創建 結びにかえて |
|
第二章 偉人化される死者たち |
|
はじめに 一節 死者の顕彰と近代の歴史政策をめぐる研究史 二節 近代の贈位の諸相 三節 贈位決定後の過程と対応の諸相 結びにかえて |
|
第二部 神格化と偉人化の実態 |
|
第一章 郷土の偉人の変容 |
|
はじめに 一節 研究史の整理と対象の概要 二節 武田神社以前の信玄祭祀 三節 武田神社の創建と信玄の顕彰 結びにかえて |
|
第二章 偉人の発見 |
|
はじめに 一節 地域と対象の概要 二節 大岡忠相への贈位 三節 想い描かれる忠相像の性格 四節 臨時贈位大祭をめぐって 五節 贈位祭の盛衰 結びにかえて |
|
第三章 伝説にみる偉人の神秘化と権威 |
|
はじめに 一節 研究史の整理と問題の所在 二節 武田信玄と山梨県の樹木の伝説 三節 神と人の間-静岡県下の家康伝説 結びにかえて |
|
第三部 現代社会における神と偉人 |
|
第一章 神・偉人の観光資源化と祭礼・イベント |
|
はじめに 一節 大岡祭の誕生と展開 二節 武田神社祭礼と信玄公祭り・甲州軍団出陣 三節 形式感覚と再現志向 結びにかえて |
|
第二章 教育資源としての神・偉人 |
|
はじめに 一節 研究史の整理と対象の歴史的概要 二節 大石神社の創建と花岳寺 三節 教育資源としての四十七士 結びにかえて |
|
第三章 歴史上の人物をめぐる想起と語り |
|
はじめに 一節 マスメディアの中の歴史 二節 事績志向と現代の暗喩としての想起 三節 人間性を愛慕する想起 結びにかえて |
|
第四章 子孫であるということ |
|
はじめに 一節 本章の視点と研究史的文脈 二節 武田家旧温会の概要 三節 武田家旧温会会員の意識傾向と入会の経緯 四節 子孫であるということ-立場性がいかにふるまわれるかという視点から 結びにかえて |
|
終章 本書のまとめと今後の課題 |
|
一節 各章の議論の再検討 二節 本書のまとめ 三節 今後の課題-民俗学的歴史認識論に向けて |