タイトルコード |
1000100653200 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
明治期の立憲政治と政党 |
書名ヨミ |
メイジキ ノ リッケン セイジ ト セイトウ |
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自由党系の国家構想と党史編纂 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中元 崇智/著
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著者名ヨミ |
ナカモト タカトシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2018.10 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-642-03878-2 |
ISBN |
4-642-03878-2 |
数量 |
7,293,5p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
315.1
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件名 |
自由党
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内容紹介 |
非議員の板垣退助を党首に据えた自由党系土佐派。彼らはいかに政党を運営して国家構想や経済政策を提起し、またどのような歴史観で党史を編纂して自己を位置づけたのか。模索期の立憲政治を政党の視点から考察する。 |
著者紹介 |
1978年兵庫県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科人文学専攻博士後期課程修了。博士(歴史学)。中京大学文学部歴史文化学科准教授。 |
目次タイトル |
序章 課題と方法 |
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一 本書の分析対象と問題関心 二 研究史の概観と課題 三 本書の構成 |
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第Ⅰ部 自由党系土佐派の国家構想と経済政策 |
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第一章 板垣退助の天皇・華族観と政党指導の展開 |
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はじめに 一 板垣退助の天皇観 二 板垣退助辞爵事件と板垣の華族観 三 板垣退助の貴族院勅選議員辞退とその背景 四 板垣退助の自由党改革と政党指導 おわりに |
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第二章 栗原亮一と旧自由党系のアジア貿易計画 |
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はじめに 一 「亜細亜貿易趣意書」とその特徴 二 旧自由党系のアジア貿易計画 三 アジア貿易計画の挫折 おわりに |
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第三章 栗原亮一と自由党土佐派の「通商国家構想」 |
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はじめに 一 栗原亮一の「国是論」 二 初期議会期の「通商国家構想」と立法化 三 日清戦争後の「通商国家構想」とその実現 おわりに |
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第四章 隈板内閣前後における経済政策の展開 |
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はじめに 一 第一次日清戦後恐慌と自由党の外資輸入論 二 隈板内閣の成立と外資輸入問題をめぐる政策対立 三 隈板内閣における鉄道国有化問題と興業銀行設立計画 四 憲政党、金子堅太郎らによる興業銀行設立運動とその帰結 おわりに |
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第Ⅱ部 『自由党史』の成立過程と歴史観 |
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第一章 板垣退助の政界引退と『自由党史』 |
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はじめに 一 板垣退助の政界引退と党則改正問題 二 自由党再興計画の挫折 三 明治三〇年代における自由党系の党史編纂計画と『自由党史』 おわりに |
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第二章 日露戦後における激化事件顕彰運動と『自由党史』 |
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はじめに 一 加波山事件における内藤魯一と小久保喜七の動向 二 日露戦後における激化事件顕彰運動の展開と『自由党史』 三 内藤魯一と「憲政創設功労者行賞に関する建議案」の提出 四 「憲政創設功労者行賞に関する建議案」の政治的背景と国民議会 五 小久保喜七と「加波山事件殉難志士表彰に関する建議案」の提出 おわりに |
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第三章 『自由党史』の編纂方針と記述の変容 |
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はじめに 一 「自由党史緒論」と『自由党史』の相違点 二 「三大事件史」と『自由党史』の相違点 三 「板垣伯辞爵事件史」と「自由党史」の相違点 四 「板垣伯辞爵事件史」掲載の政治的意図と『自由党史』による修正 おわりに |
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第四章 土佐派の「明治維新観」形成と『自由党史』 |
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はじめに 一 『自由党史』における西郷隆盛像 二 土佐派の史料収集と西郷隆盛像の形成 三 『自由党史』における江藤新平像 四 板垣退助の九州遊説と江藤新平像の形成 おわりに |
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付論 光永眠雷「西郷隆盛肖像」の成立 |
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はじめに 一 西郷隆盛銅像の上野移設と政治的背景 二 西郷隆盛銅像の制作とキヨソネの「西郷隆盛肖像」 三 光永眠雷「西郷隆盛肖像」の成立と政治的背景 おわりに |
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第五章 板垣退助岐阜遭難事件の伝説化 |
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はじめに 一 板垣遭難事件と『東京日日新聞』の「名実ノ弁」誤報問題 二 濃飛自由党と板垣遭難事件の伝説化 三 『自由党史』による板垣遭難事件の改変と政治的背景 おわりに |
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終章 総括と展望 |
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一 本書の総括 二 本書の意義 三 今後の課題と展望 |