タイトルコード |
1000100756437 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
現代アラビア語の発展とアラブ文化の新時代 |
書名ヨミ |
ゲンダイ アラビアゴ ノ ハッテン ト アラブ ブンカ ノ シンジダイ |
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湾岸諸国・エジプトからモーリタニアまで |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
竹田 敏之/著
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著者名ヨミ |
タケダ トシユキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ナカニシヤ出版
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出版年月 |
2019.9 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-7795-1408-1 |
ISBN |
4-7795-1408-1 |
数量 |
5,366p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
829.76
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件名 |
アラビア語
言語社会学
アラブ諸国-歴史
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注記 |
文献:p299〜324 <年表>アラビア語・アラブ世界の史的展開と現代化:p325〜349 |
内容紹介 |
聖典クルアーンを綴る「神(アッラー)の選びし言語」の“今”とは。社会言語の解析という新たな方法論を取り入れることで、現代アラビア語の生成とアラブ世界の形成を言語と社会の動態的関係の中に位置付ける。 |
著者紹介 |
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。同大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任准教授。著書に「アラビア語表現とことんトレーニング」など。 |
目次タイトル |
序論 現代アラビア語とアラブ世界の根底的理解を目指して |
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1 はじめに 2 本書の主題と目的 3 本研究の意義と課題 4 対象とする地域と時代 5 アラビア語をめぐる用語と概念について 6 方法論 7 本書の構成 |
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第1章 アラブ世界形成論と現代アラビア語研究史 |
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1 アラブ世界形成論 2 現代アラビア語研究史の問題 3 仮説としての社会背景と時代区分 |
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第2章 オスマン帝国の崩壊とアラブ諸国の独立 |
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1 イスラーム帝国と普遍語としてのアラビア語 2 オスマン帝国における多言語社会と言語状況 3 アラブ民族主義と民族語の形成 4 世界帝国の崩壊から国民国家体制とアラブ連盟の設立へ 5 小括 |
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第3章 アラビア語文法学の現代化とイウラーブ論争 |
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1 古典文法におけるイウラーブ論 2 大衆教育の普及と簡略文法の必要性 3 「民族語」と「国語」の間でゆれる現代文法論 4 小括 |
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第4章 現代エジプトにおける文法改革と「国語化」の試行 |
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1 はじめに 2 イブラーヒーム・ムスタファーによる古典文法批判と文法改革論 3 文法改革の歴史的背景と社会的必要性 4 文部省改革試案と「国語化」の限界 5 小括 |
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第5章 アラビア語アカデミーと現代における正書法改革 |
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1 はじめに 2 アラビア語の文字体系 3 アラブ世界における活字文化の誕生と現代正書法への影響 4 現代アラブ世界におけるハムザ表記の二つの潮流 5 小括 |
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第6章 アラブ的近代知の形成と学術用語の整備 |
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1 はじめに 2 アラビア語における「正則」認識と古典期のタアリーブ(アラビア語化) 3 アラブ文芸復興期における外来語受容と学術用語の創出 4 アラビア語アカデミーの活動と社会言語の動態 5 現代におけるナハト造語法の隆盛 6 小括 |
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第7章 現代モーリタニアにおけるアラブ・イスラーム文化の諸相 |
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1 はじめに 2 「百万人の詩人の国」モーリタニアにおける遊牧性と言語観 3 ハッサーニーヤ方言の特徴と現代的変容 4 モーリタニアにおけるアラビア語学の伝統 5 現代アラブ世界とシンキーティー知識人の活躍 6 小括 |
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第8章 湾岸アラビア語の趨勢とプリントメディアの発展 |
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1 はじめに 2 湾岸アラブ諸国の勃興と「ハリージー」意識の確立 3 湾岸方言の規範性とアラビア語研究の「今」 4 アラビア半島の文化と方言詩の興隆 5 湾岸諸国におけるプリントメディアの発展 6 コンセンサス形成と「湾岸」求心力の展開 7 小括 |
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第9章 インターネット時代と変容するアラビア語 |
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1 はじめに 2 現代アラビア語の多様化 3 メディアアラビア語と新語の生成 4 ネット口語/若者言葉とアラビア語の未来 5 小括 |
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結論 |