タイトルコード |
1000101143990 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
第二次世界大戦期東中欧の強制移動のメカニズム |
書名ヨミ |
ダイニジ セカイ タイセンキ トウチュウオウ ノ キョウセイ イドウ ノ メカニズム |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山本 明代/著
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著者名ヨミ |
ヤマモト アキヨ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
刀水書房
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出版年月 |
2024.2 |
本体価格 |
¥5300 |
ISBN |
978-4-88708-486-5 |
ISBN |
4-88708-486-5 |
数量 |
11,440p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
230.7
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件名 |
ヨーロッパ(東部)-歴史
世界大戦(第二次)
移民・植民-歴史
難民
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注記 |
文献:p409〜429 |
内容紹介 |
ユダヤ人の強制移送、ソ連への強制連行、スロヴァキア南部のハンガリー系住民のチェコへの強制連行…。戦争と強制移動の問題に対して、各国の政策を越えて通底するメカニズムを究明し、被追放民による「生存の試み」を描く。 |
著者紹介 |
名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。博士(学術)。著書に「大西洋を越えるハンガリー王国の移民」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 強制移動の時代 2 問題の所在 3 強制移動の現象を捉える用語の問題 4 第二次世界大戦期の東中欧と住民移送 5 研究史 6 本書の構成 |
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第一部 強制連行 |
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第一章 ユダヤ人の強制移送 |
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1 ハンガリーへのユダヤ人の移住と社会への同化 2 ユダヤ人への制度的差別 3 ユダヤ人国外移送の構想 4 ドイツによる占領と絶滅収容所への移送 5 ユダヤ評議会とシオニスト集団による逃亡の試み 6 国内外の支援活動 |
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第二章 ソ連への強制連行と強制労働 |
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1 第二世界大戦とソ連への強制連行 2 ソ連のグラーグ・システム 3 ソ連軍の占領と強制労働 4 占領地域市民の強制労働 5 移送 6 収容所での生活と労働 7 生存者の帰還 |
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第三章 チェコへの強制連行と強制労働 |
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1 チェコスロヴァキアのハンガリー系住民 2 チェコへのハンガリー系住民移送の構想 3 労働奉仕の移送の実施 4 チェコに追放されたハンガリー人の人数と計画の地域分布 5 ハンガリー外務省による住民移送に関する調査 6 被追放民の帰還 |
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第二部 占領と追放 |
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第四章 セーケイ人の入植と難民化 |
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1 セーケイ人の起源と移動 2 セーケイ人の移動とブコヴィナのセーケイ人 3 セーケイ人のハンガリーへの移住計画 4 セーケイ人のバチュカへの移住 5 バチュカからの撤退と難民化・ハンガリーへの移住 |
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第五章 ドイツ系住民の強制移動 |
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1 第二次世界大戦のドイツ系住民 2 ドイツ系住民の強制移動の原因 3 ハンガリーにおけるドイツ系住民の強制移動 4 ドナウ川以西・南部地方とドイツ系住民 |
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第三部 住民交換 |
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第六章 チェコスロヴァキアとハンガリー間の住民交換 |
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1 東中欧とバルカン地域の住民交換 2 住民交換協定とその実施 3 移住者と地域社会 |
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第七章 ルーマニアとハンガリー間の住民交換構想 |
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1 第二次世界大戦終結までのルーマニア領の変遷 2 ルーマニアの民族政策 3 ルーマニアの人口政策とサビン・マヌイラ 4 第二次ウィーン裁定とハンガリーとルーマニア間の住民交換計画 5 ルーマニア和平準備委員会の住民交換計画(一九四五年から四七年) |
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第四部 強制移動の歴史認識と歴史叙述 |
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第八章 強制移動の記憶と歴史認識 |
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1 強制移動の歴史認識形成の試み 2 追放の記念碑 3 第二次世界大戦期ソ連への強制連行研究の政治化 4 強制移動の歴史叙述のモデル化の可能性 |
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第九章 強制移動の歴史叙述の変容 |
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1 第二次世界大戦の強制移動の歴史叙述の課題 2 体制転換前の研究 3 体制転換期の強制移動研究 4 一九九〇年代前半の強制移動研究 5 一九九六年の五〇周年記念に関わる刊行物 6 二〇〇〇年代以降の強制移動研究 |
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終章 |
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1 東中欧諸国の強制移動の諸現象 2 第二次世界大戦期東中欧諸国での強制移動のメカニズム |