タイトルコード |
1000101190969 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
言語政策研究への案内 |
書名ヨミ |
ゲンゴ セイサク ケンキュウ エノ アンナイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
村岡 英裕/編
上村 圭介/編
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著者名ヨミ |
ムラオカ ヒデヒロ カミムラ ケイスケ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
くろしお出版
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出版年月 |
2024.10 |
本体価格 |
¥2700 |
ISBN |
978-4-87424-979-6 |
ISBN |
4-87424-979-6 |
数量 |
12,271p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
802
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件名 |
言語政策
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注記 |
文献:p249〜262 |
内容紹介 |
グローバルな人の移動の増加、多言語化、多様化が意識にのぼりつつある中、社会にとって重要な役割を果たしている言語政策。言語政策学会の全面協力のもと、言語政策および、その研究の分野を示し、全体像を明らかにする。 |
著者紹介 |
千葉大学大学院国際学術研究院名誉教授。 |
目次タイトル |
序論 言語政策とは何か |
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1.はじめに 2.言語政策の定義 3.政策対象としての言語 4.言語政策研究の発展 5.言語政策の再定義の試み 6.言語政策の課題の変遷 7.まとめ |
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第1部 言語政策の基礎 |
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第1章 「言語政策概念」の多様さ |
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1.はじめに 2.マクロ・アプローチの時代-1950年代〜 3.ミクロ・アプローチの登場と現在-1990年代〜 4.おわりに-「言語政策概念」の今後 |
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第2章 言語の地位 |
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1.はじめに 2.国家語とその役割の変化 3.地域公用語と言語の地位 4.日本国内における地域語の位置付け-石垣市を事例として 5.観光文脈での言語の地位 6.まとめ |
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column 沖縄県における地域言語の衰退と再生 |
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第3章 言語の近代化と標準化をめぐる言語政策 |
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1.はじめに 2.言語計画と実体計画 3.成文化、標準化、近代化、言語改良など 4.日本における実体計画 5.まとめ |
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第4章 異言語間コミュニケーション-グローバル化時代に求められる言語政策の特徴 |
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1.はじめに 2.いわゆる「相互理解度」 3.国勢調査の盲点 4.言語問題の時代性 5.グローバル化時代に求められる言語政策の2つの事例 6.まとめ |
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第2部 言語問題のプロセス |
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第1章 出発点としての言語問題 |
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1.はじめに 2.言語問題をめぐる議論 3.言語問題の範囲と出発点 4.言語問題処理の2つのレベル 5.言語問題における当事者 6.当事者の問題から政策課題へ-言語教育を例に 7.おわりに-言語教育施策から社会参加のための支援施策へ |
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column 外国人住民の生活に現れた言語問題と、多文化共生施策 |
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第2章 政策課題から政策決定へ |
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1.はじめに 2.政策問題における複雑性 3.政策に求められる知識 4.政策過程の諸段階 5.政策決定の分析 6.まとめ |
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第3章 政策の設計と実施 |
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1.はじめに 2.政策の階層性 3.政策実施のための手段 4.資源交換としての政策 5.言語政策の横の広がり 6.まとめ |
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第4章 言語政策の評価 |
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1.はじめに 2.言語政策と評価 3.企業の言語政策 4.独立行政法人の言語政策 5.まとめ |
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第3部 言語政策研究の方法 |
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第1章 学際研究としての言語政策研究と研究上の課題 |
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1.学際研究としての言語政策研究とは 2.研究上の諸課題 |
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第2章 質的研究法としての事例研究 |
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1.はじめに 2.事例研究とは 3.事例研究の実際 4.まとめ |
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第3章 地域研究 |
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1.はじめに 2.研究対象 3.研究内容 4.研究方法 5.研究事例紹介-タンザニアの言語政策研究 6.まとめ |
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第4章 比較研究 |
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1.はじめに 2.比較研究の事例 3.比較研究の展望-席次計画分析における比較研究の可能性 4.まとめ |
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第5章 量的研究 |
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1.はじめに 2.大量観察ではじめてわかること 3.一般化=母集団推測 4.因果推論 5.量的研究が扱う言語政策的トピック 6.研究手法 7.まとめ |
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第4部 言語政策研究の最前線 |
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第1章 言語と国際標準 |
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1.はじめに 2.国際標準化 3.言語の標準化 4.おわりに |
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第2章 外国語教育 |
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1.はじめに 2.近代教育における外国語教育政策の形成 3.戦後教育における外国語教育政策形成におけるアクター 4.外国語教育政策に関するこれまでの研究 5.おわりに |
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column 高校の英語教科書と国際英語 |
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第3章 社会統合のための多言語主義・複言語主義 |
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1.はじめに 2.多言語主義 3.複言語主義 4.社会統合のための多言語主義と複言語主義 5.まとめ |
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第4章 言語権と少数言語コミュニティ |
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1.はじめに 2.日本国内における人権アレルギーの問題 3.国際人権法における言語権概念 4.言語権の日本国内法へのローカライズの問題 5.日本の少数言語の状況 6.まとめ |
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第5章 言語サービス |
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1.はじめに 2.外国人住民調査の結果 3.情報発信における言語選択 4.言語サービスと課題 5.まとめ |
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第6章 外国人移住者と日本語教育 |
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1.はじめに 2.外国人材受入れ施策の展開とその背景 3.外国人移住者を取り巻く日本語教育施策の動向 4.移住者の第二言語教育の在り方 5.外国人移住者受入れのための言語教育政策としての日本語教育の在り方 6.まとめ |
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column 地域日本語教育の制度設計 |
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第7章 継承語教育 |
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1.はじめに 2.母語教育、継承語教育その用語と歴史的展開 3.継承語教育の意義と重要性 4.今後の課題 5.まとめ |
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column 言語内部の多様性から考える継承語教育 |
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第8章 異文化接触 |
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1.はじめに 2.観光接触場面とやさしい日本語 3.やさしい日本語の習得計画 4.まとめ |
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column 外国人移住者の言語リソースとしての日本語の管理 |
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第9章 コミュニティ・レベルの言語政策 |
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1.はじめに 2.コミュニティ・レベルの言語政策と少数派のエンパワーメント 3.飲食店の言語政策的な営み 4.国際的なフェスティバルの言語政策的な営み 5.コミュニティ・レベルの言語政策研究の意義と方法 6.まとめ |
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column 談話研究からコミュニティの言語政策や人材育成へ |
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第10章 差別と言語 |
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1.はじめに 2.問題の所在 3.メディアを通して配信された差別問題 4.差別に関する法整備状況 5.性差別や排除をなくすための言語教育の課題 6.まとめと今後の課題 |
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column 「敵意の言説」を分析し、対抗言説の可能性を探る |