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企画展示「I LOVE ちば、ALIVE ちば」展示ガイド(6)北総エリア

北総エリアマップ

 北総エリアは、千葉県北部にある利根川とその支流、印旛沼など水に恵まれたエリアです。河川に沿った平野部とそこから繋がる北総台地からなります。特に、水辺の風景は北総エリアの特徴的な景観で、水郷筑波国定公園、県立印旛手賀自然公園、県立大利根自然公園などいくつもの公園があります。
 利根川が海につながる最下流の街 銚子は、太平洋から揚がる魚介を江戸に運ぶ港町でした。現在も国内有数の漁獲高を誇っています。おいしい魚介、太平洋の眺望、海水浴やヨットやイルカ・クジラウォッチングなど海辺の街ならではの楽しみが満載です。特産の醤油を利用した「ぬれ煎餅」は全国に誇る名産品です。
 銚子から利根川を遡ると、水の街 香取市があります。利根川沿いは、古くから水路を使った交通が盛んで、銚子から江戸への水運で潤った地域です。香取市佐原の市街地を流れる小野川沿岸には、江戸時代の商家や町屋が立ち並び、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。小野川を船で下りながら小江戸佐原を楽しむことができます。また、水郷佐原水生植物園など、水辺の植物を堪能できるスポットもたくさんあります。
 その南側にある北総台地は、富里のスイカ、八街の落花生、白井の梨など千葉を代表する農産物の産地です。佐倉藩の城下町である佐倉市や日本の玄関である成田空港を抱える成田市もあり、果物狩りなどの農業観光から、巨大ショッピングモールや都市の夜景など都市観光まで幅広いレジャーが楽しめます。

地震の影響

 東日本大震災では、河川沿いの北部地域で広範囲に亘って液状化現象が起きました。最も液状化被害の大きかった香取市では全半壊合わせて約1,800棟が倒壊しました。また、北総エリアでは液状化等の影響による断水が80,000戸を越え、復旧の妨げとなりました。
 主な産業である農業・水産業は、原子力発電所の問題による風評被害もあり、農作物・魚介類などの価格が下落、経済にもダメージを与えています。主力産業の1つである観光業も自粛ムードに押され低調となりました。成田空港では旅客の離日ラッシュが続く他、日本製品の輸入を停止する国が現れるなど、日本経済への波紋も広がりました。


紹介スポット

北総エリア1北総エリア2

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