タイトルコード |
1000101046363 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
律令制諸国支配の成立と展開 |
書名ヨミ |
リツリョウセイ ショコク シハイ ノ セイリツ ト テンカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鐘江 宏之/著
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著者名ヨミ |
カネガエ ヒロユキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2023.2 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-642-04672-5 |
ISBN |
4-642-04672-5 |
数量 |
8,352,20p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.3
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件名 |
日本-歴史-古代
律令
国司
国府
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内容紹介 |
天武天皇期の国境画定事業や七道制による諸国の編成、国府の設置などに着目し、中央集権的地方支配の成立過程を解明。受領の単独支配が浸透する平安期までを見通し、「国」を単位とした地方支配の理念と実態を追究する。 |
著者紹介 |
福岡県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。学習院大学教授。著書に「地下から出土した文字」「律令国家と万葉びと」「大伴家持」など。 |
目次タイトル |
序章 研究の現状と問題の所在 |
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はじめに 第一節 律令制諸国成立期についての問題 第二節 律令制諸国支配の構造の問題 第三節 律令制諸国支配展開期の問題 |
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第一部 国司制・国制の成立 |
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第一章 国司制の成立 |
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第一節 国司制・国宰制の形成過程 第二節 国司制・国宰制における官司と官職 第三節 大宰と総領について おわりに |
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第二章 令制国の成立 |
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第一節 天武天皇期の国境画定について 第二節 地方行政組織としての国表記 第三節 律令制度と「国」 第四節 国造から令制国へ |
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第二部 国府の成立と展開 |
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第一章 行政体としての国府 |
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第一節 「国庁」「国府」「国衙」の語について 第二節 国府の組織と施設 第三節 一国の中心としての国府 |
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第二章 八・九世紀の国府構成員 |
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はじめに 第一節 中央派遣官 第二節 国内出身者 第三節 国府における散事(散仕) 第四節 文書行政にみる関係のあり方 |
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第三部 中央集権体制と道制 |
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第一章 計会帳に見える八世紀の文書伝達 |
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はじめに 第一節 国司の逓送について 第二節 国司部内の文書伝達について おわりに |
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第二章 七道制と日本の律令制国家運営 |
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第一節 日本における七道制の特質 第二節 国内支配における七道制の影響 |
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第三章 山国の交通と東山道 |
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第一節 山国の交通と七道制 第二節 東山道の特質をめぐって |
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第四章 律令制形成期の往来と道制 |
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はじめに 第一節 律令制地方機構の形成と往来 第二節 律令制地方支配と交通路 第三節 交通路に対する認識の課題 おわりに |
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第四部 国制の変容と単位としての国の固定化 |
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第一章 国の設置・併合と格付けの変化 |
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第一節 八・九世紀における国の分置・併合の状況 第二節 国の等級と官員数の変更に関して |
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第二章 行政体呼称としての「国」 |
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第一節 文書の差し出しと宛所の変化 第二節 「国司」から「国」への変化の意味 |
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第三章 一国を単位とした行政の展開 |
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はじめに 第一節 国例の成立と行政体としての「国」 第二節 国司「官長」の権限強化と受領化 第三節 雑任の変容と「雑色人」呼称の定着 第四節 国庁・郡庁の廃絶 おわりに |
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第四章 平安中後期の「国」と「館」 |
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はじめに 第一節 「国」に集う人々 第二節 「館」に集う人々 第三節 「国」と「館」の関係 第四節 地方社会における「館」 おわりに |
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終章 日本における律令制地方支配と「国」 |
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第一節 地域単位としての「国」 第二節 王権による地方支配と「国」 第三節 「国」支配の理念と実態 第四節 国府機構・国衙機構形成の意義 |