タイトルコード |
1000100120583 |
書誌種別 |
図書(児童) |
書名 |
お菓子でたどるフランス史 |
書名ヨミ |
オカシ デ タドル フランスシ |
叢書名 |
岩波ジュニア新書
|
叢書番号 |
757 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
池上 俊一/著
|
著者名ヨミ |
イケガミ シュンイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩波書店
|
出版年月 |
2013.11 |
本体価格 |
¥880 |
ISBN |
978-4-00-500757-8 |
ISBN |
4-00-500757-8 |
数量 |
7,224,4p |
大きさ |
18cm |
分類記号 |
383.835
|
件名 |
菓子
フランス-歴史
|
学習件名 |
フランス ヨーロッパの歴史 菓子 キリスト教 絶対王政 パティシエ |
注記 |
フランス史年表:巻末p1〜4 |
内容紹介 |
文化立国フランスを彩る数々の宝刀の中でも、ひときわ輝きを放ち、世界の人々を甘く魅了してきた「お菓子」。フランスの歴史を、それぞれの時代のフランス人の魂が映し出されている「お菓子」でたどる。 |
著者紹介 |
1956年愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は西洋中世・ルネサンス史。著書に「ロマネスク世界論」「儀礼と象徴の中世」「パスタでたどるイタリア史」など。 |
目次タイトル |
序章 お菓子とフランスの深い関係 |
|
フランス菓子が世界一?/お菓子という「余分なもの」/誰にでも手に入る「宝石」/お菓子という武器/ケルト人と古代のお菓子/中世初期のフランク人/フランスを統合する「精髄」/受け容れ、同化させる国/文化立国を支える力 |
|
第1章 キリスト教信仰と中世の素朴なお菓子 |
|
お菓子の衰退と復活/キリスト教とお菓子/修道院の役割/神と人をつなぐお菓子/エウロギアとウーブリの広まり/呼び売りの活躍/カペー朝のはじまり/封建制と三身分/王のもつ権威/十字軍とお菓子の材料/貴族たちの愛した砂糖漬け/パン・デピス/焼き菓子のいろいろ/農業の発達と都市の成長/王権の強化とパリの発展/百年戦争の危機/ジャンヌ・ダルクの生い立ち/田舎娘のお菓子/三つのお祭りとお菓子/クリスマスのお菓子 |
|
第2章 略取の名手フランス |
|
フランスが外に開いた時代/サトウキビと十字軍/大航海時代の砂糖栽培/百年戦争後のフランス/戦争がもたらしたイタリア文化/ヴァロワ朝の婚姻関係/カトリーヌ・ド・メディシスとイタリアのお菓子/アイスクリームの到来/秘密のチョコレート/チョコレート菓子の広まり/宗教戦争の時代/カトリックと美食 |
|
第3章 絶対王政の華麗なるデザート |
|
絶対王政と司法/パリの発展とヴェルサイユ/フランス人はグルメじゃない?/国家戦略としてのフランス料理/ルイ一四世の絶対王権/外交と財政/砂糖帝国の成立/砂糖をめぐる争い/コーヒーと砂糖の出会い/砂糖消費の増大/砂糖のその後/クリームいろいろ/弱き女性とお菓子/サブレ夫人/チョコレートと女性/繊細な時代の美しい食べ物/寵姫モンテスパン夫人の努力/ポンパドゥール夫人と王妃マリーの食べ物抗争/ポンパドゥール夫人の魅力/マリー・アントワネットが愛した菓子クグロフ/光の世紀 |
|
第4章 革命が生んだ綺羅星のごとき菓子職人 |
|
王権のかげり/ブルジョワと民衆の不満/バスティーユ事件から立憲君主制へ/共和政の開始とロベスピエールの独裁/フランス革命の意義/レストランの発展/有名パティシエと菓子店の登場/ナポレオンの業績/栄光を描いた菓子職人ルボー/アントナン・カレームのピエス・モンテ/お菓子と建築の関係/タレーランとの出会い/歴史を動かすデザート/カレームのその後/ボヴァリー夫人のウェディングケーキ/シャルロットとブラン・マンジェ/フランス菓子いろいろ |
|
第5章 ブルジョワの快楽 |
|
復古王政/七月王政/ナポレオン三世の政治/産業革命と階級社会/ブルジョワたちの食生活/プチフールの楽しみ/サロンの繁栄/パリの輝きと中央市場/フラヌール(散策者)の出現/知識人たちのパリ散歩/美食家グリモのグルメガイド/ブリヤ=サヴァランとデュマ/カフェ・ド・フォワとル・プロコープ/カフェという楽園/パサージュと菓子店/乗合馬車の登場と鉄道の敷設/パリに集まる名産品/プルーストとマドレーヌ売り |
|
第6章 フランスの現代とお菓子 |
|
第三共和政とフェリーの改革/二つの大戦/戦時中の菓子とウェディングケーキ/戦後のフランス/技術革新とお菓子/ムースの舌ざわり/フランス人パティシエの時代-エスコフィエとルノートル/フランスの未来とお菓子 |
|
あとがき |
|
フランス史年表 |