タイトルコード |
1000100268460 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本近代文学におけるフロイト精神分析の受容 |
書名ヨミ |
ニホン キンダイ ブンガク ニ オケル フロイト セイシン ブンセキ ノ ジュヨウ |
叢書名 |
和泉選書
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叢書番号 |
177 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
新田 篤/著
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著者名ヨミ |
ニッタ アツシ |
出版地 |
大阪 |
出版者 |
和泉書院
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出版年月 |
2015.3 |
本体価格 |
¥2200 |
ISBN |
978-4-7576-0738-5 |
ISBN |
4-7576-0738-5 |
数量 |
13,254p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
910.26
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件名 |
日本文学-歴史-近代
精神分析
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個人件名 |
Freud Sigmund |
注記 |
文献:p221〜240 |
内容紹介 |
フロイトの精神分析が、日本近代文学に与えた人間観や文学の方法論の変遷を、森鷗外、中上健次などの諸作品から読み取り、フロイトの思想が果たした役割を解明する。 |
著者紹介 |
愛知県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。 |
目次タイトル |
序章 フロイトと近代日本 |
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一、精神医学と精神分析 二、明治期の精神分析研究と文学 三、大正期の精神分析研究 四、大正期の文学における精神分析 五、昭和初期の精神分析研究 六、昭和初期の文学における精神分析 七、戦時中の大槻憲二 八、戦後の精神分析と文学 九、まとめ |
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第一章 森鷗外によるフロイトの神経症論への言及 |
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一、鷗外のフロイトへの言及の年月 二、鷗外によるフロイトへの言及の背景 三、「性欲雑説(男子の性欲抑制)」のフロイトへの言及 四、「避妊」のフロイトへの言及 五、鷗外文庫所蔵のフロイト著作 六、鷗外とフロイトの「不安神経症」論文 七、まとめ |
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第二章 中村古峡「殻」における統合失調症の描写とエピ-パトグラフィー |
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Ⅰ 中村古峡と「殻」 一、中村古峡の経歴 二、自然主義文学としての「殻」 三、「殻」について Ⅱ 考察 一、為雄の統合失調症 二、為雄の症状における「父」 三、古峡とエピ-パトグラフイー 四、まとめ |
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第三章 内田百間の精神分析的考察 |
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Ⅰ 内田百間の経歴 一、百間と父久吉 二、漱石との交流 三、漱石門下 四、漱石死後の「冥途」 五、「死の不安」 六、父久吉の十三回忌 七、借金癖 八、『冥途』の完成 九、『冥途』以後 Ⅱ 考察 一、「死の不安」 二、「空想世界」 三、ドッペルゲンガー 四、「創造の病」 五、まとめ |
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第四章 佐藤春夫「更生記」における精神分析と精神医学 |
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一、「更生記」について 二、「更生記」におけるフロイトのヒステリー論への言及 三、「更生記」におけるクレペリン『精神医学』 四、クレペリン『精神医学』の典拠 五、「更生記」における遺伝因論と性病因論 六、まとめ |
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第五章 中上健次におけるフロイトとベイトソン |
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一、中上健次の物語論とフロイト 二、「母と子の身体の遊戯」とエディプスコンプレクス 三、ベイトソンと中村雄二郎『魔女ランダ考』 四、『地の果て至上の時』「火まつり」における魔女ランダ 五、「イクオ外伝」におけるダブルバインドと魔女ランダ 六、まとめ |
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終章 精神分析受容と文学の方法論 |
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一、明治期の精神分析受容 二、大正期の精神分析受容 三、昭和期の精神分析受容 四、まとめ |